米大統領選後に仮想通貨(暗号資産)は下落する可能性も?(20/10/12)

週末の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが大きく上昇しての推移です。

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米大統領選後に仮想通貨(暗号資産)は下落する可能性も?(20/10/12)

米大統領選後に仮想通貨(暗号資産)は下落する可能性も?

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:11350.4ドル(-0.13%)
イーサリアム:374.01ドル(-0.18%)
リップル:0.25513ドル(-0.44%)
ビットコインキャッシュ:238.97ドル(-0.26%)

【概況】

週末の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが大きく上昇しての推移です。米経済対策に対する期待感などが意識され、リスク志向の動きからビットコインに対する買い意欲が強まっています。ビットコインは上値抵抗帯であった11000ドルの水準を突破しており、ここからさらに上値を拡大する可能性もあるでしょう。その他のコインもつれ高となっており、仮想通貨(暗号資産)市場に買いの流れが強まる展開となっています。

さて、米大統領選挙が大詰めを迎えている中で、興味深いデータが存在します。それは『選挙後はドル高』といったパターンが多いということです。1980年以降の大統領選挙10回のうち、実に8回も短期や時間差ケースを含めて選挙後にドル高が観測されています。

今回はコロナウィルスの感染拡大といった状況であり、過去の例をそのまま当てはめても良いか、一概には言えないところではあります。しかし、政治の安定や財政出動の可能性の高まり、選挙対策としてのドル安が一服することや景気・雇用対策の効果が徐々に表れてくること、そして大統領選挙後のハネムーン相場が始まることなどがドル高要因として意識されます。

米国の金融政策においてもマイナス金利などが現状では考えられていないことを考えると、FEDが出来る手段は限られてきています。である以上、ドルの下押し圧力は自然と低下していくものと思われますし、財政出動などによる景気の回復が鮮明となってくれば長期間の緩和継続といった方針にも多少の修正が入ってくるでしょう。

そうなれば、米大統領選挙後にドル高が進行する可能性は意識しておく必要があるでしょう。もちろん、コロナウィルスの感染拡大を受けた郵便投票に対する不正の可能性からどちらの陣営が勝利してもすぐに結果が確定するかどうかは定かではなく、混乱が生じる可能性は高そうですが、実際に確定ということになれば落ち着いてくるでしょう。その後の動きには注意しておくべきでしょう。

仮に『選挙後のドル高アノマリー』が今年も成立した場合、仮想通貨(暗号資産)市場にとっては逆風となるでしょう。株式市場の動向もあるので、一方的に売り込まれるかは不透明ですが、少なくとも上値は抑えられるでしょう。さらに新政権が仮想通貨(暗号資産)に対してどういった対応を取るのかといったところの不透明感も嫌気される可能性があります。

こういったことを考えると、大統領選挙から年末にかけて警戒感を高めておいたほうが良いのではないか、と思っています。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの+2σである11250ドル前後の水準をブレイクして上値を拡大する展開となっています。9月19日の高値である11180ドル水準を突破しており、12000ドル前後の水準が上値として意識されることになりそうです。調整が入った場合は+2σや9月19日の高値水準、さらにはここまで意識されていた11000ドルが節目となりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σをブレイクして上昇し、上値を拡大しています。バンドの-2σが下落しており、バンド幅の拡大を伴いながらのバンドウォークとなっていることから、上昇基調を継続する可能性も十分にあります。安易な戻り売りはリスクが高いでしょう。バンドの-2σが横ばいから上昇に転じた場合は調整の動きが入るものと思われますので、バンドの-2σの方向感に注意しての対応となりそうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dが高値圏での推移です。目先は%Kが下落基調からの持ち直し、%Dが上昇基調から下落に転じるといった動きです。ただ、いずれも高値圏でしっかりとした動きであり、買われやすい地合いが継続しているといえそうです。%Kが高値圏から外れてくるまでは底堅い動きが維持されそうです。

今日は週初ですので、週足分析をやっていこうと思います。

ビットコインの週足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を意識しての動きから持ち直し基調です。直近の動きでは+1σで抑えられているので、ここから+2σまで上昇することができるかがポイントとなりそうです。バンドの±2σは上昇基調であり、トレンドそのものは上向きです。下値の堅い動きは継続されるものと思われ、バンドの+2σまで上昇してもおかしくはないでしょう。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはゴールデンクロスからの上昇となっています。ただ、%Kが横ばいとなっており、ここからの方向感に注意が必要です。%Dはじり高基調となっていることから、買いの流れは維持されそうですが、%Kの方向感次第では一時的に調整の動きが入る可能性はあるでしょう。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

12460ドル:2020年の高値
12000ドル:心理的な節目
11440ドル:昨日の高値

11350ドル:現在値

11280ドル:昨日の安値
11250ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
11000ドル:心理的な節目
10760ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
10260ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
10000ドル:心理的な節目
4000ドル:2020年の安値

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