ビットコイン円、上値の重い展開が継続。一目均衡表雲下限がレジスタンス(9/30朝)

29日(火)のビットコイン円相場は下落後に持ち直す展開。

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ビットコイン円、上値の重い展開が継続。一目均衡表雲下限がレジスタンス(9/30朝)

ビットコイン円、上値の重い展開が継続。一目均衡表雲下限がレジスタンス

〇ビットコイン円112.4万円まで値を崩すも113.4万円に持ち直す展開
〇テクニカルな要素に上昇阻まれ短期の見切り売り生じる
〇ビットコイン円テクニカル、ファンダメンタルズともに短期の下落リスクに要警戒
〇コロナ下での中国の国慶節では上昇期待も一時的
〇本日の予想レンジ:109.0万円ー116.0万円

昨日の概況

29日(火)のビットコイン円相場は下落後に持ち直す展開。週明け(9/28)アジア時間には一時115.5万円(9/20以来の高値)まで上値を伸ばすも、一目均衡表雲下限や9/19高値116.8万円をバックに戻り売りが強まると、短期筋の見切り売りを誘発する形で、9/29朝方には安値112.4万円まで値を崩す展開となりました。もっとも、9/27に記録した安値112.0万円付近では下値も堅く、下げ渋ると、①株式市場の底堅い動きや(リスクセンチメントの改善→ビットコイン上昇)や、②ビットコインと相関性の高い金価格の堅調推移(金価格が約1週間ぶり高値圏へ反発→ビットコイン連れ高)、③ハッシュレートの力強い動き、④中国の大型連休(国慶節)入り前のビットコイン上昇アノマリーが支援材料となり、本稿執筆時点(日本時間午前4時30分現在)では113.4万円前後まで持ち直す動きとなっております。

本日の見通し

ビットコインの対円相場は、9/19に記録した高値116.8万円をトップに反落に転じると、9/21には一時107.9万円まで下落しました。足元113.4万円前後まで持ち直すも、①21日移動平均線と90日移動平均線がデッドクロスしたこと(パーフェクトオーダーの終了)、②6日連続で一目均衡表雲下限がレジスタンスとして意識されていること等を考慮すれば、テクニカル的に見て「上値は重い=上値余地は乏しい」と判断できます(時間の経過と共に更なる見切り売りを誘発し易い地合い)。

ファンダメンタルズ的に見ると、①歴史的量的緩和を背景としたインフレヘッジ需要の高まりや、②上記①を背景とした中長期的なドル売り圧力、③新興国からビットコインへの資金流入期待、④英国の合意なき離脱リスク、⑤機関投資家や大手企業の参入期待など、中長期的(潜在的)なビットコイン買い材料が残るものの、短期的には、上記①や②の逆流(新型コロナウイルスの感染再拡大を嫌気した資産現金化需要の高まり→ドル全面高→インフレヘッジ資産の金や銀、銅など貴金属市場の下押し→デジタルゴールドと称されるビットコイン急落の波及経路)が意識されることから、予断を許さない状況が予想されます(短期的なダウンサイドリスクが根強い状態。事実、オプション市場では短期物リスクリバーサルがダウンサイドを織り込むBTCプットオーバーの状態にも係わらず、中長期物リスクリバーサルはトップサイドを織り込むBTCコールオーバーの状態)。

以上の通り、ビットコイン円相場は、テクニカル的にも、ファンダメンタルズ的にも、短期的な下落リスクが警戒されます。欧米株や米ドルの動き(今週は米大統領選討論会や米雇用統計などイベント目白押し。月末特有の需給にも要注意)や、新型コロナウイルスに関するヘッドライン、先物市場やオプション市場のポジショニング(インプライドボラティリティは約2年ぶり安値圏から反発に転じており、ボラティリティの拡大に要警戒)、インフレヘッジ資産(金や銀など貴金属市場)の動向を睨みながらも、当方では引き続き、ビットコイン円相場の短期的な下落をメインシナリオとして予想いたします(コロナ禍の影響で渡航制限が残っている為、今回は中国の国慶節を通じたビットコイン上昇期待は一時的なものに留まると予想。一巡後の下落リスクに引き続き警戒)。

本日の予想レンジ:109.0万円ー116.0万円

注:ポイント要約は編集部

ビットコイン円、上値の重い展開が継続。一目均衡表雲下限がレジスタンス

ビットコイン円日足

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