まさに爆騰ビットコイン、逃げるタイミングは?(21/1/6)

年末年始の暗号資産市場は、ビットコインに魅せられる格好となった。

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まさに爆騰ビットコイン、逃げるタイミングは?(21/1/6)

まさに爆騰ビットコイン、逃げるタイミングは?

年末年始の暗号資産市場は、ビットコインに魅せられる格好となった。正月の21時頃、300万円の大台に乗せた後も上昇ピッチは緩めることなく、1月3日には350万円台まで上昇。2017年12月の上昇相場を見ているような上げっぷりだった。正に棒上げ。こうした動きはなかなか株や為替では見られない。そして、4日には一日の値幅60万円という久しぶりの乱高下を見せた。これぞビットコインという動きに、かつて2017年から2018年にかけて取引を行っていた人は、「口座にBTC残っていなかったかな?」と数年ぶりにログインしたことだろう(筆者もその口だ、残念ながら1satoshiも無かった)。そして、二段階認証がわからなくなってサポートセンターに問い合わせを出しているはずだ。各交換所のサポートセンターは、問い合わせ殺到でパンク状態に陥っているらしい。問い合わせに対する回答はしばらく来ないとみておいた方がよさそうだ。

眠っていた投資家が目を覚ますほどの爆騰である。リスクジャンキーが多い暗号資産投資家は、30数年ぶりの高値水準である日経平均や、史上最高値更新中のNYダウなどには見向きもしていないだろう。ビットコインは、昨年7000ドルで燻っていたが、4-5か月ほどで3万ドルを突破した。昨年春にコロナショックで急落したNYダウは、2万ドル割れから3万ドル台を付けた(冷静に見ると、これはこれですごいのだが)に留まっており、ビットコインの比ではない。

ところで、今回の上げの材料は何なのだろうか?明確な材料はなく、強いて言うのであれば「緩和マネー」「過剰流動性」が原因だろう。金余りのなか投資資金が集まっただけという考えだ。年末年始のニュースを見ていても、米国でのリップル騒動(これは後日、このテーマでまとめたい)のほか、特に目立ったニュースは出ていない。時折、米国企業やファンドがビットコインにいくら投資したとかのニュースが出るぐらいだ。目立った買い材料もなく、緩和マネーが価値を押し上げる・・・。こうした構図は少々バブルを思わせるが、熱狂する間もない爆騰は、まだまだ投資家が参戦する余地はあると考える。どこかで大陰線連発のきつい下げ局面を迎えるような気はするが、買い需要が強い地合いでは売りを仕掛けるのは恐ろしい(踏まされて痛い目にあう可能性が高いので)。暗号資産市場を支えている「緩和マネー」が逆流しない限り、「熱狂なき暗号資産上昇」は続くと考える。

2021年は、「熱狂なき上昇」がどこまで続くのかを見るのが楽しみである。ビットコインの裏で、イーサリアムも確変モードに入ったような急騰となっているし、Symbolのローンチ延期で急落したXEMもまだまだ元気だ。ビットコインの上昇が続く限り、アルトコインもその動きに引っ張られる流れとなろう。暗号資産市場の盟主たるビットコインが盤石であれば、それを担保にアルトコインの売買をすることが可能だからだ。年が明けたばかりの1月はまだ楽観視しているが、米大統領の交替、コロナワクチンの本格的な投与開始、英国のロックダウン解除(2月中旬頃、日本も緊急事態宣言解除かもしれない)が予想されている2-3月は、地合いが大きく変わる可能性があるため注意が必要と見ている。数年に一度の潮目が変わるタイミングとすれば、それこそ「緩和マネー」の巻き戻しが発生するだろう。「熱狂なき上昇」がどこまで続くか楽しみだと言っておいて、2-3月は注意というのは乱暴な見通しかもしれない。ただ、24時間、365日動いているビットコインは、一日5-6時間しか取引できない株(先物、PTS除く)と比べると4-5倍のスピードと見ておいた方がいい。一日1円も動かない為替と比べると10倍のスピードと見ておいた方がいい。金融の常識的なスピード感で暗号資産を分析すると大きな怪我をする。

なお、ビットコイン上昇の後にアルトコインが動くという構図は以前からお話している。この考えは今も変えてはいないが、下げる時は横一列でビットコインもアルトコイン(ある程度の流動性があるアルトコインに限る)も下げるだろう。ビットコインを担保としてアルトコイン取引を行っているのであれば、このロジックに余計な説明はいらないはずだ。逃げるときは全暗号資産を法定通貨にしておきたい。そして、そのタイミングは早くて2月だ。

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