国民的な議論(20/10/30)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが持ち直しての推移です。

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国民的な議論(20/10/30)

国民的な議論

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:13480.4ドル(+2.0%)
イーサリアム:388.58ドル(+0.63%)
リップル:0.24458ドル(-0.24%)
ビットコインキャッシュ:268.36ドル(-1.07%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが持ち直しての推移です。イーサリアムも底堅い動きとなっていますが、その他のコインは全体的にはやや上値の重さが意識される状況となっています。ビットコイン高アルトコイン安の流れが継続しており、ビットコインドミナンスも上昇傾向です。昨日は米株がGDP速報値の堅調を受けて買い戻されており、それがビットコインの買いにつながったのではないでしょうか。ただ、ドルインデックスが上昇しており、それが上値を抑える要因となったのではないでしょうか。

さて、中国人民銀行の前総裁である周小川氏がデジタル人民元はドル覇権を阻止し、リテール決済を後押しすることが目的といった話をしています。そして、G7とは異なり、中国はリブラやビットコインを巡る問題には関心がないとしています。デジタル人民元がドル覇権に対抗する目的があることはほぼ間違いないと思われていましたが、かなり踏み込んだ発言ということができそうです。

G7に関してはリブラやビットコインなどの既存の仮想通貨(暗号資産)に対して関心がないというわけではないと思いますが、それ以上にここ最近の動きとしてはデジタル人民元に対する警戒感が意識されているものと思われ、その点は違和感を覚えるところではありますが、こういった発言で本心を言うとも思えないので、その点は慎重に見極める必要がありそうです。

ここ最近になって中央銀行デジタル通貨に関する話題が増えてきており、テレビなどでも取り上げられるようになってきているように思われます。先日、NHKでも放送しており、その中で中央銀行デジタル通貨の導入に関して『国民的な議論』が必要といった趣旨のことが語られていました。個人的にはこういった話に『国民的な議論』が必要なのかどうかといったところに疑問を抱くところではありますが、民主主義社会においては必要な手続きと言えるのかもしれません。そして、それがスピード感を失わせる要因となり、その他の国に後れを取るということにつながるのではないかと懸念しているところではあります。

その点、中国などはかなりのスピードでデジタル人民元導入に向けて動いています。もちろん、すぐにというわけにもいかないでしょうけど、日本などと比べてかなり先行していることは事実です。ある意味においては一党独裁・トップダウン型の政治システムのメリットということができるでしょう。もちろん、これにはデメリットもあるわけで、どちらが良いかは一概には言えませんが。

ただ、中央銀行デジタル通貨に関する決定はスピード勝負となる可能性が高そうで、先行者利益を得るためにはある程度『国民的な議論』を省略してでも進めるべき問題ではないかと考えています。実際に使ってみて制度設計を修正する際に国民から広く意見を求めるなどということは必要でしょう。しかし『会議は踊るされど進まず』といった状況に陥ることだけは避けなければなりません。中国の動向などから考えると、時間は思った以上に少ないと考えるべきではないでしょうか。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの+2σを意識した動きから調整の動きが入っています。ただ、下値の堅さも意識されており、再度バンドの+2σである13940ドル前後の水準まで上昇する可能性はあるでしょう。調整売りが継続した場合はバンドの中心線である12240ドル前後の水準が節目となりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σから調整の動きが入っています。目先はやや底堅い動きを見せているものの、積極的に買い進まれるかどうかは不透明です。バンドの±2σは上昇しているため、トレンドそのものは上向きです。ここから調整の動きが再度強まっても下値は堅そうです。

またストキャスティクスを見ると、%Kが一時下落して高値圏から外れる動きとなりましたが、再度持ち直して高値圏に入っています。短期的にはしっかりとした動きが意識されそうです。一方、%Dは緩やかな下落基調であり、高値圏での動きを維持しています。中長期的にはまだ底堅い動きが意識されるのではないでしょうか、%Kの方向感に注意しながらの対応となりそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-1σ付近から持ち直し、中心線を抜けて+1σ前後まで上昇したものの、そこでは抑えられる形となっています。バンドの中心線を挟んでの動きであり、このまま方向感の見えにくい展開となっていくかどうかに注目です。バンド幅は縮小傾向ではありますが、まだ比較的広く、エネルギーの蓄積はそこまで見られていません。しばらくはレンジ圏での動きとなるのではないでしょうか。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはゴールデンクロスからの上昇となっています。%Kが下落に転じていますが、%Dの上昇の勢いは強く、まだしっかりとした動きが継続するのではないかとみています。ただ、%Kが下落基調を継続した場合は%Dも下落に転じる可能性が高まるので、%Kの方向感に注意しながらの対応となりそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

14000ドル:心理的な節目
13940ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
13930ドル:去年の6月26日の水準
13850ドル:2020年の高値
13640ドル:昨日の高値

13480ドル:現在値

13000ドル:心理的な節目
12980ドル:昨日の安値
12240ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
12000ドル:心理的な節目
10530ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
10000ドル:心理的な節目
4000ドル:2020年の安値

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