強気材料へと反応(21/2/16)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが下落しての推移です。

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強気材料へと反応(21/2/16)

強気材料へと反応

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:48573.8ドル(-0.72%)
イーサリアム:1825.9ドル(+0.48%)
リップル:0.56927ドル(-5.08%)
ビットコインキャッシュ:746.67ドル(+7.40%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが下落しての推移です。一時下げ幅を拡大する場面もありましたが、持ち直す動きとなっています。その他のコインはイーサリアムが小幅に上昇、ビットコインキャッシュが大幅に上昇する一方、リップルが大幅に下落する展開となっています。リップルは訴訟問題などで価格が乱高下しており、アルトコインの中でも差が出やすい状況となっています。ただ、全体的には仮想通貨(暗号資産)市場に資金が流入しやすい展開は継続しています。

さて、これは以前に私が経験したことなのですが、原油価格が急騰していた時の話です。原油価格の急騰を受けてOPECが増産を行いました。産油国が増産を決めれば供給が増加し、一般的には原油価格は下がるとされています。しかしその時、原油価格は上昇基調を維持して引けました。この原油価格の動きに対して『増産余力が低下したために価格が上昇した』といった報道がなされました。

この解説が本当に正しかったのかどうか、今になっても私には判断しかねるところですが、記者としては価格が上昇している以上、何かしらの要因をあげなければならず、それらしいことを書いたのではないか、とも思えるところです。これは原油価格に限らず、全ての相場において言えることではないでしょうか。米雇用統計が悪化しても株価が上昇することもありますし、FOMCで金利が引き上げられてもドルが下落することもあるでしょう。材料の出尽くしなどといった報道がなされることもしばしばです。

結局、相場は材料以上に動きたいほうに動くという側面を持っているということなのではないでしょうか。もちろん、長期的に見れば景気が悪くなれば株価の上値は抑えられるでしょうし、OPECが減産すれば価格は下支えされるでしょう。しかし、短期的に見ればそういった材料を無視することは日常茶飯事です。

現在の仮想通貨(暗号資産)市場においてもネガティブな材料は存在します。それは今までも私が書いてきていますし、さらにDefi関連での不正流出も報じられています。ビットコインの投資に対する警告が当局関係者からたびたび発せられており、楽観的なムードばかりではないことは事実です。

しかし、現状は仮想通貨(暗号資産)市場に大量の資金が流入しており価格を押し上げています。おそらくはある程度のネガティブ材料であれば吸収できるのではないかと思われる流れとなっています。現状はポジティブ材料に反応しやすく、ネガティブ材料は無視されやすい環境にあるということでしょう。こういった時は特に自分の相場観を信じすぎないことが重要ではないかと考えています。『これだけ売り材料があるから下がるはず』といった思い込みは一番危険です。ゲームストップで空売りをしていたファンドが撤退を余儀なくされたように、ボラティリティの高い銘柄での急騰・急落は致命的なものとなりかねません。損切りのポイントはしっかりと見極める必要があるかと思います。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの+2σである52430ドル前後の水準と中心線である40150ドル前後の水準で挟まれたレンジを動いています。底堅い動きが意識されているため、+2σや50000ドルが特に重要なポイントとなっていきそうです。下落した場合は中心線と40000ドルが節目として意識されそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σから調整の動きが入ったものの、下値の堅さが意識されています。横ばいでの調整であり、下値が堅く下げ知る状況と言えそうです。こういった形の時はバンドの+2σまで上昇する可能性が高く、しかも大陽線で上昇となることも多いので注意が必要でしょう。バンドの±2σは上昇しており、トレンドそのものが上向きです。基本的には押し目買い優勢の流れと言えそうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dは高値圏での推移です。目先はほぼ横ばいでの動きであり、底堅い動きが意識される展開となっています。%Kが下落してデッドクロスが意識され、さらに高値圏から転落といった動きになれば調整の動きが強まりそうですが、現状ではまだ下値の堅い動きといった状況が維持されそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σと-2σで挟まれたレンジを動いています。一時-2σをブレイクする動きを見せましたが、すぐに持ち直して中心線を抜けて+2σを目指す形となっています。バンドの±2σはほぼ横ばいであり、レンジ圏での動きが意識されやすい形です。バンドの+2σでは調整の動きが入る可能性が高そうです。ただ、バンド幅は比較的狭いので、バンドブレイクからバンドウォークといった動きになる可能性も見ておく必要はありそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはゴールデンクロスからの上昇となっています。%Kがここにきて腰折れ気味ですが、下落の勢いは強まっていません。再度上昇して高値圏に入る可能性も十分にあるので、%Kの方向感には注意しておきたいところです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

52430ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
50000ドル:心理的な節目
49700ドル:史上最高値
48940ドル:昨日の高値

48570ドル:現在値

45790ドル:昨日の安値
40150ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
40000ドル:心理的な節目
29300ドル:2020年の高値
27870ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
4000ドル:2020年の安値

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