経済対策と知ったらしまい(21/1/15)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが上昇しての推移です。

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経済対策と知ったらしまい(21/1/15)

経済対策と知ったらしまい

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:39020.8ドル(+7.19%)
イーサリアム:1212.2ドル(+8.49%)
リップル:0.29374ドル(-3.42%)
ビットコインキャッシュ:523.93ドル(+7.16%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが上昇しての推移です。米国株式市場において、ダウがザラ場での史上最高値を更新する動きを見せたことで買いの流れが意識されています。さらにドルが軟調となったことも下値を支える要因となっています。その他のコインはリップルが下げ幅を拡大していますが、全体的には買い優勢の流れが強まる状況となっています。バイデン次期大統領の経済対策に対する期待感が強まっており、リスク志向の動きが意識されていますが、昨日の米国株は買い一巡後は上値を抑えられてマイナス圏での引けとなったことは意識しておく必要がありそうです。

米株に関してはコロナウィルスの感染拡大を受けて雇用統計が悪化するなど、状況はかなり悪化しています。にもかかわらず、政府や中銀の支援に対する期待感で上昇している相場ということができるでしょう。逆に言えばその期待感が剥落した場合、相場が急落する可能性もあるのではないかと懸念しています。また、知ったらしまいという言葉の通り、バイデン次期大統領から具体的な経済対策の規模などが発表されたタイミングが天井といった流れになる可能性もあるのではないでしょうか。FRBはパウエル議長の講演から判断する限りでは緩和策を継続するものと思われ、その点においては株価を下支えしそうです。とはいえ、マイナス金利などは考えていないとしているため、株価の急落などといったことが起こった場合、機動的に対応できるかどうかといったところに不安が残ります。

その一方でコロナウィルスのパンデミックによる経済の痛手が癒えるには何年もかかるとし、米国債に対する強気姿勢は依然として正当化されるといった見方をしているテキサス州本拠の資産運用会社もあります。ホイジントン・インベストメント・マネジメントは最新のリポートで『2021年の年間を通して金利が上昇するとの予想が現在のところ圧倒的多数をしているが、インフレの低下が続く中で米国債利回りはいずれ下がっていく』といった予想をしています。現状において米国債利回りは上昇基調となっていますが、再度低下といった展開となれば、ドルに対する下押し圧力となりかねず、仮想通貨(暗号資産)市場にとっては下支え要因として意識される可能性もあるでしょう。ただ、パンデミックが継続ということになれば、株式市場にとってもリスク要因となりそうで、それはそれで警戒を要するところではあります。

個人的には株式市場に大きな調整が入る可能性が高まってきているのではないかとみており、一時的にはビットコインなどもつれ安となるのではないかとみています。そして、それは想定以上に大きな下落となる可能性も高いのではないかと考えています。目先の押し戻しで直近の高値であり、史上最高値でもある水準を突破することができれば問題はなさそうですが、仮に上値を抑えられた場合、Wトップが形成されて下げ幅拡大といった展開も考えられるところです。そういった観点からしてもバイデン次期大統領の経済対策発表とその後の動きは非常に重要ではないかと考えています。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの中心線である33340ドル前後の水準で支えられてバンドの+2σである42900ドル前後を目指す流れとなっています。40000ドルは一時突破したものの、そこからは抑えられているので、まずは40000ドルをしっかりと突破できるかがポイントとなりそうです。仮に調整が入った場合はバンドの中心線や30000ドルが意識されることになりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σから調整の動きが入り、中心線まで下落したもののそこで支えられて持ち直す動きです。目先はバンドの+2σを目指す動きとなっています。ただ、上述の通り直近の高値であり史上最高値でもある41920ドルを突破できないとWトップの形成が意識されることになりそうで、そうなった場合は下げ幅を拡大しかねないところは注意が必要でしょう。

またストキャスティクスを見ると、デッドクロスから下落していましたが、中立水準で持ち直し、再度上値を追う動きとなっています。このまま上昇基調を維持することができるかがポイントとなりそうです。%Kはそろそろ高値圏に入りそうであり、%Dも上昇に転じる動きです。目先は買い優勢の流れということができそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σを意識しての動きで、バンドウォークが展開されていましたが、目先は調整が入る動きです。バンドの-2σが下落基調から上昇基調へと転じたことで、バンドの±2σが上昇する形となり、トレンドそのものは上向きながらも調整を入れながらといった動きとなっています。このままバンドの中心線を目指して下落する可能性が高まっています。一時的には売り優勢の形と言えそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dは高値圏での動きです。ただ、デットクロスが意識されており、ここから下落基調を強めるかどうかに注目です。高値圏から転落といった動きになった場合は売り圧力が強まることになりそうです。高値圏を維持することができるかどうかがポイントとなりそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

42900ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
41920ドル:史上最高値
40050ドル:昨日の高値
40000ドル:心理的な節目

39020ドル:現在値

36770ドル:昨日の安値
33340ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
30000ドル:心理的な節目
29300ドル:2020年の高値
23770ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
4000ドル:2020年の安値

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