コロナウィルスのワクチン開発(20/9/18)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが小幅に下落する一方で、その他のコインは大きく上昇する展開となっています

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コロナウィルスのワクチン開発(20/9/18)

コロナウィルスのワクチン開発

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:10945.6ドル(-0.47%)
イーサリアム:392.52ドル(+6.92%)
リップル:0.25395ドル(+3.68%)
ビットコインキャッシュ:234.58ドル(+1.58%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが小幅に下落する一方で、その他のコインは大きく上昇する展開となっています。ここ最近はビットコインドミナンスがじり高基調にありましたが、昨日の動きで大きく下落する展開となっています。ここ最近はアルトコインが伸び悩む中でビットコインが堅調な動きを見せていただけに、その調整の動きが入ったのではないかと思われます。

そうした中で市場全体の動向を眺めると、FOMCを通過して新規の手掛かり材料待ちといった状況になっているように見えます。昨日は米経済指標などを眺めて株価が下落し、米国債利回りも低下しています。金も急激に下落しており、先行きに対する警戒感が意識されています。そしてドルも軟調地合いとなっていますが、仮想通貨(暗号資産)市場全体で見れば底堅い動きが展開されています。やや動きがつかみにくいところであり、その他の市場との関連性を慎重に見極める必要がありそうです。

さて、「金持ち父さん貧乏父さん」の著者であるロバート・キヨサキ氏が新型コロナウィルスのワクチンが開発されれば金やビットコインなどは暴落するだろうとツイッター上で述べています。これは安全資産がワクチン開発により下落するといった見方に基づいているようですが、これまで私がここで何度も指摘しているように、ビットコインを安全資産として捉えることは現状においては難しいと言わざるを得ません。

それでは、仮にワクチンが開発された場合、どういったことが起こると予想されるでしょうか?まず、経済の先行きに対する不透明感が払しょくされることによりリスク志向の動きが強まることが予想されます。となれば株価は上昇する可能性が高まるでしょう。その影響を受けて米国債に対する売りが意識されることが考えられます。

しかし、米国債利回りが素直に上昇するかどうかははっきりしないところがあります。それは直近のFOMCでも指摘されていたように、米国は低金利政策を長期間維持することを決めています。コロナウィルスのワクチンが開発されてもしばらくはゼロ金利政策を維持する可能性が高いでしょう。そうなった場合、米国債利回りの上値が抑えられる可能性があります。それに伴いドルの上値も抑えられるといったことが起こり得るでしょう。

ビットコインや金の動向に関して重要な役割を果たしているのは恐らくドルではないかと考えており、その観点からすれば米国債の動向が不透明であることはその予想を困難にします。ただ、市場にリスク回避的な動きが強まれば、ドルの下落基調も一服する可能性が高まるのではないかとみています。そうなった場合、ビットコインや金は上値を抑えられる可能性が高まるでしょう。

その一方で、株式市場の上昇は過剰流動性を意識させることとなり、多くの市場に資金を流入させることになるでしょう。現金化の流れが巻き戻され、ビットコインや金などにも資金が流入することになるでしょう。そうなれば少なくとも急落といった動きになる可能性は低く、逆に買い戻しの動きから上値を拡大といった展開となる可能性も十分にあるでしょう。

キヨサキ氏は急落の場面が金やビットコインにとって買い場と指摘しており、長期的に見ればビットコインに対して楽観的な見方をしているようです。その理由として負債の増大による米国の破産をあげています。破産するかどうかはさておき、ドルの下落がビットコインを押し上げるという見方であれば私も賛同するところです。ただ、安全資産だからという見方に関しては違和感を覚えるところではあります。

【ビットコイン節目】

ビットコインはバンドの中心線を抜けて上昇する動きとなっていますが、11000ドルが目先の上値の抵抗帯となっている状況です。ここを抜けて上昇できるかがポイントでしょう。抜けた場合はバンドの+2σである11880ドル前後の水準が、抑えられた場合は中心線である10740ドル前後の水準が意識されることになりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σから上昇して目先は中心線を抜ける動きとなっています。ただ、目先は上ひげを作っての動きとなっており、ここから上値を拡大できるかに注目です。バンド幅は縮小傾向となっており、レンジ圏での動きが意識されやすくなってきています。まだバンド幅は広いので、大きな動きにはなりにくいところではないかとみています。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dがゴールデンクロスから上昇する動きです。%Kは高値圏に入っており、上値余地は限定的なものとなってきていますが、まだ買いの流れは維持されそうです。%Kが天井打ちから下落となった場合は注意が必要といったところではないでしょうか。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σから調整の動きが入り、中心線まで下落したものの、そこで支えられて再度+2σを目指す動きとなっています。バンドの±2σはほぼ横ばいであり、底堅い動きではあるもののレンジ圏での動きが意識されやすい格好です。バンド幅は比較的狭いので、バンドの+2σもしくは-2σでの動きには注意が必要でしょう。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはデッドクロスからの下落となっていましたが、ここにきて持ち直す動きとなっています。ここからさらに上昇基調を維持することができるかがポイントとなりそうです。目先は買い優勢の流れへと変化しており、バンドの+2σまで持ち直す可能性が高そうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

12460ドル:2020年の高値
12000ドル:心理的な節目
11880ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
11040ドル:昨日の高値
11000ドル:心理的な節目

10950ドル:現在値

10760ドル:昨日の安値
10740ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
10000ドル:心理的な節目
9590ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
4000ドル:2020年の安値

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