テスラがビットコインでの受け取り開始(21/3/25)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが小幅に下落しての推移となっています。

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テスラがビットコインでの受け取り開始(21/3/25)

テスラがビットコインでの受け取り開始

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:54077.0ドル(-0.48%)
イーサリアム:1616.9ドル(-3.36%)
リップル:0.52309ドル(-3.64%)
ビットコインキャッシュ:506.54ドル(-1.30%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが小幅に下落しての推移となっています。米株が朝方は堅調地合いとなりましたが、引けにかけて下落してマイナス圏での引けとなった流れに合わせるようにビットコインもNY時間引けにかけて上値を抑えられる格好となっています。一時は57000ドルを突破したものの、結局は売りの流れが強まる展開となりました。その他のコインも軟調地合いとなり下げ幅を拡大しています。パウエルFRB議長などの要人発言や米国債入札に注目が集まっていますが、全体的には新規の材料待ちといった雰囲気となっており、ポジション調整が意識される局面ということができそうです。

さて、米電気自動車(EV)メーカー、テスラのマスクCEOがツイッターでビットコインによるEV購入の受け付けを米国で開始したと明らかにしています。年内にも米国外にも拡大する模様です。

テスラは今年の2月に運用資産の多様化の一環としてビットコインに投資したことを明らかにしており、さらにビットコインでの商品代金の支払いを可能にする方針を示したことでビットコインの上昇のきっかけを作っています。今回、取引で支払われたビットコインはドルなどの法定通貨には変換せず、保有を継続するとみられています。

テスラの今回の動きに関しては事前に言われていたことであり、ビットコインの価格に大きな影響を与えるかは不透明なところではあります。知ったらしまいとなる可能性もあるでしょう。ただ、代金として受け取ったビットコインを保有し続けるという点にはいくつか注意が必要となりそうです。

注意すべき点としては発行が限られているビットコインが市場から吸収されることでさらに供給減となることです。これは今後の価格上昇をもたらす可能性があるでしょう。その一方で現状ではビットコインのみで会社の運営をすることは事実上不可能であると考えるならば、テスラとしてはビットコインでのEV購入は限られるといった見方をしているのではないでしょうか。仮にビットコインでの購入が急増などといったことになれば、テスラとしても法定通貨への交換を余儀なくされるでしょう。

テスラとして対応が難しいのがビットコインを売ることで価格が大きく下落する可能性があるという点でしょうか。ここまでの急騰の要因の一つであったテスラが売るということになれば、市場全体に警戒感を強めることとなりかねません。すぐに表面化するとは思えませんが、今後の対応には注意を払っておいたほうが良いかもしれません。

その他に注意すべき点としてはビットコイン価格が急落した場合の対応でしょう。そうなった場合、テスラ株も急落する可能性が高まり、一気に経営に対する懸念が生じるでしょう。株主からの圧力が強まりビットコインを手放さざるを得なくなるということも考えられます。

逆にビットコインの価格が上昇基調を継続すれば上記の懸念は起こらず、逆にテスラ株・ビットコインともに先行きが明るくなるでしょう。その意味でもこれからのビットコイン価格は重要な意味を持つ可能性が高そうです。

【ビットコイン節目】

ビットコインはバンドの中心線である55630ドル前後の水準を挟んでの動きとなっています。再度上抜けるのか、それともバンドの-2σである49090まで下落するのかに注目です。目先はやや方向感が見えにくく、50000ドルと60000ドルが節目として意識されることになりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を意識しての動きです。やや上値の重さが意識されていますが、高値ではバンドの中心線を上抜けているだけに、積極的に売り込むといった動きにはなっていません。バンド幅が縮小傾向で、市場には徐々にエネルギーが蓄積されてきています。バンドの+2σもしくは-2σでの動きには注意が必要ですが、現状はバンドの中心線を意識しての動きとなっているだけに、方向感を見極めながらの対応となりそうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dがデッドクロスからの下落となっています。下値圏まで下落しており、売り優勢の流れが継続しています。ここから持ち直すかどうかに注目ですが、まだ下落基調は維持されており、下値を拡大する可能氏が高そうです。%Kが底打ちから上昇し、下値圏を外れてくるまでは買われにくい状況といえそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σから持ち直しバンドの中心線を一時ブレイクしたものの、バンドの+2σには届かずに下落し、再度バンドの-2σを試す動きとなっています。バンドの±2σが下落基調となっており、トレンドそのものは下向きです。このまま-2σまで下落する可能性が高いのではないでしょうか。ただ、バンドブレイクからバンドウォークといった動きにはなりにくいところであり、バンドの-2σでは支えられる可能性が高そうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはデッドクロスからの下落となっています。下落の勢いが強く、そろそろ%Kは下値圏に入りそうです。売り優勢の形であり、下値を拡大しやすい局面ということができそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

62170ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
61800ドル:史上最高値
60000ドル:心理的な節目
57170ドル:昨日の高値
55630ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線

54080ドル:現在値

53220ドル:昨日の安値
49090ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
29300ドル:2020年の高値
4000ドル:2020年の安値

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