ビットコインは割高?(20/10/16)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが上昇しての推移です。

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ビットコインは割高?(20/10/16)

ビットコインは割高?

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:11479.1ドル(+0.83%)
イーサリアム:378.28ドル(+0.89%)
リップル:0.24597ドル(-1.06%)
ビットコインキャッシュ:260.26ドル(+2.29%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが上昇しての推移です。大きな動きではありませんが、底堅い動きを見せています。昨日は米株が軟調、ドルも上昇するなど仮想通貨(暗号資産)市場にとっては売られやすい地合いでしたが、ダウが引けにかけて下げ幅を縮小したことなどが下値を支えています。金も急激に押し戻す動きとなっており、このあたりも意識された可能性はありそうです。その他のコインはまちまちとなっています。そのような中でビットコインキャッシュに対する買いの流れが継続しています。

さて、JPモルガン・チェースが現在のビットコインの価値が割高であるといった見方を示してます。これはビットコインの『本質的な価値』を計算したうえでの指摘で、約13%高い水準での推移となっているとしています。JPモルガン・チェースはビットコインをコモディティとみなし、生産に係る費用から『本質的な価値』を計算しています。この生産にかかる費用とはマイニングに必要なコンピューターや電気代などが含まれています。

個人的にはこういった『本質的な価値』と『市場価格』はあまり一致するものでもないですし、仮に両者の乖離が大きくなったからと言って修正が入るというものでもないと考えています。そもそも『本質的な価値』の計算方法が正しいのかどうかも証明するのが難しいものです。

仮想通貨(暗号資産)の価値に関しては『メトカーフの法則』というものがあるというのは以前にもここで書きましたが、これも市場価格とは一致する場面は少ないのが現実です。為替相場などでも『購買力平価』などからあるべき水準を導こうとしていますが、実際にはあまり有効なものではありません。

そもそも相場はその時々の思惑なども反映されていますが、電気代などがそれに従って急激に変動するということはありません。『本質的な価値』というものが仮に存在したとしても、遅行指標となってしまうのは仕方のないことでしょう。JPモルガン・チェースは過去の『本質的な価値』と『市場価格』のチャートを発表していますが、特に価格が急騰した場面ではかなりの乖離がみられています。

最終的にはその乖離が埋まっていますが、現段階での乖離(ビットコインが13%割高)が縮小するということを表しているわけではありません。ビットコインが史上最高値を付けていた時、『本質的な価値』は6000ドルに過ぎず『市場価格』は3倍以上の水準にあったわけです。つまり、ここからさらに乖離が拡大しても全くおかしなことではないということができるでしょう。

ただ、こういった分析が全く役に立たないということを言いたいわけではありません。この『本質的な価値』は『市場価格』の下値支持帯としては比較的有効に作用しているのではないかと思われるところです。つまり、ビットコインは13%ほどの下げ余地はあるものの、それ以上の下落といった展開には現状ではなりにくいのではないかといった予想は出来るのではないかと考えています。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの+2σである11610ドル前後の水準で抑えられて調整の動きが入っています。ここから下落基調を強めた場合はバンドの中心線である10940ドル前後の水準や11000ドル前後の水準が意識されることになるでしょう。逆に持ち直した場合はバンドの+2σや12000ドルが節目となりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σから調整の動きが入っています。ただ、目先は下げ渋りから横ばいでの動きとなっており、下値の堅さが意識されています。こういった下値の堅さが意識されている場面では再度バンドの+2σまで上昇する可能性が高く、注意が必要でしょう。バンドの-2σが横ばいでの推移となっており、ここからの方向感に注目といったところでしょう。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dがデットクロスからの下落となっていましたが、ここにきて%Kが上昇に転じ、再度高値圏に入る動きです。この水準を維持することができるかがポイントとなりそうです。一方、%Kは下落基調で高値圏から外れる動きです。まだ上値の重さが意識されやすいところですが、%Dも上昇して再度高値圏に入るといった展開となれば買いの流れが強まるでしょう。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの±2σで挟まれたレンジを動いています。目先は-2σを意識しての動きから上昇し、一気に中心線を抜けて+2σまで上昇したものの、そこでは抑えられています。バンド幅は縮小傾向となっており、市場には徐々にエネルギーが蓄積されていくものと思われます。目先はレンジ圏での動きですが、バンドの+2σもしくは-2σでの動きには注意が必要でしょう。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはゴールデンクロスから急騰し、%Kが一時高値圏に入っています。しかし、すぐに下落に転じ高値圏から転落しています。%Dは上昇基調を維持しており、このまま高値圏に入る可能性も高そうです。%Kの方向感がポイントとなりそうですが、一時的には売りの流れが強まる可能性もありそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

12460ドル:2020年の高値
12000ドル:心理的な節目
11610ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
11590ドル:昨日の高値

11480ドル:現在値

11280ドル:昨日の安値
11000ドル:心理的な節目
10940ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
10260ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
10000ドル:心理的な節目
4000ドル:2020年の安値

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