ビットコイン円、狭いレンジ内で膠着。オプション市場はボラティリティを売り込む展開(9/28朝)

週末(25日から27日)のビットコイン円相場は狭いレンジ内で方向感に欠ける展開。

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ビットコイン円、狭いレンジ内で膠着。オプション市場はボラティリティを売り込む展開(9/28朝)

ビットコイン円、狭いレンジ内で膠着。オプション市場はボラティリティを売り込む展開

〇ビットコイン円週末は方向感に欠ける展開
〇米株回復に一時114.2万円まで上昇後113万円台で推移
〇ファンダメンタルズ、テクニカルとも短期下落リスク高い、ボラティリティの突発的上昇に注意
〇本日の予想レンジ:107.5万円ー115.5万円

昨日の概況

週末(25日から27日)のビットコイン円相場は狭いレンジ内で方向感に欠ける展開。①米主要株価指数(含むサンデーダウ)の反発(リスクセンチメントの改善→ビットコイン上昇)や、②金や銀などビットコインとの相関性が高いインフレヘッジ資産の下げ渋り(ドル全面高→貴金属市場急落の流れがひとまず落ち着きを取り戻したこと)、③ハッシュレートの底堅い動き、④アルトコインの堅調推移、⑤大手企業の参入期待(クレジットカード大手VISA等)が支援材料となり、9/27には、約1週間ぶり高値となる114.2万円まで上昇しました。しかし、一目均衡表雲下限をバックに戻り売りが強まると(4日連続で同水準がレジスタンス)、⑥過去最大規模のオプションカットを受けて方向感が失われたこと(インプライドボラティリティが約1年11カ月ぶり低水準を記録)や、⑦世界的なデジタル通貨規制強化の動き、⑧KuCoinでのハッキング事件、⑨テクニカル的な地合いの弱さが重石となり、本稿執筆時点(日本時間午前4時30分現在)では113.5万円前後まで小反落する動きとなっております。

本日の見通し

ビットコインの対円相場は、9/19に記録した高値116.8万円をトップに反落に転じると、9/21には一時107.9万円まで急落しました。足元113.5万円前後まで持ち直すも、①21日移動平均線と90日移動平均線がデッドクロスしたこと(パーフェクトオーダーの終了)や、②強い売りシグナルを示唆する三役逆転が継続していること、③4日連続で一目均衡表雲下限がレジスタンスとして意識されていること等を考慮すれば、テクニカル的に見て「上値余地は乏しい=地合いは弱い」と判断できます。

ファンダメンタルズ的に見ると、①歴史的量的緩和を背景としたインフレヘッジ需要の高まりや、②上記①を背景とした中長期的なドル売り圧力、③新興国からビットコインへの資金流入期待、④英国の合意なき離脱リスクの再燃、⑤機関投資家や大手企業の参入期待など、中長期的(潜在的)なビットコイン買い材料が残るものの、短期的には、上記①や②の逆流(新型コロナウイルスの感染再拡大を嫌気した資産現金化需要→ドル全面高→インフレヘッジ資産の金や銀、銅など貴金属市場の急落→デジタルゴールドと称されるビットコイン急落の波及経路)が生じつつあり、予断を許さない状況が予想されます。

以上の通り、ビットコイン円相場は、テクニカル的にも、ファンダメンタルズ的にも、短期的な下落リスクが警戒されます。欧米株や米ドルの動き(週明けの株式市場及び外国為替市場のオープニング)や、新型コロナウイルスに関するヘッドライン、先物市場やオプション市場のポジショニング、インフレヘッジ資産(金や銀)の動向を睨みながらも、当方では引き続き、ビットコイン円相場の短期的な下落をメインシナリオとして予想いたします(インプライドボラティリティは足元約2年ぶり低水準まで落ち込んでいるものの、過去の例を見る限り、50%割れの低ボラ環境は短命に留まる傾向が強く、今週はボラティリティの突発的な上昇に要警戒)。

本日の予想レンジ:107.5万円ー115.5万円

注:ポイント要約は編集部

ビットコイン円、狭いレンジ内で膠着。オプション市場はボラティリティを売り込む展開

ビットコイン円日足

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