ワクチン開発とドルの下落(20/11/17)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが大幅上昇となって推移しています。

関連通貨:

ワクチン開発とドルの下落(20/11/17)

ワクチン開発とドルの下落

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:16835.7ドル(+5.83%)
イーサリアム:463.74ドル(+4.23%)
リップル:0.28586ドル(+6.52%)
ビットコインキャッシュ:247.84ドル(+3.76%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが大幅上昇となって推移しています。コロナウィルスワクチンの開発に対する期待感が高まったことで、株式市場などでリスク志向の動きが強まる展開となっており、仮想通貨(暗号資産)市場にも買いの流れが意識されています。その他のコインも大きく上昇しており、先行きに対する期待感が高まっています。

さて、上述の通りコロナウィルスワクチンの開発に対する期待感が強まっていますが、感染者数も大幅に増加しており、足元に関してはまだまだ予断を許さないところではありますが、このままワクチンの開発が進み、広く配布されるようになった場合、ドルが来年に最大20%下落する可能性があると米シティグループが予想しています。

シティグループのストラテジストのカルビン・シー氏らはリポートで『ワクチンの配布は我々が設けた弱気相場のチェックポイントすべてに該当し、ドルは2000-2010年の前半と似たようにな道筋をたどるとみている』と分析しています。

現段階でもドルの上値は重い状況となっていますが、コロナウィルスワクチンの開発によって世界的な貿易や経済成長の回復が見られれば、ドルなどの逃避先資産需要にとってさらなる重しとなるとみているようです。さらに米金融当局はハト派的な政策を維持するものと思われ、そうなればドルに対する売り圧力が強まる展開は避けられないのではないかと分析しているようです。

仮にこういった動きが展開された場合、仮想通貨(暗号資産)市場にどういった影響があるでしょうか?逃避先資産需要の低下を受けて下落するという見方があるかもしれませんが、個人的にはそういった考えを支持しません。逆にドル安や過剰流動性相場の影響を受けて仮想通貨(暗号資産)市場にも資金が流れ込む可能性が高いのではないかとみています。特にここ最近の上昇を見る限り、余剰資金をビットコインなどに振り向ける動きは強まっているのではないかと思われ、リスク志向の動きが強まった場合、仮想通貨(暗号資産)市場にもプラスの影響が強いのではないかとみています。

問題となりそうなのはドルの下落に対して次期政権がどういった対応を見せるかといったところでしょう。中央銀行デジタル通貨が話題となる中でドルが急落することは望ましいことではないのではないか、と思われますが、現状ではまだ態度ははっきりしていません。これからの話になると思いますが、時間的にはそこまで残されていないと思われ、あいまいな態度もリスクが高いとみています。対応によってはドルの下落に歯止めがかかる可能性もあるので、その点は頭に入れておいたほうが良いのではないかと考えています。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの+2σである17160ドル前後の水準と中心線である14940ドル前後の水準で挟まれたレンジでの動きが維持されています。ただ、下値は+1σや16000ドルが意識されている状況であり、底堅い動きが展開されています。バンドの+2σは17000ドルを超えていますが、17000ドルも心理的な節目として意識はされそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+1σ前後で支えられて持ち直す動きとなっています。このままバンドの+2σまで上昇する可能性は十分にあるのではないかとみています。バンドの±2σが上昇基調であり、トレンドそのものが上向きです。バンドブレイクからバンドウォークといった動きにはなりにくいものの、調整を入れながら上値を拡大しやすい形ですので、基本的には押し目買い優勢といった状況が継続しやすい状況です。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dは高値圏での推移です。一時的には下落となる場面もありますが、目先は再度上昇しての動きです。高値圏での推移を継続しており、買い優勢の流れが維持されています。%Kには上値余地がほとんどありませんが、依然として底堅い動きが展開されそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σを意識しての動きです。バンドの-2σは下落基調となっており、バンド幅の拡大を伴いながらのバンドブレイクからバンドウォークとなっており、ここからさらに上値を拡大する可能性が高まっています。目先はやや+2σからの乖離が大きくなったことに伴う修正が入る可能性はありますが、基本的には買い優勢といった状況です。バンドの-2σの方向感を見極めながらの対応となりそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはゴールデンクロスからの上昇で、高値圏に入っています。上値余地はほとんどありませんが、上昇基調は維持しており、まだ買い優勢の流れです。天井打ちから下落して高値圏から転落といった動きにならない限りは底堅い動きは維持されそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

17160ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
17000ドル:心理的な節目
16850ドル:2020年の高値
16850ドル:昨日の高値

16840ドル:現在値

16000ドル:心理的な節目
15870ドル:昨日の安値
15000ドル:心理的な節目
14940ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
12730ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
4000ドル:2020年の安値

関連記事

ページトップへ戻る