デカップリングが進行する?(20/9/28)

週末の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが底堅い動きとなって推移しています。

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デカップリングが進行する?(20/9/28)

デカップリングが進行する?

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:10723.5ドル(+0.07%)
イーサリアム:353.21ドル(-0.14%)
リップル:0.24140ドル(-0.03%)
ビットコインキャッシュ:226.43ドル(+2.05%)

【概況】

週末の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが底堅い動きとなって推移しています。ただ、大きな動きにはなっておらず、手掛かり材料難から様子見ムードが意識されています。その他のコインも底堅い動きではあったものの小動きとなっています。今週末は米雇用統計を控えており、それに向けて思惑的な動きとなる可能性はありそうですが、まずは方向感の見えにくい展開となっています。

さて、仮想通貨(暗号資産)アナリストのウィリー・ウー氏がビットコインと伝統的な資産との間で『デカップリング』が進んでいる可能性があるとツイッター上で指摘しています。これはビットコインの動きがその他の資産のヘッジ目的としての動きというよりもスタートアップ企業が成長する時に示す動きのパターンとなっていることから示されているとしています。

同時にウー氏は『ユーザーがビットコインを採用するというファンダメンタルズはこれまでにない最高水準に達している』とし、それに加えてハッシュレートが最高値を更新していることを挙げ、ユーザーやマイナーがビットコインの長期的な評価が高まっているのではないか、と指摘しています。

私は常々この場で『ビットコインは現状、安全資産としては認識すべきではなく、その意味での金との相関性に関してははっきりしない』と書いています。その一方で、伝統的な資産との関係においては急激なリスク回避的な動きが強まった際、現金化の流れが強まることでビットコインなども急落する可能性が高い、といった見方をしています。これに関しては仮にビットコインがウー氏の指摘するようにスタートアップ企業が成長するときに示す動きのパターンとなっていたとしても、リスク回避的な動きには巻き込まれるだろうと考えています。

現状において、ビットコインがどういった性質をもったものであるのかは議論の分かれるところですが、やはり金融商品としての側面が強く、その意味で伝統的な資産との関係においてはカップリングする可能性が高いのではないかと考えています。市場に余剰資金が溢れればビットコインをはじめとする仮想通貨(暗号資産)投資が盛り上がるでしょうし、その逆もまた然りです。現状のユーザー数の増加やハッシュレートが最高値を更新する動きはあくまでも過剰流動性相場がもたらしたものであるのではないかと考えています。そして、その過剰流動性相場は米国の金融政策の動向を考えるとまだしばらくは継続される可能性が高く、仮想通貨(暗号資産)の下値を支えるでしょう。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの中心線である10610ドル前後の水準を挟んでの動きとなっています。バンドの中心線を上抜ける動きでしたが、そこから上値を抑えられての動きです。目先は方向感の見えにくいところであり、バンドの+2σである11160ドル前後の水準と-2σである10060ドル前後の水準、さらには11000ドルと10000ドルが意識される展開に変化はなさそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を挟んでの動きとなっています。バンドの±2σが横ばいからじり高となっており、トレンドそのものはやや上向きです。ただ、上昇の勢いは弱く、徐々に横ばいへと変化していきそうです。そうなればレンジ圏での動きが意識されやすくなり、方向感はさらに見えにくくなるでしょう。しばらくは動き出しを待つ感じになるのではないでしょうか。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dが上昇基調から横ばいへと変化しています。中立水準での動きであり、方向感の見えにくい形です。ここから上昇を再開するのか、下落に転じるのかで流れが変わってきそうです。方向感を見極めながらの対応となりそうです。

今日は週初ですので、週足分析をやっていこうと思います。

ビットコインの週足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線が意識されて支えられて持ち直したものの、+2σには届かずにじり安基調となっています。このままバンドの中心線まで下落するかどうかに注目です。バンド幅が縮小傾向を強めており、目先かなりバンド幅は狭まっています。市場にはエネルギーが蓄積されており、動き出したら大きなものとなる可能性が高まっています。目先は底堅い動きですので、バンドの+2σのブレイクに注意といったところですが、バンドの中心線を下抜けた場合はバンドの-2σのブレイクが意識されるものと思われますので、その点は頭に入れておいたほうが良いでしょう。

ストキャスティクスで見ると%Kは上昇基調から一転して下落となっています。乱高下する動きですが、このまま下落基調を維持するかどうかに注目です。一方、中期線は上昇基調です。底堅い動きが意識されており、このまま高値圏に入っていくかどうかに注目です。全体的な流れとしては底堅い動きが意識されているところですが、仮に%Dが下落に転じた場合は売り圧力が強まりやすくなるので、注意しておいたほうが良いでしょう。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

12460ドル:2020年の高値
12000ドル:心理的な節目
11160ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
11000ドル:心理的な節目
10800ドル:昨日の高値

10720ドル:現在値

10610ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
10600ドル:昨日の安値
10060ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
10000ドル:心理的な節目
4000ドル:2020年の安値

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