米国債利回りの上昇(20/10/23)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが大きく続伸しての推移となっています。

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米国債利回りの上昇(20/10/23)

米国債利回りの上昇

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:13096.6ドル(+1.97%)
イーサリアム:416.76ドル(+5.37%)
リップル:0.26169ドル(+3.80%)
ビットコインキャッシュ:270.41ドル(+4.13%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが大きく続伸しての推移となっています。ペイパルの取り扱いに関する報道が依然として意識されており、買いの流れが継続しています。そして昨日に関してはその他のコインがビットコイン以上に上げ幅を拡大しており、仮想通貨(暗号資産)市場全体に資金が流入する展開となっています。先日ビットコインドミナンスの上昇について書きましたが、再び60%を下回る可能性もありそうです。

さて、仮想通貨(暗号資産)市場全体に資金が流入する中で気がかりなこともあります。それは表題の通り、米国債利回りが上昇基調にあることです。米国債利回りが上昇基調を強めれば、ドルに対しても下支え要因となり、それがビットコインの上値を抑えるといった展開となりやすくなるため、その動向には気を配っておいたほうが良いでしょう。

これまで米国債市場はFEDの緩和的な金融政策が長期間維持されるといった思惑から債券に対する買い意欲が強まり、債券利回りは歴史的な低水準となっていました。そして、現状においてはFEDはこの方針を変更することはなさそうです。ただ、最近の当局の話などを考慮すると、マイナス金利政策の導入などは否定的であり、さらに早期の大掛かりな財政政策に対する期待感を表明しており、ここから積極的に金融緩和政策を行うということはないのではないかと思われます。つまり、コロナウィルスの感染拡大に対する警戒感は払しょくできないものの、直近の米国の経済指標は比較的堅調に推移していることから、現状維持で様子を見たいといったところではないかと思われます。

市場はこうしたFEDの思惑を意識し、これまでの債券に対する買いを修正しているのではないでしょうか。そして、このままFEDが動かないということになれば、米国債利回りは底堅い動きを維持し、ドルの下支え要因となるのではないでしょうか。そして、ここまで下落してきた米国債利回り同様、ドルも上値の重い展開を継続してきたため、調整が入った場合はそれなりに大きく戻す可能性も十分にあるでしょう。そうなれば、ビットコインの上値も抑えられかねません。

現状は強いファンダメンタルズによって買い意欲が強まる仮想通貨(暗号資産)市場であり、さらなる上値も期待できる局面ではありますが、こうした動きが一服した後の方向感を探る上でも米国債利回り、ひいてはドルの動きには注意を払っておいたほうが良いのではないでしょうか。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの+2σを大きくブレイクしてバンドウォークとなっています。心理的な節目である13000ドルを突破しており、次の高値としては14000ドル、もしくは去年の6月の高値13930ドル前後の水準がポイントとなるでしょう。調整が入るとしたらまずはバンドの+2σからの乖離が大きくなっていることから、+2σである12680ドル前後の水準が意識されそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σを大きくブレイクしての動きが継続しています。バンドの-2σが下落基調を維持しており、バンド幅の拡大を伴いながらのバンドウォークとなっています。ここからバンドウォークを継続して上値を拡大する可能性は十分にあるでしょう。バンドの+2σからの乖離が大きくなっているので、その修正が入る可能性はありますが、基本的には買い優勢の流れです。バンドの-2σの方向感に注意しながらの対応となるでしょう。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dが高値圏での推移で、さらに上昇しています。上値余地はほとんどありませんが、高値圏での動きを維持することができるかどうかに注目です。目先は依然として買い意欲の強い状況と言えそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σを意識しての動きであり、バンドウォークに近い形です。ただ、バンドの-2σが上昇に転じており、調整の動きが強まる可能性はありそうです。トレンドそのものは上向きですので、調整が入っても底堅い動きから再度上昇といった動きとなりやすいところですが、注意は必要でしょう。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dは上昇して高値圏での動きです。しっかりとした動きが意識されており、上値を拡大しやすい格好です。%Kの動きに注目ですが、しっかりとした動きが意識されており、現状では買い優勢の流れということができそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

14000ドル:心理的な節目
13930ドル:去年の6月26日の水準
13210ドル:2020年の高値
13180ドル:昨日の高値

13100ドル:現在値

13000ドル:心理的な節目
12700ドル:昨日の安値
12680ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
12000ドル:心理的な節目
11380ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
10080ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
10000ドル:心理的な節目
4000ドル:2020年の安値

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