ビットコインの適正価格は15000ドル?(20/9/25)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが大きく上昇しての推移です。

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ビットコインの適正価格は15000ドル?(20/9/25)

ビットコインの適正価格は15000ドル?

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:10651.7ドル(+3.99%)
イーサリアム:346.61ドル(+7.01%)
リップル:0.23166ドル(+3.18%)
ビットコインキャッシュ:216.50ドル(+4.70%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが大きく上昇しての推移です。株式市場の上昇やドルの上値の重い展開、金の買い戻しなどが意識されての動きです。やや荒っぽい動きではありますが、方向感は見えにくい状況となっています。その他のコインも買い戻しの動きに支えられて上値を拡大する展開となっています。

さて、ブルームバーグの仮想通貨(暗号資産)アナリストがビットコインは現状かなり割安であると指摘しています。その理由としてハッシュレートが最高値を更新していることやアクティブアドレス数が伸びていることをあげています。これらのデータは確かに価格を下支えする要因として考えられており、そこから割り出されるビットコインの価格は15000ドル付近にあるのではないかとしています。

ユニークアドレス数と価格の関係を考える上で『メトカーフの法則』というものがあります。これは今年の4月13日の文章の中で書いていますが『ビットコインの価格はユニークアドレスの1.69乗に比例する』と言われています。しかし、4月の段階でも書きましたが『メトカーフの法則がビットコインの価格の指標として有効かどうかといった点には多少疑問が残る』ところではあります。もちろん、有効だった期間もありますが、逆行していた期間もあります。まだまだ検証を要する考え方ではないかと考えています。

そもそも通貨の適正価格というものはあまりあてにならないと個人的には考えています。外国為替市場において『ビックマック指数』というものがあります。これはマクドナルド社のビックマックは世界中どこで食べてもほぼ同じものであり、その価格を比較することで為替レートを予想できるとの考えです。例えば、米国でビックマックが2ドル、日本で200円であれば、1ドル=100円がビックマック指数となり、実際の為替レートが1ドル105円であれば為替相場はビックマック指数に比べて円安であり、100円に向けて円高が進行するだろうと予想するわけです。

これに関してはビックマックが世界で同一品質でない、小麦などに対する補助金制度の有無など、各国独自の特殊な事情が絡むため、正確には為替レートを測定できないといわれています。『ビックマック指数』はたった1品目での比較であり、これで正確な為替の適正レートをはかることは困難ですが、それを拡大した『購買力平価』を用いても実際の為替レートは大きく乖離する場面がしばしばあります。

もちろん、こういった考え方を頭に入れておくことが無駄であるとは思いませんし、実際にユニークアドレスの増加はビットコインの価格の下支え要員となる可能性も十分にあるでしょう。しかし、適正価格として15000ドルに届くはず、という先入観をもって相場に臨むのは非常にリスキーではないかと思います。こういった話はあくまでもそういった説がある、といった程度の認識で考えるべきではないかと思います。少なくとも、もっとデータが集積・分析されてから判断すべきものではないかと考えています。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの中心線である10540ドル前後の水準を挟んでの動きとなっています。やや上値の重い展開でしたが、昨日の上昇で中心線を抜けたことで、バンドの+2σを目指す動きへと転換した可能性はあるでしょう。ただ、バンドの±2σが横ばいとなっていることからレンジ圏での動きが意識されやすく、バンドの+2σである11140ドル前後と-2σである9940ドル前後の水準が意識されたレンジ圏での動きとなりやすいところです。さらには心理的な節目である11000ドルと10000ドルは依然として意識されるでしょう。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を挟んでの動きとなっています。バンドの±2σが横ばいとなる中で方向感は見えにくく、バンドの中心線を挟んでの小動きとなる可能性も十分にありそうです。ただ、目先はバンドの中心線を上抜けているので、ここからさらに上値を拡大するかどうかに注目といったところでしょう。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dが持ち直してゴールデンクロスが意識されています。%Kの上昇の勢いは強く、%Dは小幅持ち直しであり、このまま上昇基調を維持できるかがポイントとなりそうです。目先は買い優勢の流れであり、バンドの+2σを目指して上昇となってもおかしくはなさそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σから持ち直しの動きを強め、バンドの中心線を抜けて+2σまで上昇しています。このままバンドブレイクとなっており、バンドウォークが展開されるかに注目です。バンドの-2σが下落基調へと転じており、このまま下落基調を強めればバンド幅の拡大を伴いながらのバンドウォークとなり、上値を拡大するでしょう。バンドの-2σの方向感に注目といった局面です。

ストキャスティクスで見ると%Kは上昇して高値圏に入っています。上値余地がほとんどない中で横ばいでの動きとなっています。このままこの水準を維持することができるかどうかに注目です。一方、%Dは上昇して高値圏での動きです。上値余地はほとんどありませんが、上昇基調は維持しており、しっかりとした動きが展開されるのではないでしょうか。目先はまだ買い優勢といったところかと思われます。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

12460ドル:2020年の高値
12000ドル:心理的な節目
11140ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
11000ドル:心理的な節目
10710ドル:昨日の高値

10650ドル:現在値

10540ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
10200ドル:昨日の安値
10000ドル:心理的な節目
9940ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
4000ドル:2020年の安値

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