ビットコインの価格分析:『史上最高値を大幅更新。400万円の大台突破でバブル相場再来』

余程大きな悪材料が出てこない限り、ビットコイン円相場の上昇トレンドは続くと考えられます

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ビットコインの価格分析:『史上最高値を大幅更新。400万円の大台突破でバブル相場再来』

1. 直近1週間のBTC相場

1.	直近1週間のBTC相場

今週(1/3−1/9)のビットコイン円相場(BTCJPY)は、週初331.9万円で寄り付いた後、①短期筋のポジション調整(フラッシュ・クラッシュ)や、②CME先物市場の窓埋め圧力を背景に、翌1/4に、週間安値287.8万円まで急落しました。しかし、300万円の大台割れでは「押し目買い」が殺到し、すぐに持ち直すと、③オプション市場の巨大建玉36000ドルに吸い寄せられるマグネット効果の発生や、④米Bitwise社(暗号資産投資ファンド運営会社)の運用総額急増報道、⑤米JPモルガン・チェース銀行による「ビットコインは金に匹敵する資産として地位を固めつつあり、仮に安全資産と見なされた場合には、14.6万ドル(約1500万円)まで上昇する可能性がある」との強気なレポート、⑥短期筋のロスカット(逆張り勢のショートカバー)、⑦テクニカル的な地合いの強さ(一目均衡表三役好転+移動平均線のパーフェクトオーダー+ボリンジャーバンドのバンドウォーク)、

⑧アルトコインを含む暗号資産全体に漂う楽観ムード(暗号資産市場全体の時価総額が100兆円を突破)、⑨オプション市場のショートガンマ(ビットコインが上昇すればするほど、マーケットメーカーによるストップBUYが発生する状態)、⑩USDT(ドルテザー)の発行急増、⑪伝統的金融市場で広がるリスク選好ムード(欧米株の上昇)、⑫Paypalの出来高急増報道(個人投資家の流入期待)、⑬大手メディアによる相次ぐビットコインに関する楽観報道(Google検索でビットコインの検索が急増)が支援材料となり、週末にかけて、史上最高値となる434.7万円まで急騰しました。引けにかけて反落するも下値は堅く、本稿執筆時点(1/9日本時間12時00分現在)では417.5万円前後で推移しております。

本稿では、以下テクニカル分析の観点でビットコイン円相場の先行きを考察いたします。

2. 移動平均線(テクニカル分析)

2.	移動平均線(テクニカル分析)

トレンドの方向性を表す移動平均線は、強気のパーフェクトオーダー(上から順番に短期移動平均線・中期移動平均線・長期移動平均線が並ぶ状態=強い買いシグナル)が続いております。上位足から下位足に至る全てのテナーで買いシグナルが点灯するなど、短期的にも中長期的にも上昇トレンドの継続が意識されます。

3. ボリンジャーバンド(テクニカル分析)

3.	ボリンジャーバンド(テクニカル分析)

ボリンジャーバンドは、力強い上昇トレンドを示唆するバンドウォーク(ボリンジャーバンド上限に沿って上昇を続ける状態)が続いております。同シグナル点灯中はオシレータ系インジケータが機能しづらいと言われており、値ごろ感で安易にショートエントリーした短期筋のポジションを踏み上げる動きが確認されます。また、ミッドバンドの傾きも傾斜度合いを一段と強めるなど、短期的にも中長期的にも上昇トレンドの継続が意識されます。加えて、バンド幅(ボラティリティ)も昨年3月以来の高水準で高止まりするなど、投機筋の流入を通じたビットコイン市場の活性化が期待されます(バンド幅の拡大→ボラティリティの上昇は投機筋を呼び寄せる効果→ビットコイン市場の活性化→更なる資金流入)。

4. 一目均衡表(テクニカル分析)

4.	一目均衡表(テクニカル分析)

一目均衡表は、強い買いシグナルを示唆する三役好転(①ローソク足の一目均衡表雲上限突破、②一目均衡表転換線と一目均衡表基準線のゴールデンクロス、③一目均衡表遅行線の26日前のローソク足突破が全て揃う状態)が続いております。一時的な反落リスク(ポジション調整)は燻るものの、一目均衡表転換線が走る361.0万円付近では押し目買い圧力が強まる可能性が高いと考えられます(余程大きなビットコイン売り材料が出てこない限り、調整局面では上昇トレンドに乗り遅れた勢力による押し目買いが殺到する公算大)。

5. RSI(テクニカル分析)

5.	RSI(テクニカル分析)

オシレータ系インジケータのRSIは、極度の過熱感(買われ過ぎ感)を示唆する80%超(青の点線より上側)での推移が続いております(80%超を記録したのは直近1年間で4度だけ)。但し、現在は、上述の通り、オシレータ系インジケータを機能しづらくさせる強気のバンドウォークが発生中である他、先週まで警戒されていたローソク足とRSIのダイバージェンス(実勢相場が上昇する過程で、RSIが下降する逆行現象=トレンドの終焉を示唆)も解消されているため、値ごろ感での安易な逆張りには引き続き注意が必要でしょう。

6. まとめ

以上の通り、ビットコイン円相場は、ファンダメンタルズ的にも、テクニカル的にも、更なる上昇が期待されます。一時的なポジション調整リスク(反落リスク)は燻るものの、上昇トレンドに乗り遅れた勢力(含む機関投資家)による押し目買い意欲は根強く、余程大きな悪材料が出てこない限り、ビットコイン円相場の上昇トレンドは続くと考えられます(都度長い下髭を残すも結局反発に転じるチャート形状)。また、足元では、オプション市場の建玉が先物・スワップ市場に迫るなど、オプション勢の動きが市場で注目されつつあります。事実今週も17000BTC規模の巨大ストライク(36000ドル=374万円)が相場を動かす原動力となりました。こうした点を踏まえると、次に注目される巨大ピンとして1月29日行使期日の52000ドル=540万円が警戒されます。実勢相場と比べまだまだ距離があるように感じられるものの、今週1週間で150万円程度の値幅があったことを考慮すると(287.8万円→434.7万円)、あり得ない距離では無いと考えられます。ボラティリティが極度に高まっている為、レバレッジを極力抑えつつ、慎重な取引を心掛けたいと思います。

来週の予想レンジ(BTCJPY): 375.0万円−465.0万円

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