仮想通貨(暗号資産)週報「今週も調整の売りが継続しやすい」(2月第4週)

1月下旬からの上昇の波はいったん終わり、調整局面入りと考えてよいでしょう。

仮想通貨(暗号資産)週報「今週も調整の売りが継続しやすい」(2月第4週)

今週の仮想通貨(暗号資産)レンジ

時価総額が大きい3つの仮想通貨(暗号資産)の週間レンジを示しています。始値は日曜東京午前9時、高値・安値は始値から金曜始値までのレンジのため、それ以降日曜午前9時までのレンジは含まれていません。なお、各レートとも特定業者のレートは示さず対ドルでの気配値となっていることにご留意ください。

今週の仮想通貨(暗号資産)レンジ

Crypto Index=仮想通貨(暗号資産)インデックスの詳細は、トップページのサイト右側メニューの「仮想通貨(暗号資産)分析情報」から「仮想通貨(暗号資産)インデックス」をクリックしてご覧ください。算出の基準日は2017年9月1日です。また「到達確率チャート」も併せてご利用いただけます。

今週の仮想通貨(暗号資産)レンジ 2枚目の画像

チャート(上段から上記表の順番)は、到達確率チャートと同じ1時間足・週7日のチャートです。上記レンジに含まれていない前週金曜9時~日曜午前9時の2日間もチャートには表示されています。

今週の振り返りと来週の見通し

今週もドル建てビットコイン(BTC/USD)について、前回執筆時点以降の値動きを振り返りつつ、今後の見通しについて純粋にテクニカルな観点から分析を加えます。使用チャートは、ドル円とユーロの週報で使っているものと同じものです。
このチャートは、ローソク足の足型をそのままに陰陽の着色のみを平均足と同様とすることで、短期的な方向性(白=上昇、黒=下降)を見やすくした独自チャートとなっています。また、一目均衡表を併せて表示することで上下のチャートポイントもわかりやすく示しました。

今週の振り返り(日足)

今週の振り返り(日足)

2月22日に目先の高値をつけましたので今週は日足チャートから見ていきます。テクニカルなターゲットのうち100%エクスパンションは達成し、127.2%(161.8%の平方根)エクスパンションは未達となりましたが、水準的には58320ドルまでの上昇を見ましたので、1月下旬からの上昇の波はいったん終わり、調整局面入りと考えてよいでしょう。
調整がここから横ばいとなるのかもう一段の押しとなるのかは難しいところですが、上昇が急速だったことに加え急騰のきっかけを作ったテスラのイーロン・マスク氏がビットコインが高いと発言したこと、また日柄的にも高値をつけるタイミングで高値を見たことも気になります。1月高値の41919.6ドル水準までの調整はありそうですが、4時間足に拡大してみて見ましょう。

ここからの見通し(4時間足)

ここからの見通し(4時間足)

短期的なサポートライン(青)を抜けてきましたし、米金利上昇をきっかけとした株式市場を中心にリスク資産から資金が引き上げる動きもあり、久しぶりの調整局面入りとなってきましたが、高値からの逆N波動(ピンク)を考えると緑のラインで示したウェッジを挟んで再び下げ始めてきているチャートです。
下げが確定するには今週安値の45000ドルを下抜ける必要がありますが、今週の変動を考えるとそう遠い水準ではありませんし、同水準を下抜けるとフィボナッチエクスパンションで61.8%エクスパンションの43789と78.6%(61.8%の平方根)エクスパンション41550の間に1月高値(ピンクの太い水平線)が位置していることがわかります。
下値のターゲットとしては同水準と重なる42000ドルを視野に入れる展開と言えそうです。いっぽうで上値の目途は逆N波動の戻しと重なる52000ドルとなります。来週は調整継続で一段の下げとなりやすいと見て42000ドルをサポートに、52000ドルをレジスタンスとする週を見ておきます。

今週の主なトピックス

今週の仮想通貨(暗号資産)関連のニュースの中から、筆者が気になった内容をコメントともに「主なトピックス」として取り上げていきます。今週はこの1週間(前回執筆時以降)で気になったニュースを国内と海外から1本ずつ取り上げます。

取り上げた元記事を確認できるように、ピックアップするソースを日経新聞に絞っています。日経新聞の朝刊と電子版の別と日時を併記してありますので、ご自身の目でお読みいただくと良いと思います。

今週の主なトピックス

*筆者コメント
テザーは米ドルに裏付けられたステーブルコインという説明でしたが、実際にはテザーを発行するテザー社は米ドル保有が十分ではなく一部がビットコインで担保されているという疑惑や関係会社のビットフィネックスの運転資金に回されているという疑惑もありました。
そしてNY州司法当局は、テザーがビットフィネックスの損失補填に使われ、準備金が不十分で同社の主張は虚偽だったとして約20億円の罰金を科しました。2年程前からNY州司法当局とテザー社との間で争われていた問題は、罰金支払いで決着を見ることとなりました。
テザー社側はあくまでも早期解決で本業に集中するためとの声明を発表しましたが、テザーにしてもリップルにしても1企業が発行する形式の仮想通貨(暗号資産)にはどうも怪しさが付きまとう印象があります。おそらく今後も似たような事件が起こることは防げないように思える決着となりました。

今週の主なトピックス 2枚目の画像

*筆者コメント
ディーカレットがビットコインのマイニング機器最大手のビットメインの機器販売に参入するとのこと。1台あたりの価格は約91万円で海外施設への設置、保守運用はディーカレットで請け負うとのこと。
この手のマイニング機器販売と保守運用をセットにしたビジネスはこれまでもあり、ちょうど1年前に始まった海外の企業による同様の案件では1口あたり約1000万円(提供会社がマイニング機器をまとめて購入し投資家に再販する形式)で、1年間のマイニング結果が1口あたり2ビットコインになったとのこと。
これなら1年で回収という驚くべき結果ですが、今回の案件では機器代に割高感があるためどの程度のパフォーマンスが出るのかは未定ではあるものの、上記案件に比べるとマイニング結果はかなり悪化するのではという意見が私の周囲では出ています。

今週のコラム「水星逆行のデータ的な背景」

先週はアストロの観点で水星逆行中はトレンドが一方向となりやすいということを書きましたが、今回の逆行では過去5年間では最大の変動となりました。

天体の配置や運行というとどうしても胡散臭く感じてしまうのですが、朝アップしている到達確率と同様に統計的な処理からの見方が中心で、決して占いをしているわけではありません。
気になる人もいるかもしれませんので、こういうデータを使っているのだというものをお見せしましょう。次の水星逆行(5月30日~6月22日)の際のヒントになるかもしれません。

今週のコラム「水星逆行のデータ的な背景」

見やすくするため色分けしました。緑が逆行開始(始値)、高値データ、安値データ、逆行終了(終値)のグループです。

ここで気になるのは期間を通して変動率が大きいことが多く、変動が大きい場合のトレンドではどちらの場合もその安値もしくは高値が期間の後ろに寄っていることが多いことがわかります。水星逆行期間は3週間ありますので、最後の1週間に向けてトレンドが継続しやすいという判断ができるのではないか、ということを考えたことが先週の結論につながりました。

ディスクレーマー

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