BTC上昇、時価総額の小さなアルトコインに注目(11/18)

代表的な暗号資産であるビットコインの価格上昇が止まらない。

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BTC上昇、時価総額の小さなアルトコインに注目(11/18)

BTC上昇、時価総額の小さなアルトコインに注目

代表的な暗号資産であるビットコインの価格上昇が止まらない。11月中旬、1ビットコインは170万円台で推移している。この水準は2017年12月辺りの水準だが、当時は一日に数十万円上下に振れる荒い相場展開となっており、今のようなじりじりと上昇するような地合いとは全く異なる。最近、米国投資銀行のアナリストが2021年12月までには1ビットコイン31万ドル台まで上昇する余地はあるとのレポートを機関投資家にリリースしたことが話題となるなど、暗号資産はかつての賑わいを取り戻しつつある。ただ、上昇しているのはビットコインを筆頭とした暗号資産だけではない。日経平均が29年ぶりの26,000円台をつけたほか、米NYダウは史上最高値を更新しており3万ドル台目前まで上昇している。新型コロナウイルスのワクチン製造ニュースが過剰流動性相場に火をつけ、様々な金融商品に投資資金が流れ込んでいる状況だ。

米製薬最大手のファイザー社が11月9日、ドイツのバイオ医薬ベンチャーと共同で開発した新型コロナウイルスワクチンの臨床試験の結果、感染を防ぐ有効率が90%を超えたと発表。その後、同社は、米国4州で同ワクチンの接種に向けた試験プログラムを開始すると発表した。9日にこのニュースが伝わった後、世界の株式市場は行動を開始した。ほぼロックダウン状態で経済ダメージが叫ばれる欧州株も軒並み買い戻しが入り値を戻している。ファイザーのワクチンはすでに製造を開始しており、供給量は2020年に世界で最大5000万回分(2回接種のため2500万人分)製造される見通しとのことだ。実際に世界中でワクチンが効力を発揮し始めるのは2021年の話だろう。

ただ、投資家の反応は早く、日米株の動きは既に記載した通りだが、弱い動きを見せていた英国株価指数FT100 は10月30日の水準から既に16%ほど上昇した。ちなみに、今回の市場の反応で一番面白かったのは、中国やロシアが先行してワクチンを開発して自国で使用しているといったニュースが流れても投資家が無反応だったことである。この辺りが米最大手製薬メーカーのファイザーの信頼性なのだろう。

とにかく新型コロナウイルスワクチンの存在が、世界の投資家を刺激したのは間違いない。春先の先進国の株価指数の急落後、誰も米NYダウが史上最高値を更新するなど思っていなかっただろう。そして、ビットコインがこれだけ上昇することも予測不能だっただろう。ビットコインの場合は、米決済大手のペイパルの存在がきっかけとなったと考えているが、これだけじり高となっている背景は、間違いなく投資家マインドの好転がある。超低金利のなかジャブついた投資資金が様々なリスク資産に流れ込んでいる。ひと昔前によく言われていた過剰流動性相場というやつだと考える。

行き場を失った資金が、株や為替とは比べ物にならないほど市場が小さい暗号資産では、文字通り値(音)を上げるしかない。レバレッジ取引などに投機資金が向かっていた2017年とは異なり、一日数%ずつじりじりと上がっている動きは見ていて安心する。戻り高値更新の構図は日経平均と重なる。つまり売りが出にくい状況のため需給面は良好だ。今後、じり高の地合いで買いそびれた投資家が我慢できずに買いを入れる可能性も考えると、押し目がないまま、3年ぶりとなる1ビットコイン200万円台が見られるかもしれない。米投資銀行のアナリストが話題にし始めた状況下、国内のメディアもそろそろビットコインの価格予想を出しそうな気がする。『来年は●●万円まで上昇する可能性がある』といった内容となるのは間違いない。私は、時価総額NO.1のビットコインの価格上昇が、アルトコインへの物色に伝搬し、暗号資産市場全体がボトムアップするような前向きな展開を期待したい。国内交換業者が扱っている時価総額が小さいアルトコインは、是非とも注目しておきたいところだ。

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