過度の楽観?(20/11/18)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが大幅続伸となって推移しています。

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過度の楽観?(20/11/18)

過度の楽観?

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:17661.0ドル(+4.73%)
イーサリアム:481.34ドル(+3.91%)
リップル:0.30025ドル(+5.13%)
ビットコインキャッシュ:253.64ドル(+2.45%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが大幅続伸となって推移しています。その他のコインも大きく上昇しており、仮想通貨(暗号資産)市場への資金流入が継続しています。米国株式市場はコロナウィルスの感染拡大に対する警戒感などから調整売りに上値を抑えられていますが、仮想通貨(暗号資産)市場は買いの流れが継続しています。約3年前のバブル崩壊直後の水準にまで上昇しています。大口投資家が購入可能な微々たる供給を吸収していることが要因との指摘もあり、米感謝祭に向けて2万ドルの大台を突破する可能性もあるといった見方も出ています。

3年前の動きは2017年末に2万ドル近い水準まで吹き上げたものの、そこから急落して1年未満で3000ドル強の水準にまで下げた経緯があり、今回もそういった動きが警戒されるものと思われますが、その当時と比べれば仮想通貨(暗号資産)市場を取り巻く環境は大きく改善していると思われます。一時的な調整が入る可能性は高いとみていますが、急激な下落となるかというと可能性は低くなっているように思われるところです。

ただ、気になる見解をバンク・オブ・アメリカのストラテジストが発表しています。それは、現状の米国の選挙結果やコロナウィルスワクチンの開発の進展によりファンドマネージャーが年初来で最も強気に傾いており、この結果を踏まえてリスク資産を売り始める時期と指摘しているようです。これは株式市場を対象にしたものであり、投資家の楽観が急上昇する中で『天井を付けるプロセスが始まっている』と指摘しています。

現状すぐに急激な転換があるかと言えば疑問が残るところではありますが、市場が過度に楽観に傾いた局面と言うのは確かに危険なサインではあります。相場の格言でも『強気相場は悲観の中で生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、陶酔の中で消えていく』といったものがありますが、現状がどの段階にあるのかといったことを考えるのは非常に重要なことでしょう。

バンク・オブ・アメリカの今回の見解は基本的には株式投資に関するものですが、これは仮想通貨(暗号資産)市場にも当てはまるでしょう。現状でビットコインなどはリスク資産であり、安全資産というのは難しいでしょう。であるならば、仮に株式市場から資金が引き上げられるといった動きが強まった場合、仮想通貨(暗号資産)市場からも資金が引き上げられる可能性が高まるでしょう。個人的には年内はよほどのショッキングな材料が出ない限りは大丈夫ではないかとみていますが、『まだはもうなり、もうはまだなり』という格言もあります。参入するにしても撤退のポイントはしっかりと意識すべきでしょう。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの+2σである17520ドル前後の水準をブレイクしての動きです。ここからバンドウォークとなる可能性は低そうですが、18000ドルが上値の目標となりそうです。一一方、調整が入るとしたらバンドの中心線である15160ドル前後の水準ですが、直近の動きでは+1σ前後の水準が意識されており、16340ドル前後の水準も意識しておきたい水準と言えそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σをブレイクしての動きです。このままバンドウォークとなるかどうかに注目です。ただ、バンドの-2σが上昇基調を維持しており、バンドの±2σが上昇基調となっています。トレンドそのものは上向きですが、バンドブレイクからバンドウォークとはなりにくい形であり、一時的には調整の動きが入る可能性が高そうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dは高値圏での推移です。%Kは横ばいでの推移であり、これが高値圏での動きを継続できるかがポイントとなりそうです。%Dはじり高基調であり、流れとしては依然として買い優勢ということができるのではないでしょうか。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σをバンドブレイクからバンドウォークする展開となっています。バンドの-2σも下落基調であり、バンド幅の拡大を伴いながらの動きとなっています。目先はやや行き過ぎからの調整が入っていますが、まだバンドウォークを継続する可能性はあるため、安易な戻り売りはリスクが高そうです。バンドの-2σの方向感に注意しながらの対応となりそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dは高値圏での推移です。ただ、デットクロスが意識されているので、ここから下落基調を維持するかどうかに注目です。高値圏から転落といった動きになれば、調整の動きが強まる可能性が高まるので、その点は注意が必要でしょう。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

18000ドル:心理的な節目
17850ドル:2020年の高値
17850ドル:昨日の高値

17660ドル:現在値

17520ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
17000ドル:心理的な節目
16560ドル:昨日の安値
16000ドル:心理的な節目
15160ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
12800ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
4000ドル:2020年の安値

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