月足陽線を維持できるか(21/3/29)

週末の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが持ち直しての推移となっています。

関連通貨:

月足陽線を維持できるか(21/3/29)

月足陽線を維持できるか

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:55029.3ドル(-1.53%)
イーサリアム:1672.2ドル(-2.64%)
リップル:0.54306ドル(-2.16%)
ビットコインキャッシュ:492.69ドル(-1.65%)

【概況】

週末の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが持ち直しての推移となっています。50000ドルを意識する流れから買い戻しの動きが意識され、金曜日に大きく持ち直しています。土曜日も底堅い動きとなりましたが、日曜日は上値の重さが意識されています。米国株式市場でダウが終値ベースの史上最高値を更新するなど、市場全体にリスク志向の動きが意識されたことで、ビットコインにも資金が流入する展開となっています。その他のコインもしっかりとした動きが展開されました。

さて、そろそろ3月も終了となりますが、このままビットコインが底堅い推移となれば陽線での引けとなり、2021年に入ってから3か月連続の月足陽線引けといった推移となります。これは非常に珍しく、2013年以来7年ぶりの動きということになります。以前にここでも書きましたが、米国は1-3月に確定申告があるため、資産の一部を売却して税金の支払いに充てることが多く、売り圧力が強まりやすい傾向にあります。ただ、確定申告が終われば再び資産購入へと動くためか、3か月連続で陰線となることも少ないようです。

それはさておき、3月のビットコインが陽線で引けるとなると、去年からあわせて6か月連続での陽線引けということになります。2015年以降で月足の陽線はこれまで5か月連続が最高であり、今回それを更新する可能性があるだけに注目したいところです。ちなみに陰線に関しては2018年8月から2019年1月の6か月連続というものがあります。

また、4月に関してはビットコインはここ最近5年連続で陽線となっています。これに関しては上述の通り確定申告が終わり、再度資金が流入したのではないかと思われます。ただ、今年に関してはこの段階で資金が流入しているものと思われるため、ここからさらに資金の流入があるかどうかは不透明なところでしょうか。もちろん、確定申告後の動きがあるかどうかが不透明なだけで、その他の要因から資金が流入することも十分に考えられるでしょう。

ただ、ここまでの連騰や確定申告後の買い戻しの動きがすでに消化されている可能性などを考慮すると、6年連続の4月陽線の可能性はそこまで高くないのではないかと思われます。2015年以降で5連騰となったことが2回ありましたが、2017年は翌月が陰線となったものの、翌々月からは急騰しています。また、2019年は5連騰の後に3か月連続で下落しましたが、そこまで急激な下落とはなっていません。そう考えると、今回も一時的な調整が入ってもそこまで急激な下落とはならない可能性は十分にあるでしょう。

今回の分析は過去の月ごとの動きを追っていくことで、ビットコインに季節的な動きの特徴があるかどうかを見ていくものですが、今月22日の『インフレヘッジ機能があるかどうかはわからない?』の中でも少し触れましたが、ビットコインの分析に関してはまだデータの蓄積が少なく、今現在関係があるように見えたとしても偶然ということは十分に考えられます。特にコロナ禍での経済に対する懸念や低金利政策の長期化などの経済対策が相場に大きな影響を与えている局面であり、それがビットコインの相場をゆがめているかもしれません。こういったことを考慮に入れる必要はありますが、それでも多角的に分析を行うことは重要なことではないかと思います。

【ビットコイン節目】

ビットコインはバンドの中心線である55710ドル前後の水準を明確に下抜ける形であり、そのままバンドの-2σである49570ドル前後の水準まで下落する可能性が高まっています。-2σは上昇基調となっているだけに、50000ドルあたりがポイントとなっていく可能性がありそうです。戻した場合はバンドの中心線を抜けることができるかといった展開になりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、下落基調からバンドの-2σを目指す展開となったものの、-2σには届かずに持ち直す動きを見せています。そこからバンドの中心線まで上昇したものの、中心線では抑えられて目先じり安基調となっています。バンドの中心線で抑えられ、このまま再度バンドの-2σを目指す動きとなる可能性は十分にありそうです。バンド幅が縮小傾向であり、市場には徐々にエネルギーが蓄積されてきています。バンドの+2σもしくは-2σでの動きには注意が必要であり、バンドの中心線で抑えられて下落となった場合はバンドの-2σをブレイクするかどうかに注目が集まるでしょう。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dがゴールデンクロスからの上昇となっています。下値圏から外れての動きで、上昇基調を強めていましたが、ここにきて%Kが下落に転じています。このまま下落基調を維持するかどうかがポイントとなりそうですが、現状では%Dの上昇基調も根強く底堅い動きが意識される可能性も高そうです。

今日は週初ですので、週足分析をやっていこうと思います。

ビットコインの週足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σから調整の動きが入っており、売り優勢の流れが継続しています。バンドの±2σが上昇基調となっており、トレンドそのものは上向きです。ただ、バンドブレイクからバンドウォークといった動きにはなりにくく、調整を入れながら上値を拡大するといった展開が意識されそうです。調整の目安としてはバンドの+1σや中心線が意識されそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dは高値圏での推移を継続しています。ただ、いずれも下落基調となっており、デッドクロスも意識されています。このまま下落基調が維持されて高値圏から転落といった動きになれば売り圧力が強まることになりそうです。高値圏を維持することができるかどうかに注目が集まりそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

61800ドル:史上最高値
60960ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
60000ドル:心理的な節目
56500ドル:昨日の高値
56360ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線

55030ドル:現在値

54710ドル:昨日の安値
51750ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
50000ドル:心理的な節目
29300ドル:2020年の高値
4000ドル:2020年の安値

関連記事

ページトップへ戻る