ビットコイン円、年初来高値を大幅更新。ショートカバーが相場を押し上げる展開(11/18朝)

17日(火)のビットコイン円相場は年初来高値を大幅更新。

関連通貨:

ビットコイン円、年初来高値を大幅更新。ショートカバーが相場を押し上げる展開(11/18朝)

昨日の概況

〇ビットコイン円一時186.2万円に急伸、リスクセンチメント改善、短期ショート筋ロスカットが要因か
〇ビットコイン円2ヶ月で78%の急上昇、オシレーター系指標機能せず
〇ファンダメンタルズは反落材料多い
〇ビットコインテクニカル主導の力強い展開続くもポジション調整リスクあり、高値掴みに注意
〇本日の予想レンジ:175.0万円ー190.0万円

17日(火)のビットコイン円相場は年初来高値を大幅更新。①新型コロナワクチンに関する期待感の高まり(米ファイザー社や米モデルナ社によるポジティブな報道)や、②上記①を受けた株式市場の力強い動き(株高→リスク選好ムード)、③各国中銀による金融緩和を示唆する発言(昨日はパウエルFRB議長より「景気回復支援に向け必要な限りあらゆる政策措置を利用していく」とのハト派的な発言あり)、④ハッシュレートの持ち直し(11/3をボトムに大きく切り返す展開)、⑤テクニカル的な地合いの強さ(移動平均線のパーフェクトオーダー+一目均衡表三役好転)、⑥オプション市場のトップサイドを織り込む動き(リスクリバーサルでBTCコールオーバーが急拡大)、⑦大手企業の参入期待(資金流入観測)、⑧短期筋のショートカバー(ショート勢のロスカットが相場を押し上げる展開)が支援材料となり、米国時間にかけて、約2年10ヵ月ぶり高値となる186.2万円まで急伸しました。引けにかけて小反落するも下値は堅く、本稿執筆時点(午前4時30分現在)では184.5万円前後で推移しております

本日の見通し

ビットコインの対円相場は、9/8に記録した安値104.6万円をボトムに反発に転じると、昨日は一時186.2万円(2018年1月12日以来、約2年10ヶ月ぶり高値)まで急伸しました(僅か2ヵ月で78%の上昇率)。この間、一目均衡表基準線や転換線、ボリンジャーミッドバンドや一目均衡表雲上下限を突破した他、強い買いシグナルを示唆する三役好転や強気のパーフェクトオーダーも成立するなど、テクニカル的にみて「地合いの強さ」を強く印象付けるチャート形状となっております(RSI等の過熱感を材料に短期筋が都度ショートポジションを造成するも、すぐに踏み上げられる力強い相場展開→オシレータ系インジケータがワークしづらい状態)。

もっとも、ファンダメンタルズ的に見ると、①新型コロナウイルスの感染再拡大懸念(新型コロナワクチンに関する楽観ムードの後退リスク)や、②世界的な金融緩和・財政出動の打ち止め観測(新型コロナワクチン期待の高まり→これまで株式市場を下支えしてきた金融・財政両面からの景気下支え策の打ち止め観測→株式市場への下押し懸念→リスク回避ムード再燃の波及経路。各国中銀はハト派的なスタンスを滲ませるも、先行き不透明感は根強い)、③インフレヘッジ資産の反落リスク(米長期金利上昇→ドル全面高→金価格急落→ビットコイン下押しの波及経路。事実、金価格は1800ドル台で冴えない動き)、④暗号資産に係る世界的な規制強化の流れ等、ビットコイン相場の反落を想起させる不安材料も残っております。

以上の通り、ビットコイン円相場は、テクニカル主導の力強い動き(押し目待ちに押し目なしの相場展開。短期筋が都度ショートポジションを造成するも、利食うことが出来ないまま踏み上げられる力強い地合い=ロスカットが相場を押し上げる展開)が続いていますが、高値警戒感も根強く、ここからのロング造成には「慎重さ」が必要と考えられます(180万円アッパーは歴史的にも滞空時間が短いゾーン)。欧米株及び欧米長期金利の動向や、新型コロナウイルスの感染拡大及びワクチン開発に関する続報、ビットコインと連動性の高い金価格の動き、先物市場やオプション市場のポジショニング(特に年末付近に行使期日を迎えるオプションのリスクリバーサルの需給変化)を睨みながらも、当方では引き続き、ビットコイン円相場の短期的な下落を予想いたします(昨日は日足ベースで大陽線が出現するなど、プチバブルの最終段階を想起させるローソク足の形状=ショート勢のロスカットが一巡した可能性があり、本日はポジション調整リスクに警戒→高値掴みに要注意)。

本日の予想レンジ:175.0万円ー190.0万円

注:ポイント要約は編集部

昨日の概況

ビットコイン円日足

関連記事

ページトップへ戻る