ビットコインの価格分析:『止まらないビットコイン相場。心理的節目170万円も難なく突破』11/15

ビットコインの対円相場は、9/8に記録した安値104.6万円をボトムに反発に転じると、11/13にかけて173.0万円まで急伸しました。

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ビットコインの価格分析:『止まらないビットコイン相場。心理的節目170万円も難なく突破』11/15

『止まらないビットコイン相場。心理的節目170万円も難なく突破』

1. 直近1週間の値動き

1. 直近1週間の値動き

直近1週間(11/7−11/13)のビットコイン円相場は、11/7に161.1万円で寄り付いた後、①俄かロングのロスカット(大規模なポジション調整)を背景に、一時148.7万円まで急落しました。しかし、一目均衡表転換線に続落を阻まれると、②米製薬大手ファイザー社による新型コロナワクチン候補に関するポジティブな報道(米ファイザー社と独ビオンテック社が開発中のワクチン候補が、数万人参加した治験で90%超の確率で感染防止の暫定結果→新型コロナウイルスの収束期待)や、③上記②を背景としたリスク選好ムードの高まり(米主要株価指数が揃って史上最高値更新)、④ハッシュレートの持ち直し(難易度調整大幅易化後の持ち直し期待)、⑤テクニカル的な地合いの強さ(移動平均線のパーフェクトオーダー+一目均衡表三役好転)、

⑥米グレースケール等ビットコイン投資信託への資金流入観測、⑦対ドルの心理的節目16000ドル突破に伴うショート勢のロスカット、⑧米著名投資家スタンレー・ドラッケンミラー氏によるビットコイン保有報道、⑨中国建設銀行によるブロックチェーン上でのデジタル社債の発行報道(米ドル及ビットコインで公募)、⑩オンライン決済を提供する米ペイパル・ホールディングスによる暗号資産取引の正式開始報道が支援材料となり、11/13には、約2年10ヵ月ぶり高値となる173.0万円まで急伸しました。週末にかけて値を崩すも下値は堅く、本稿執筆時点(日本時間11/14午後1時00分現在)では169.2万円前後で推移しております(※週間値幅が20.5万円に達する等、ボラタイルな相場展開が継続)。

本稿では、以下テクニカル分析の観点でビットコイン円相場の先行きを考察いたします。

2. 移動平均線(テクニカル分析)

2.	移動平均線(テクニカル分析)

ビットコインの対円相場は、強い買いシグナルを示唆するパーフェクトオーダー(上から順番に短期移動平均線・中期移動平均線・長期移動平均線が並ぶ状態)が継続する中、今週も力強く上昇しました(地合いの強さを印象付けるチャート形状)。但し、21日移動平均線とローソク足の乖離が極度に広がっていることから、利食い売りに伴う一時的な反落リスクには常に注意が必要でしょう。

3. ボリンジャーバンド(テクニカル分析)

3.	ボリンジャーバンド(テクニカル分析)

強い上昇トレンド入りを示唆する強気のバンドウォーク(ボリンジャーバンド上限に沿って上昇を続ける状態)が継続する中、ビットコイン円相場は今週も急伸しました。バンドウォーク発生時はオシレータ系インジケータが機能しづらく、安易なショートメイクが踏み上げられる相場展開が続く傾向にあります(押し目狙いの俄かショート勢がロスカットに追い込まれる強力な地合い)。バンド幅も拡大傾向を示しており、来週もボラタイルな相場展開が続きそうです。

4. 一目均衡表(テクニカル分析)

4.	一目均衡表(テクニカル分析)

ビットコインの対円相場は、強い買いシグナルを示唆する一目均衡表三役好転(①ローソク足の一目均衡表雲上限突破、②一目均衡表転換線と一目均衡表基準線のゴールデンクロス成立、③一目均衡表遅行線のローソク足突破が全て揃う状態)が成立する中、今週も力強く上昇しました。テクニカル的に見て、「地合いの強さ」を印象付けるチャート形状となっております。

5. RSI(テクニカル分析)

5.	RSI(テクニカル分析)

オシレータ系インジケータのRSIは、過熱感(買われ過ぎ感)を示唆する70%超での推移が続いております。但し、強い上昇トレンド入りを示唆するバンドウォーク(上昇トレンド発生時に見られるオシレータ系インジケータが機能しづらい現象=押し目待ちに押し目なし)が同時発生していることから、安易なショートメイク(新規売り建玉の造成)には引き続き注意が必要です。

6. まとめ

ビットコインの対円相場は、9/8に記録した安値104.6万円をボトムに反発に転じると、11/13にかけて173.0万円(2018年1月16日以来、約2年10ヶ月ぶり高値)まで急伸しました。この間、一目均衡表基準線や転換線、ボリンジャーミッドバンドや一目均衡表雲上下限を突破した他、強い買いシグナルを示唆する三役好転や強気のパーフェクトオーダー、強気のバンドウォークも成立するなど、テクニカル的にみて「地合いの強さ」を強く印象付けるチャート形状となっております。

もっとも、ファンダメンタルズ的に見ると、①新型コロナウイルスの感染再拡大懸念(新型コロナワクチンに関する楽観ムードの後退リスク)や、②世界的な金融緩和・財政出動の打ち止め観測(新型コロナワクチン期待の高まり→これまで株式市場を下支えしてきた金融・財政両面からの景気下支え策の打ち止め観測→株式市場への下押し懸念→リスク回避ムード再燃の波及経路)、③インフレヘッジ資産の反落リスク(米長期金利上昇→ドル全面高→金価格急落→ビットコイン下押しの波及経路。金価格は今週1965ドルから1850ドルまで急落)、④暗号資産に係る世界的な規制強化の流れ等、ビットコイン相場の反落を想起させる不安材料も残っております。

以上の通り、ビットコイン円相場は、ファンダメンタルズ的な弱さを抱えながらも、テクニカル主導の力強い動きが続いております(押し目待ちに押し目なしの相場展開。短期逆張り勢が都度ショートを造成するも、利食うことが出来ないまま踏み上げられる力強い地合い)。欧米株や米ドル相場の動向や、ビットコインと連動性の高い貴金属市場の動き、先物市場やオプション市場のポジショニング(インプライドボラティリティの高騰が和らぐか否か)、新型コロナウイルスやワクチン開発に関する続報、機関投資家・著名投資家の参入報道を睨みながらも、当方では引き続き、ビットコイン円相場の中長期的な上昇をメインシナリオとして予想いたします(但し、大規模なポジション調整リスクを孕んでいるため、高値掴みには要注意。先週11/7と同様、突如深めの押しが到来する可能性を想定しつつ、ロングメイクする場合は、buy on dipを丁寧に拾う戦略を心掛けておきたい)。

来週の予想レンジ(BTCJPY): 157.5万円−177.5万円

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