ビットコイン円、高値圏で一進一退。米長期金利を睨みながらの神経質な展開(3/9朝)

週明け8日(月)のビットコイン円相場は高値圏で一進一退。

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ビットコイン円、高値圏で一進一退。米長期金利を睨みながらの神経質な展開(3/9朝)

ビットコイン円、高値圏で一進一退。米長期金利を睨みながらの神経質な展開

〇ビットコイン円560万円近辺、好悪材料の綱引きとなり高値圏で一進一退
〇ビットコイン円底堅いが3/3直近高値562.4万円を超えられるかに注目集まる
〇テクニカルの買い地合いやや弱まる、ファンダメンタルズはビットコイン下落材料が増加
〇ビットコイン円短期的な下落がメインシナリオ
〇本日の予想レンジ:500.0万円ー580.0万円

昨日の概況

週明け8日(月)のビットコイン円相場は高値圏で一進一退。①米ゴールドマン・サックス幹部(Matt McDermott氏)によるビットコインに対する前向きな発言や、②バイデン政権による新型コロナ対策法案の上院可決(1.9兆ドル規模)、③中国系企業Meitu社による暗号資産(ビットコイン及びイーサリアム)の購入報道が支援材料となり、アジア時間朝方にかけて、日通し高値560.0万円まで上昇しました。しかし、3/3に記録した直近高値562.4万円をバックに伸び悩むと、④納税資金確保を目的とした換金売り需要拡大の思惑(含む日米税務当局による取り締まり強化への警戒感)や、⑤CME先物市場における窓埋め圧力、⑥GBTCプレミアムのマイナス乖離(米グレースケール社が提供するビットコイン投資信託と現物価格の乖離)、⑦米長期金利上昇に伴うドル高圧力が重石となり、欧州時間朝方にかけて、日通し安値535.0万円まで反落しました。もっとも、売り一巡後は反発に転じ、⑧米主要株価指数の上昇を横目に、本稿執筆時点(日本時間4時50分現在)では、559.0万円前後まで持ち直す動きとなっております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は高値圏での底堅い動きが続いております。目先は3/3に記録した直近高値562.4万円を超えられるか否かに注目が集まります(同水準を突破できれば短期筋のショートカバー主導でもう一段の上昇余地あり)。但し、これまで長らくビットコイン価格を支えてきた一目均衡表三役好転が消滅している点には留意が必要でしょう(テクニカル的な買いシグナルの一つが消滅済み)。

ファンダメンタルズ的に見ても、先週のパウエルFRB議長によるタカ派的な発言を受けて、①伝統的金融市場がリスク回避色を帯びつつある(米長期金利急騰→米主要株価指数急落→リスク回避のドル買い→米ドルと逆相関性の強いビットコイン下落への連想)他、②納税資金確保を目的とした3月のビットコイン売りアノマリーや、③GBTCプレミアムのマイナス乖離(機関投資家フローの減少)、④CME先物市場の建玉急減など、ビットコイン相場の下落を意識させる材料が増えつつあります。

加えて、今週は、⑤米当局者の発言が禁じられるブラックアウト期間に突入していることも、市場参加者の警戒感を高める一因となっております(本日の米3年債入札、明日の米10年債入札、明後日の米30年債入札が仮に弱かったとしても、当局者による口先介入が出来ない為、想像以上にドル高が進むのではないかとの思惑あり。米ドルとビットコインは逆相関性が強いことから、米ドルの上昇はビットコインの下落を連想)。以上を踏まえ、当方では引き続き、ビットコイン円相場の短期的な下落をメインシナリオとして予想いたします。

本日の予想レンジ:500.0万円ー580.0万円

注:ポイント要約は編集部

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