過度な楽観(21/1/14)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが続伸しての推移です。

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過度な楽観(21/1/14)

過度な楽観

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:36334.7ドル(+5.60%)
イーサリアム:1111.8ドル(+2.77%)
リップル:0.30336ドル(+2.96%)
ビットコインキャッシュ:486.29ドル(+5.05%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが続伸しての推移です。その他のコインも上昇しており、買いの流れが継続しています。昨日は米株は小幅まちまちだったものの、米国債利回りが長期債を中心に上値を抑えられた事などが意識され、買いの流れが強まった状況です。20日移動平均線(ボリンジャーバンドの中心線)で支えられていることも好感される流れとなっています。

さて、直近の動きとしては調整の動きも見られていますが、年末年始にかけて上昇基調を強めてきたビットコインをAlternativeが発表しているFear & Greed Indexで見てみると、Extreme Greed、つまり非常に楽観的といった局面が継続しています。しかし、直近の動きを受けて目先は下落基調であり、80を割り込む動きを見せています。これは去年の11月5日以来の水準であり、先行きに関しては若干懸念が生じる状況ということができるのではないでしょうか。去年の11月上旬のビットコインの価格は15000ドル前後の水準であり、そこから3倍近く上げてきた相場であることを考えると過度な楽観に対する警戒感が高まってもおかしくはないところでしょう。

そもそもFear & Greed Indexにおいて、90を超えたことは2019年の6月末以来のことであり、90を挟んでの動きが2か月も継続したこと自体が初めてのことです。これがいわゆるバブルの最終局面なのか、それとも再度上昇基調を強めるのか、今後の展開を考える上でも重要な局面ということができそうです。

過度な楽観が意識される局面ではありますが、日本の状況を見ると仮想通貨(暗号資産)取引所がテレビCMの放映を開始し始めています。テレビCMは2017年の仮想通貨(暗号資産)ブームの際に注目されましたが、今回も価格の上昇とそれに伴う注目度の高まりを受けての動きということになりそうです。2017年当時はコインチェックが出川哲郎氏を起用したCMを放送したこともあり、『出川組』などという言葉も生まれるなど一世を風靡しました。しかし、その後の動きは皆様もよくご存じの通り、仮想通貨(暗号資産)は軒並み急落してブームが終焉することになったわけです。

それからわずか3年後に再び仮想通貨(暗号資産)取引所がテレビCMの放送を開始ということではありますが、当時の記憶もはっきりと残っている状況かと思いますので、個人投資家も慎重にならざるを得ないのではないかと思われます。その意味でも今回のテレビCMの放送再開がどういった影響を与えるのか、それとも与えないのかは注目しています。タイミング的に見ても急激な上昇を受けての動きであり、非常に似た局面であることは事実です。となると、個人投資家としても逆に動きにくいところではないでしょうか。もちろん、前回の史上最高値の更新時に動かなかった個人投資家が今回動くということはあり得ると思いますが、取引所が期待するほど多くはならないのではないかとみています。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの+2σである42370ドル前後の水準から調整が入り、目先はバンドの中心線である32570ドル前後の水準で支えられて持ち直す動きとなっています。この先も中心線で支えられるかどうかは非常に重要となりそうです。持ち直した場合はバンドの+2σや心理的な高値水準である40000ドルなどが意識されそうです。また、チャートの形から考えると、史上最高値である41920弗前後の水準を突破できるかも重要でしょう。逆に売り圧力が強まった場合は30000ドルなども注目されそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σから調整の動きが入り、中心線まで下落したものの、そこで支えられて持ち直す動きです。このままバンドの+2σを目指しての上昇となるかどうかに注目です。底堅い動きが展開されているだけに、再度上昇基調を強める可能性は高まっています。ただ、上値を抑えられてバンドの中心線を下抜ける展開となった場合は下げ幅を拡大する可能性が出てくるので、その点は注意が必要です。この先もバンドの中心線で支えられるかどうかがポイントとなりそうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dがデットクロスからの下落となっていましたが、%Kが反転上昇する動きです。ただ、%Dは下落基調を維持しており、まだ上値の重さが意識されやすい形となっています。%Kが上昇基調を維持することができるかが目先のポイントとなりそうですが、%Dが持ち直してこないと先行き上値の重い展開となりそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σから持ち直す動きとなっています。ここまでは中心線で抑えられる動きとなっていましたが、ここにきて中心線を上抜けています。このままバンドの+2σまで上昇する可能性が高まっており、買い優勢の局面となっています。バンド幅が縮小傾向となっており、市場にはエネルギーが蓄積されてきています。バンドの+2σをブレイクして上昇といった動きとなるのか、+2σで抑えられるのかに注目です。これに関してはバンドの-2σの方向感に注意しながらの対応となりそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはゴールデンクロスからの上昇で高値圏に入ってきています。%Kは上値余地がほとんどありませんが、まだ上昇基調を維持しており、買い優勢の流れということができそうです。%K、%Dが高値圏での動きを維持することができるかどうかがポイントとなりそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

42370ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
41920ドル:史上最高値
40000ドル:心理的な節目
36440ドル:昨日の高値

36330ドル:現在値

32570ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
32450ドル:昨日の安値
30000ドル:心理的な節目
29300ドル:2020年の高値
22760ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
4000ドル:2020年の安値

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