仮想通貨(暗号資産)週報「短期調整局面入りで上値が重くなる」(3月第3週)

3月13日にビットコインは6万ドルの大台に乗せ史上最高値となる61800ドルを見ることとなりました。

仮想通貨(暗号資産)週報「短期調整局面入りで上値が重くなる」(3月第3週)

今週の仮想通貨(暗号資産)レンジ

時価総額が大きい3つの仮想通貨(暗号資産)の週間レンジを示しています。始値は日曜東京午前9時、高値・安値は始値から金曜始値までのレンジのため、それ以降日曜午前9時までのレンジは含まれていません。なお、各レートとも特定業者のレートは示さず対ドルでの気配値となっていることにご留意ください。

今週の仮想通貨(暗号資産)レンジ

Crypto Index=仮想通貨(暗号資産)インデックスの詳細は、トップページのサイト右側メニューの「仮想通貨(暗号資産)分析情報」から「仮想通貨(暗号資産)インデックス」をクリックしてご覧ください。算出の基準日は2017年9月1日です。また「到達確率チャート」も併せてご利用いただけます。

今週の仮想通貨(暗号資産)レンジ 2枚目の画像

チャート(上段から上記表の順番)は、到達確率チャートと同じ1時間足・週7日のチャートです。上記レンジに含まれていない前週金曜9時~日曜午前9時の2日間もチャートには表示されています。

今週の振り返りと来週の見通し

今週もドル建てビットコイン(BTC/USD)について、前回執筆時点以降の値動きを振り返りつつ、今後の見通しについて純粋にテクニカルな観点から分析を加えます。使用チャートは、ドル円とユーロの週報で使っているものと同じものです。
このチャートは、ローソク足の足型をそのままに陰陽の着色のみを平均足と同様とすることで、短期的な方向性(白=上昇、黒=下降)を見やすくした独自チャートとなっています。また、一目均衡表を併せて表示することで上下のチャートポイントもわかりやすく示しました。

今週の振り返り(日足)

今週の振り返り(日足)

先週のレポートのサブタイトルではNYダウとともに上昇という見通しを示し、テクニカルなターゲットとして61000ドルという上値の目途を上げました。これは1月下旬安値を起点とした上昇N波動の61.8%エクスパンションが61050、3月初めの安値を起点とした上昇N波動の161.8%エクスパンションが61815となっていることから前者のターゲットを想定したものでした。
しかし相変わらず値動きが速く、後者のターゲット(チャート内、青のターゲット)もほぼ達成したと言えます。今週のFOMCでは政策金利は2023年末まで現状のゼロ金利が継続するとの金利見通しから一時的に金利が下げ株式市場は上昇しましたが、昨日は長期金利が大幅上昇し、株安、原油安などリスクオフの動きが目立ちました。
ビットコインはそれほど下げてはいませんが、史上最高値がターゲットに一致したことや金融市場全般の地合いの悪さから短期的にはもみあいになってくると見ています。4時間足チャートで拡大して見てみましょう。

ここからの見通し(4時間足)

ここからの見通し(4時間足)

日足チャートのターゲットを同じ色で示してありますが、3月初めの安値を起点とした上昇N波動の161.8%エクスパンション(青)がほぼ一致していることがよくわかります。その後は最高値とその後の高値を結んだレジスタンスライン(青)と2月28日安値からのサポートライン(ピンク)に挟まれてのもみあいとなっていますが、他市場におけるリスクオフの動きを考えるとサポートを割り込む可能性のほうが高そうです。
その場合のターゲットとしては最高値を起点に16日安値までの下げ、その後の18日への戻しを3点とする下降N波動を想定することが妥当だと思いますが、その場合の78.6%(61.8%の平方根)エクスパンションが53356ドルと高値から下げた際の安値と一致しています。同水準までの下げを経て次の動きを考える展開を考えています。
来週はリスクオンの巻き返しによる調整局面(もみあい)の流れを考え、53500ドルをサポートに、レジスタンスが位置する59500ドルをレジスタンスとする週を見ておきます。

今週の主なトピックス

今週の仮想通貨(暗号資産)関連のニュースの中から、筆者が気になった内容をコメントともに「主なトピックス」として取り上げていきます。今週はこの1週間(前回執筆時以降)で気になったニュースを国内と海外から1本ずつ取り上げます。

取り上げた元記事を確認できるように、ピックアップするソースを日経新聞に絞っています。日経新聞の朝刊と電子版の別と日時を併記してありますので、ご自身の目でお読みいただくと良いと思います。

今週の主なトピックス

*筆者コメント
3月13日にビットコインは6万ドルの大台に乗せ史上最高値となる61800ドルを見ることとなりました。1月1日の安値が28686ドルでしたから、今年に入ってから既に倍以上の価格になったことになります。
背景には機関投資家や企業によるビットコイン投資が広がる期待と書いてある通りで、テスラによるビットコイン購入が大きなきっかけとなったことは確かです。ちなみにテスラのCEOイーロン・マスク氏は会社での役職をテクノキングに変えたそうです。肩書まで変更するので今後も何かしそうですが、そうした期待は今後もビットコイン相場を下支えする材料になりそうです。
いっぽうでテクニカルなターゲットも次々と達成してきていることも事実で、上昇ペースが速過ぎることに対する警戒感も出ています。テクニカルな動きについてはチャートの分析をご確認ください。

今週の主なトピックス 2枚目の画像

*筆者コメント
投信の騰落率ランキングの記事ですが、コロナショック以降11か月の騰落率ランキング・ベスト10が掲載されています。コロナショック後の11か月はそもそも日経平均株価も安値16378.94と高値30714.52を比較すると87.5%上がったわけですから、仮にベンチマークを日経平均株価とすると、それよりも上がっていないものはそもそも論外ということになります。
1位は236.28%でVR関連、2位が226.30%で自動運転関連、そして3位が225.71%でブロックチェーン関連となっています。どれもまさに今の銘柄を組み入れたファンドということになりますが、ブロックチェーン関連株は全体に上昇が目立つ株式は多いものの、テスラやマイクロストラテジーのようにビットコインに投資している企業の株を購入し、間接的にビットコインの上昇利益を獲得するといったほうがパフォーマンスは良いですね。
米国ではそうしたファンドもありますし、ビットコインに投資するものもあります。日本ではそうした直接的な投信は無さそうですが、ビットコインのマイニングインフラに投資するといった投信はありました。どの程度のパフォーマンスが上がっているのかは興味深いので、今度運用報告書を入手してみます。

今週のコラム「今後の日柄」

ここでも日柄と価格の分析に使うアストロチャートですが、今後の変化しやすいと考えられる日柄に垂直線を引いてみました。

今週のコラム「今後の日柄」

具体的に日付としては「3月23日、28日、4月11日、16~18日、22日」が今後1か月の注意すべき日柄となります。前後1日の誤差を考えておくとよいでしょう。

ディスクレーマー

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