FOMCと対米証券投資(20/09/17)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが上昇しての推移です。

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FOMCと対米証券投資(20/09/17)

FOMCと対米証券投資

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:10986.5ドル(+1.14%)
イーサリアム:365.30ドル(-0.12%)
リップル:0.24451ドル(+0.25%)
ビットコインキャッシュ:230.74ドル(-2.32%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが上昇しての推移です。その一方でビットコインキャッシュなどは軟調地合いとなるなど、仮想通貨(暗号資産)市場全体で見るとやや方向感の見えにくい展開となっています。FOMCに注目が集まる状況でしたが、米株式市場はFOMCを受けて一時ダウが上値を拡大しましたが、引けにかけてハイテク株などを中心に売り圧力が強まり、上値を消す動きとなっています。ダウはプラス圏で引けたもののNASDAQは下げ幅を拡大する動きとなりました。

さて、注目されたFOMCですが、少なくとも3年間は政策金利をゼロ付近で維持すると示唆されており、ハト派的なものとなっています。昨日に関しては材料出尽くし感などから債券利回りが堅調な推移となり、ドルの下値も支えられる局面となりましたが、緩和的な金融政策が長期間維持されることで、米国債利回りの上値は抑えられるでしょうし、ドルも軟調地合いを継続する可能性が高まるでしょう。そうなれば仮想通貨(暗号資産)市場全体に買い意欲が強まる展開が意識されることになるでしょう。

その一方で昨日発表された対米証券投資で中国の米国債保有残高が4月以来の低水準に落ち込んだことが示されています。米中対立が意識される中での動きであり、先行きに対する不透明感が高まります。米中対立に関してはWTOが米国の対中関税を不当と判断し、それに対してトランプ大統領が米国がWTOに残留することに本質的な疑問があるとのコメントを発表するなど、対立がさらに強まる可能性も十分にあるでしょう。そうなった場合、世界経済に与える影響は大きく、仮想通貨(暗号資産)市場全体にとってもリスクとなりそうです。

米中対立の先鋭化などの本格的なリスク回避的な動きが強まる局面においては市場全体に現金化の流れが強まり、ドルに対する買い意欲が強まることでビットコインなども下落するでしょう。恐らく、現状の究極の安全資産はドルであり、金でもビットコインでもないと個人的には考えています。米国がいかに低金利政策を推進しようとも、本格的なリスク回避的な動きが巻き起こればドル買いは強まるとみています。つまり、現状のような先行きに対するなんとない警戒感では現金化の流れはそこまで強まらず、ハト派的な金融政策に伴うドル売り圧力のほうが優勢となりやすいと考えています。となれば、大きなショックが起こらない限りはドルの上値は抑えられやすく、ビットコインの下値は支えられやすくなる局面が継続するのではないかとみています。

【ビットコイン節目】

ビットコインはバンドの中心線を抜けて上昇する動きとなっており、このままバンドの2σである11960ドル前後の水準を目指す展開となる可能性が高まっています。問題は11000ドルを抜けることができるかといったところであり、仮に抑えられたらバンドの中心線である10770ドル前後の水準が意識されることになりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σから上昇して目先は中心線を抜ける動きとなっています。バンドの-2σが下落基調からじり高へと変化しており、バンドの+2σも下落基調が緩やかになってきています。このままバンドの±2σが横ばいとなる可能性は十分にありそうで、レンジ圏での動きが意識されることになりそうです。方向感の見えにくい状況であり、バンドの中心線を挟んでの動きが展開される可能性が高まってきています。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dがゴールデンクロスから上昇する動きです。上昇の勢いが強まっていますが、まだ上値余地を残しており、買いの流れが維持されそうです。%Kの方向感に注目が集まりそうで、このまま上昇となればバンドの+2σを目指す動きとなっていきそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+1σと+2σで挟まれたレンジを動いており、大きな動きではないものの底堅い動きから上値を拡大する展開となっています。バンドの±2σが上昇基調となっており、トレンドそのものが上向きです。一時的な調整の動きが入る可能性はありますが、基本的には底堅い動きから上値を拡大しやすい形と言えそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはデットクロスからの下落となり、%Kが高値圏から外れる動きとなっています。%Dは高値圏での推移を継続していますが、このまま下落の動きが強まった場合、売り圧力が強まる可能性が高まるでしょう。バンドの中心線までは下落してもおかしくないところではあり、上値の重い展開となる可能性が高まっています。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

12460ドル:2020年の高値
12000ドル:心理的な節目
11960ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
11000ドル:心理的な節目
10990ドル:昨日の高値

10990ドル:現在値

10770ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
10670ドル:昨日の安値
10000ドル:心理的な節目
9580ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
4000ドル:2020年の安値

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