米雇用統計を受けて(21/4/5)

週末の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが下落しての推移です。

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米雇用統計を受けて(21/4/5)

米雇用統計を受けて

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:58024.4ドル(-0.04%)
イーサリアム:2061.8ドル(+0.12%)
リップル:0.60917ドル(+2.41%)
ビットコインキャッシュ:554.02ドル(+1.21%)

【概況】

週末の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが下落しての推移です。金曜日は米国がグッドフライデーの祝日で株式市場が休場となりましたが、雇用統計が発表されています。結果は非農業部門雇用者数が市場予想を大きく上回るなど好調となり、リスク志向の動きが意識されやすい状況となっています。ただ、ビットコインは土曜日に調整売りの流れが意識されて下落しています。その他のコインは底堅い動きですが、欧米市場の休場を眺めて全体的には大きな動きとはなっておらず様子見ムードが強まりました。

さて、上記の通り先週の金曜日に米国で雇用統計が発表となりました。非農業部門雇用者数は市場予想を大きく上回った一方、失業率は市場予想通りの改善となっています。平均時給が市場予想に反してマイナスに転じたのが一部では懸念されるところですが、これに関しては低所得層が職に復帰したことで平均が押し下げられたのではないかとみており、そこまで警戒する必要はないのではないかとみています。

いずれにせよ米雇用統計は良好な結果となり、リスク志向の動きが意識されることになっています。金曜日は米国株式市場が休場となったため月曜日の動きに注目ではありますが、金曜日に午前中のみとはいえ取引のあった米国債市場では債券に対する売りが強まり、利回りが上昇する展開となっています。米国債利回りの上昇を眺めてドルも上昇しており、これが市場全体にどういった影響を与えるのか、注目しておきたいところです。

ここ最近はその他の市場とビットコインの相関が少し崩れているところもあるため判断が難しいところではありますが、基本的にはリスク志向の動きが強まる局面ではビットコインの価格も上昇しやすいところではあります。その一方で、ドルが上昇する局面ではビットコインなどは下落しやすい傾向にあります。ただ、これはあくまでも傾向であり、米株が上昇すれば米国債に対する売りが意識されやすくなり債券利回りが上昇し、それに伴いドルの下値が堅くなり米株の上値を抑えやすくなるという循環があります。また、通貨に関してはその他の通貨との比較という面もあり一概には言えないところではあります。

現状の問題としては米国の金融政策が長期的に緩和的なものが維持されるとの思惑です。緩和的な政策が米国債利回りを押し下げ、株価を押し上げるといった流れを作り出しています。そして好調な経済指標が続くことにより米国の金融政策の変更が徐々に意識されるようになっていくという点でしょう。

米株が史上最高値圏にある中でドルは軟調地合いを続け、目先は小幅に持ち直しているもののまだ戻りの弱さが意識される状況です。経済指標が持ち直し傾向を継続し、さらにコロナ対策が進んだ場合、FEDはこれまでの考えを改める可能性は否定できません。少なくとも一部の理事や中銀総裁がコメントで市場の反応を伺うなどということは十分に考えられるでしょう。さすがにすぐにというわけではないと思われますが、好調な経済指標が逆に先行きのリスクを高める可能性は頭に入れておいたほうが良いかもしれません。

【ビットコイン節目】

ビットコインはバンドの中心線である56690ドル前後の水準とバンドの+2σである61040ドル前後の水準を挟んでの動きであり、60000ドルとあわせて3つの価格が意識される局面となっています。比較的狭いレンジでの動きで、特に中心線と+2σのどちらかを抜けた場合は方向感が見えやすくなりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を挟んでの動きで、目先はやや底堅いものの方向感の見えにくい状況となっています。バンドの±2σが横ばいとなっており、レンジ圏での動きが意識されやすい形です。バンド幅は比較的狭いので、バンドの+2σもしくは-2σでの動きには注意が必要でしょう。ただ、現状はまだ大きな動きにはなりにくそうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dがデッドクロスからの下落で高値圏から転落しています。ただ、%Kは再度持ち直しており、この流れを継続できるかがポイントとなりそうです。%Dが下落基調となっていることから、やや上値の重さが意識されそうな状況であり、バンドの中心線を下抜ける可能性もありそうです。

今日は週初ですので週足分析をやっていこうと思います。

ビットコインの週足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σから調整の動きが入っています。ただ+1σで支えられる動きであり、底堅い動きが意識されています。このまま再度バンドの+2σを試す可能性も十分にあるため、安易な戻り売りはリスクが高いでしょう。バンドの±2σが上昇基調となっているため、トレンドそのものが上向きです。一時的な調整が入っても押し目買い優勢の流れが継続していると言えそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dは高値圏での推移です。上げ下げはあるもののしっかりとした動きが継続されており、底堅い動きが意識されやすい局面です。現状は%Kがじり高、%Dがじり安となっています。%Kが天井打ちから下落して高値圏から外れる動きとなるまでは売りにくい状況といえそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

61800ドル:史上最高値
61040ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
60000ドル:心理的な節目
58460ドル:昨日の高値

58020ドル:現在値

56690ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
56470ドル:昨日の安値
52340ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
50000ドル:心理的な節目
29300ドル:2020年の高値
4000ドル:2020年の安値

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