ビットコイン円、高値更新後に急反落。伝統的金融市場のリスク回避ムードが重石(10/14朝)

13日(火)のビットコイン円相場は上昇後に急反落。

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ビットコイン円、高値更新後に急反落。伝統的金融市場のリスク回避ムードが重石(10/14朝)

ビットコイン円、高値更新後に急反落。伝統的金融市場のリスク回避ムードが重石

〇ビットコイン円中央アジアの地政学リスク、テクニカルの地合いの強さ等に123.5万円まで急伸
〇その後欧米株下落のリスク回避ムード、金急落等で120万円前後に反落
〇ビットコイン円ファンダメンタルズの弱さ残しながらテクニカル主導で底堅い
〇短期的なビットコイン上昇がメインシナリオ
〇本日の予想レンジ:116.0万円ー124.0万円

昨日の概況

13日(火)のビットコイン円相場は上昇後に急反落。①中央アジアを巡る地政学的リスクの高まり(退避先としてのビットコイン買い需要)や、②テクニカル的な地合いの強さ(一目均衡表三役好転+バンドウォーク)、③オプション市場のトップサイドを織り込む動き、④アルトコインの堅調推移が支援材料となり、日本時間朝方にかけて、高値123.5万円(9/2以来の高値圏)まで急伸しました(短期ショート勢のストップバイを巻き込む動き)。しかし、短期間で上昇した反動から戻り売り(利食い売り)が強まると一転、

⑤欧米株の下落を背景としたリスク回避ムードの再燃や、⑥ビットコインと相関性の高い金価格の急落(再び1900ドルの大台を割り込む展開)、⑦CME先物市場の窓埋め圧力(週末・週初のギャップアップに対する下押し圧力)、⑧G7財務相・中央銀行総裁会議にて「米フェイスブックが発行を予定している暗号資産リブラは適切な規制が導入されるまで反対する方針」との一部報道(規制強化の思惑)が重石となり、米国時間午後にかけて、一時119.5万円まで反落しました。引けにかけて小反発するも戻りは鈍く、本稿執筆時点(日本時間午前4時40分現在)では120.4万円前後で推移しております。

本日の見通し

ビットコインの対円相場は、9/8に記録した安値104.6万円をボトムに反発に転じると、昨日朝方には一時123.5万円(9/2以来、約1ヶ月半ぶり高値圏)へと急伸しました。この間、一目均衡表基準線や転換線、ボリンジャーミッドバンドや一目均衡表雲上下限を突破した他、強い上昇トレンド入りを示唆する強気のバンドウォークや、強い買いシグナルを示唆する三役好転も成立するなど、テクニカル的にみて「地合いの強さ」を印象付けるチャート形状となりつつあります(その後反落に転じるも節目120万円前後で下げ渋る展開)。

但し、ファンダメンタルズ的に見ると、①新型コロナウイルスの感染再拡大懸念(1日の感染者数が過去最多を記録→欧米を中心にロックダウン再開の恐れ→本年3月に見られたコロナショック再来リスク→資産現金化のドル買い→ビットコイン下落の波及経路。昨日は米製薬大手による「開発中の新型コロナウイルスのワクチン治験を安全性の問題で停止」との報道もあり)や、②世界的な財政の崖リスク(財政出動限界論の台頭→米追加景気対策の後ずれリスク→株式市場の反落→ビットコイン下押し)、③インフレヘッジ資産の軟調推移(リスク回避のドル買い→インフレヘッジ資産である金や銀など貴金属市場に下押し圧力→ビットコイン連れ安。昨日は金価格が再び節目1900ドルを割り込む急落)、④世界的な規制強化の流れなど、ビットコイン相場の下落を想起させる不安材料は引き続き沢山残っている状態です。

以上の通り、ビットコイン円相場は、ファンダメンタルズ的な弱さを残しながらも、テクニカル主導で底堅い動きが続いております。株式市場や米ドル相場の動向(昨日は、株安→ドル高→金安→ビットコイン下落の波及経路)、新型コロナウイルスに関するヘッドライン(欧米でのロックダウン再開の動き)、先物市場やオプション市場のポジショニング(CME先物市場の窓埋め圧力が続くか否か)、金価格を中心としたインフレヘッジ資産の動向、日本時間16時に開幕するRippleの祭典Swell開幕(バーチャル開催)を睨みながらも、当方では引き続き、短期的なビットコイン上昇をメインシナリオとして予想いたします(但し、一目均衡表雲上限が位置する118.5万円前後を割り込んだ場合は失望感から短期ロング勢の投げが加速する恐れもあり要注意)。

本日の予想レンジ:116.0万円ー124.0万円

注:ポイント要約は編集部

ビットコイン円、高値更新後に急反落。伝統的金融市場のリスク回避ムードが重石

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