仮想通貨(暗号資産)週報「現行水準でいったん調整を挟みやすい」(2月第3週)

上昇は止まらず17日に52597.2ドルの高値をつけました。

仮想通貨(暗号資産)週報「現行水準でいったん調整を挟みやすい」(2月第3週)

今週の仮想通貨(暗号資産)レンジ

時価総額が大きい3つの仮想通貨(暗号資産)の週間レンジを示しています。始値は日曜東京午前9時、高値・安値は始値から金曜始値までのレンジのため、それ以降日曜午前9時までのレンジは含まれていません。なお、各レートとも特定業者のレートは示さず対ドルでの気配値となっていることにご留意ください。

今週の仮想通貨(暗号資産)レンジ

Crypto Index=仮想通貨(暗号資産)インデックスの詳細は、トップページのサイト右側メニューの「仮想通貨(暗号資産)分析情報」から「仮想通貨(暗号資産)インデックス」をクリックしてご覧ください。算出の基準日は2017年9月1日です。また「到達確率チャート」も併せてご利用いただけます。

今週の仮想通貨(暗号資産)レンジ 2枚目の画像

チャート(上段から上記表の順番)は、到達確率チャートと同じ1時間足・週7日のチャートです。上記レンジに含まれていない前週金曜9時~日曜午前9時の2日間もチャートには表示されています。

今週の振り返りと来週の見通し

今週もドル建てビットコイン(BTC/USD)について、前回執筆時点以降の値動きを振り返りつつ、今後の見通しについて純粋にテクニカルな観点から分析を加えます。使用チャートは、ドル円とユーロの週報で使っているものと同じものです。
このチャートは、ローソク足の足型をそのままに陰陽の着色のみを平均足と同様とすることで、短期的な方向性(白=上昇、黒=下降)を見やすくした独自チャートとなっています。また、一目均衡表を併せて表示することで上下のチャートポイントもわかりやすく示しました。

今週の振り返り(週足)

今週の振り返り(週足)

大台5万ドル近辺は大きなターゲットであると同時に、その手前の49000ドル台で調整が入る可能性も高く5万ドルがレジスタンスになると見ていましたが、その後も上昇は止まらず17日に52597.2ドルの高値をつけました。既にバブルに域に達していると思えますが、オーバーシュートという感じでも無く、どこかで調整は入るとは思うものの、もはやどこで調整が入るのかはわからないというのが正直なところです。
それでも週足で値幅観測を行うと、昨年安値からの上昇N波動(ピンク)をベースにフィボナッチ・エクスパンションを見ると61.8%エクスパンションが52402とほぼ今週の高値と一致し、次の78.6%(61.8%の平方根)エクスパンションは58807ドルとかなり上のような、行きそうなという微妙な水準です。日足チャートでも計算してみましょう。

ここからの見通し(日足)

ここからの見通し(日足)

日足では昨年12月安値を起点とした上昇N波動(ピンク)を考えます。すると、100%エクスパンションが53175ドルとほぼ現行水準に近いところに位置し、次の127.2%(161.8%の平方根)エクスパンションは59786ドルとなっています。
週足で見ても日足でも見ても現行水準でいったん調整が入るか次の大台6万ドルに近づくかのどちらかという見方をすることとなりますが、2月に入ってからの上昇幅を考えると、ここから一気に次の大台に向かうよりもいったん調整を挟む方が自然に思えます。
そこで来週はいったん調整局面を挟む展開を考え8日上昇後のサポート水準45000ドルをサポートに、53000ドルをレジスタンスとする週を見ておきます。

今週の主なトピックス

今週の仮想通貨(暗号資産)関連のニュースの中から、筆者が気になった内容をコメントともに「主なトピックス」として取り上げていきます。今週はこの1週間(前回執筆時以降)で気になったニュースを国内と海外から1本ずつ取り上げます。

取り上げた元記事を確認できるように、ピックアップするソースを日経新聞に絞っています。日経新聞の朝刊と電子版の別と日時を併記してありますので、ご自身の目でお読みいただくと良いと思います。

今週の主なトピックス

*筆者コメント
国内の仮想通貨交換業者の業績が大手を中心に回復する一方で、預かり資産を増やせない中小では規制が重荷となって優劣が鮮明になって来ているようです。
大手マネックスグループは傘下にコインチェックを抱えていますが、同社だけの四半期利益が24億円と証券等のグループ四半期利益の15億円を大きく上回ったそうです。コインチェックは資金流出でマネックスグループが救済した経緯がありますが、同社にとっては予想以上のペースで育ったというところです。他にもビットポイントとビットバンクが黒字転換と調子の良い会社もあるいっぽうで、今後のレバレッジ規制や厳しい管理基準を考えコイネージは撤退、中小の事業譲渡や撤退が今後も続くようです。
金融業界では銀行、証券、商品先物、FXとどの業種でも合併や撤退を繰り返しながら数が減ってきましたが、今年からは仮想通貨(暗号資産)業界でこれまで見てきたようなことが起きると考えられます。他業界の歴史を振り返ると半減といったあたりが考えられるでしょう。

今週の主なトピックス 2枚目の画像

*筆者コメント
ビットコイン推進派として知られる米国マイクロストラテジーがCB(新株予約権付社債)の発行額を9億ドルに引き上げると発表しましたが、事業資金ではなくビットコイン投資のための資金調達です。同社は昨年からビットコインへの投資を加速させていますが、セイラ―CEOはテスラのマスク氏にビットコイン購入を勧め、マスク氏はテスラ社として15億ドルものビットコイン購入をしていますし、企業によるビットコイン購入が今後も強まる可能性がありそうです。
それにしても本来は事業資金の調達手段であり、それにより業績が上がれば株価も上がり、新株予約権を持っている投資家にはメリットがあるというのが通常ですが、マイクロストラテジーの場合は、ビットコイン上昇による企業価値上昇を狙っているとしか考えられません。

ちなみに同社は既に72,000ビットコインを平均コスト16100ドルで保有していて、5万ドルで時価評価すると、なんと24.4億ドルの含み益ということになります。仮想通貨投資を行っていない前期(2019年期)の同社の利益は3436万ドルでしたから、70倍以上の収益が本業ではなく投資で出せるということにもなり、どこかで見たような景色です。
まさに日本がバブルの頃、それなりに名の通った大企業が本業そっちのけでマネーゲームに走り、その後は大変な目に遭ったということを目にしてきました。こうした動きを見るにつけ、そろそろバブルなのではないかという気もしてきますが、5万ドルも超えてきましたし注意深く見守りたいところです。

今週のコラム「水星逆行は21日まで」

以前アストロの観点で水星逆行中のビットコインは上げても下げてもトレンドが一方向となりやすいということを書きましたが、今回の水星逆行期間(1月31日~2月21日)は上昇の一方向となりました。

今週のコラム「水星逆行は21日まで」

青で着色したバーが逆行期間ですが、この逆行が21日に終わり来週の月曜からは順行に戻ります。そうなると、これまでの上昇一方向の動きにも変化が出てくる可能性が高く、来週の予想としていったん調整という見方の要因にもなっています。

ディスクレーマー

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