バブル末期?(21/1/21)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが大きく下落しての推移です。

関連通貨:

バブル末期?(21/1/21)

バブル末期?

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:34747.8ドル(-4.90%)
イーサリアム:1320.3ドル(-4.74%)
リップル:0.29033ドル(-4.67%)
ビットコインキャッシュ:490.68ドル(-6.66%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが大きく下落しての推移です。その他のコインも大きく下落しており、調整売り圧力が強まる展開となっています。米株は上昇しての引けとなっており、決算の好調などを背景にリスク志向の動きが強まっています。そうした中でのビットコインなどの下落ですので、少し警戒感も意識される状況ということができそうです。

さて、米資産運用会社のグランサム・マヨ・バン・オッタールー(GMO)の共同創業者であるジェレミー・グランサム氏が米次期政権の巨額経済対策を機に『バブル末期の最後の宴が近付いている』と指摘しています。グランサム氏は過去に日本のバブル崩壊やサブプライム問題を予言して警鐘を鳴らしたことで知られており、その発言に注目が集まっています。ただ、グランサム氏は去年の6月の段階でバブルを指摘しており、そこからの米株の上昇に対応できていないことも事実です。

今回の上昇に関して、グランサム氏は『経済が決定的な問題を抱えている状況で起こる史上初のケース』と指摘していますが、確かにコロナウィルスの感染拡大とそれに伴う経済的損失から考えると、中銀の緩和的な金融政策があるとはいえ、やや違和感を覚える上昇ということも出来るでしょう。

個人的にも現状の環境で米株が史上最高値を更新して上昇を継続することにバブルを感じるところではあります。そして、バイデン次期大統領の経済対策に対する期待感の高まりと、その後の知ったらしまいといった展開からの下落に懸念を抱くところではあります。

とはいえ、こういった局面で安易に戻り売りを仕掛けるというのも非常にリスクが高いことも事実です。バブルの最終局面では相場が一気に吹き上げることもありますし、ピンポイントで売りを仕掛けるというのはかなり難しいと言わざるを得ません。相場格言でも『頭と尻尾はくれてやれ』といったものがありますが、慎重な対応が必要となるでしょう。

仮に米株がバブルでありそれが弾けるということになれば市場全体がリスク回避的な動きを強めることになるでしょう。一部では依然としてビットコインは安全資産といった見方もありますが、株式市場の急落を受けて買われるのは恐らくドルであり、金もビットコインも売られるのではないかとみています。

現状は米雇用統計などの悪材料を無視して上昇している局面です。相場においてこういったことはよくあることであり、その点をもって現状の流れはおかしいと判断すべきではありません。しかし、相場が逆流した途端にこれまで材料視されなかった材料に注目が集まるということも相場では起こり得ます。ただ、仮にビットコインなどが大きく下落ということになれば、そこは買い場として意識されるのではないかとみています。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの中心線である35900ドル前後の水準を下抜ける展開であり、バンドの-2σである30210ドル前後の水準が意識される状況となっています。バンドの+2σである41590ドル前後の水準に届く可能性が低下しており、先行きに対する警戒感が意識されます。バンドの-2σや30000ドルが目先のポイントとなる状況と言えそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を下抜けしており、先行きに対する警戒感が強まっています。このままバンドの-2σまで下落するのか、持ち直してバンドの中心線を挟んでの動きとなるのかに注目です。バンド幅が縮小傾向を強めており、市場にはエネルギーが蓄積されてきています。仮に下落基調を維持してバンドの-2σまで下落した場合は注意しておいたほうが良さそうです。

またストキャスティクスを見ると、デッドクロスから下落しての推移です。下落基調が維持されており、売り優勢の流れとなっています。下値余地はまだ残っている状況であり、さらに下値を拡大する可能性も十分にあるでしょう。%Kの方向感に注意しながらの対応となりそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σから調整の動きが入り、中心線を下抜けてバンドの-2σまで下落しています。目先はそこから持ち直していますが、上値の重さが意識される状況です。バンドの+2σはほぼ横ばいであり、全体的にはまだ方向感の見えにくい状況です。ここから再度バンドの-2σまで下落するといった動きになった場合は先行きに対する警戒感が強まりそうで、先行きには警戒感が高まる状況と言えそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはゴールデンクロスから持ち直す動きです。ただ、%Kは腰折れしており、再度下値圏に入る可能性がありそうです。%Dが上昇基調で下値圏から持ち直す動きとなっているので、これが上昇基調を維持すれば底堅い動きとなってバンドの中心線を上抜ける可能性が高まるので、%Dの方向感にも注目でしょう。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

41920ドル:史上最高値
41590ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
40000ドル:心理的な節目
36380ドル:昨日の高値
35900ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線

34750ドル:現在値

33440ドル:昨日の安値
30210ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
30000ドル:心理的な節目
29300ドル:2020年の高値
4000ドル:2020年の安値

関連記事

ページトップへ戻る