取り残される恐怖(20/11/16)

週末の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが下落しての推移です。

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取り残される恐怖(20/11/16)

取り残される恐怖

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:15836.6ドル(-0.96%)
イーサリアム:442.98ドル(-4.06%)
リップル:0.26690ドル(-0.44%)
ビットコインキャッシュ:238.65ドル(-7.32%)

【概況】

週末の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが下落しての推移です。調整売り圧力が強まり、16000ドルを割り込む水準での動きです。その他のコインはリップルが堅調地合いとなったものの、全体的には売り圧力が強まる展開となり、ビットコインキャッシュなどが下げ幅を拡大する展開となっています。ここから調整の動きが強まるのか、底堅い動きから再度高値を更新する動きとなるのかに注目が集まりそうです。

さて、週末はやや上値を抑えられたビットコインですが、それでもかなりのペースで上昇してきていることは事実です。ダウなども大きく上昇しており、リスク志向の動きの強まりを背景とした資産価格全般に買い意欲が強まる状況となっているように思われます。そして、米国の金融緩和姿勢の継続を意識した米国債利回りの上値の重い展開と、それに伴うドルの先安観が好感されている状況です。

ここから年末に向けてさらに上昇するのか、調整が入るのかは定かではありませんが、大口投資家などから今回の上昇に関して『取り残される恐怖』が発生しているのではないかといった指摘が出ています。これはFOMO(Fear Of Missing Out)とも言われる状況です。

現状の上昇がFOMOであるかどうかというのははっきりとは判断できないところではあります。しかし、急激な上昇を受けてビットコインに対する注目が集まったことで買いの流れがさらに強まっているということは十分に考えられることです。さらに上述の通り、株式市場の上昇や低金利政策の長期化観測などで過剰流動性相場となっています。資金の振り向ける先としてビットコインが選ばれやすい環境にあることは事実でしょう。

ややバブル的な側面を内包しているようにも見える相場環境ですが、現状でそこまで警戒感が高まっているかというとそういった局面でもないように思われます。コロナウィルスの感染拡大がカギを握りそうな気がしていますが、材料としてはかなり使い古されたものであることも否めません。さらにワクチンの開発に対する期待感などもあり、これが急激な下落をもたらすものなのかは定かではありません。国民がコロナに慣れてきているというのも大きいのではないかと考えています。もちろん、今後の状況は予断を許さないところではありますが、市場に対する影響は限定的なものとなる可能性が高いのではないでしょうか。

それよりも米国の金融政策の転換や政権交代に伴う政策の変更に対する懸念などが意識されてのリスク志向の巻き戻しのほうが懸念として残るのではないかとみています。あとはコロナが年末商戦にどの程度の影響を与えるのかがポイントとなるとみています。これらの問題が意識されてこれまでの上昇に修正が入った場合、FOMOの買いが一気に巻き戻される可能性もあるでしょう。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの+2σである16870ドル前後の水準と中心線である14780ドル前後の水準で挟まれたレンジでの動きが維持されています。16000ドルを割り込んでの動きとなっており、ここを再度突破することができるかどうかがポイントとなりそうです。売り圧力が強まった場合、16000ドルが先々の上値抵抗帯となるものと思われるので、その点は注意が必要でしょう。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σを意識しての動きから調整の動きが入っています。これまでは+1σ前後の水準で下げ止まり、そこから持ち直す動きを見せていただけに、ここからの動きには注目が集まりそうです。バンドの±2σは上昇基調を維持しており、トレンドそのものは上向きです。ただ、バンドの中心線までは下値余地があると見るべきで、+1σでの安易な押し目買いはリスクがありそうです。とはいえ、下げ渋った場合は+2σまでの上値余地があるので、目先は慎重に方向感を見極めての対応となりそうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dは高値圏での推移ですが、デットクロスからの下落となっています。このまま下落基調を維持した場合、バンドの中心線までまずは下落といった展開となるでしょう。ここから持ち直して高値圏での動きを維持した場合はバンドの+2σを目指しての動きとなりそうです。

今日は週初ですので、週足分析をやっていこうと思います。

ビットコインの週足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σを意識しての動きです。目先はやや+2σからの乖離が大きくなったことで調整の動きが入っていますが、ここからバンドウォークを再開する可能性は十分にあるでしょう。バンドの-2σの下落の勢いは落ちていますが、これが横ばいから上昇となれば一時的には調整の動きが入りやすくなるので、-2σの方向感に注意が必要でしょう。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dは高値圏での動きです。ただ、下落に転じており、このまま下落基調を強めるのかどうかに注目です。デットクロスの可能性もあるため、先行きにはやや警戒感が高まるところですが、まだ高値圏での推移であり、積極的に売り込む展開となるかは不透明な状況と言えそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

16360ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
16470ドル:2020年の高値
16160ドル:昨日の高値
16000ドル:心理的な節目

15840ドル:現在値

15840ドル:昨日の安値
15000ドル:心理的な節目
14780ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
14000ドル:心理的な節目
12690ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
4000ドル:2020年の安値

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