日銀が実証実験スタートへ(21/4/6)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが上昇しての推移となっています。

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日銀が実証実験スタートへ(21/4/6)

日銀が実証実験スタートへ

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:58836.5ドル(+1.26%)
イーサリアム:2113.6ドル(+1.76%)
リップル:0.8777ドル(+42.37%)
ビットコインキャッシュ:619.35ドル(+11.42%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが上昇しての推移となっています。雇用統計の好調を背景に米株が史上最高値を更新しています。そうした動きを受けて仮想通貨(暗号資産)市場にも資金が流入する展開となっています。特にその他のコインへの買いの動きが強まっており、リップルは40%超の上昇となっています。アルトコインが市場を引っ張る形での上昇で、ビットコインドミナンスが低下傾向を強めています。2017年末から2018年の上昇の時もこれと似たような動きが見られており、楽観的なムードが強まっています。

さて、今回は日銀がデジタル通貨の実証実験をスタートさせた、との報道に関してです。実施期間は2023年3月までの1年を想定しているようです。実験としては第一段階としてコンピューター内で取引を再現して処理の確実性や所要時間を確認し、取引データの記録について複数の候補の中から最適な方式を絞り込むようです。

そして、2022年中に始まる見通しの第二段階ではプライバシーの保護やマネーロンダリング対策といった追加的な機能を検証していくようです。そして、必要に応じて民間企業や消費者を交えた第三段階の実験も行うとしています。

現状で中央銀行デジタル通貨は中国が消費者を参加させた大規模実験に乗り出しており、日本や欧米と比べてかなり先行しています。日本は現状においては中央銀行デジタル通貨の発行の予定はないとしていますが、中国を視野に入れて研究を急いでいるといった状況かと思われます。先行者利益を考えると、日本も発行を考えるべきといった見方もあるかと思います。ただ、現状においては米国の動きが鈍く、日本も動きにくいところがあるのではないかと考えています。とはいえ中央銀行デジタル通貨が発行ということになれば、既存の通貨にかわるものとして普及していく可能性は十分にあるでしょう。

Forbes紙が『ビットコインはまだ「貨幣」からほど遠い?』といった記事を出していますが、その中で貨幣として必要な3つの要素である『価値の保存』、『交換の媒体』、『会計の単位』を一つも満たしていないと指摘しています。その3つを満たすことができない最大の要因は価値の変動が大きすぎることにあるのではないかと思われますが、価値の変動が大きすぎる資産は上記の3つの要素を満たしにくいことは事実です。しかし、各国地域の中銀が発行する中央銀行デジタル通貨であれば、その要素を満たす可能性は十分にあるでしょう。

ただ、デジタルドルやデジタル円、デジタルユーロなどが発行ということになれば、ビットコインなどの既存の仮想通貨(暗号資産)は貨幣としての役割を完全に失うことになるかと思われます。個人的にはそういった流れになっていくのではないかと思っていますが、そうなった場合、ビットコインなどはすでに金融商品としての地位を確立しているので問題ないかと思いますが、テザーなどのいわゆるステーブルコインなどがどうなっていくのかは注目しているところです。

【ビットコイン節目】

ビットコインはバンドの中心線である56800ドル前後の水準とバンドの+2σである61260ドル前後の水準を挟んでの動きであり、60000ドルとあわせて3つの価格が意識される局面となっています。目先はバンドの中心線で支えられる動きとなっていることから、バンドの+2σや60000ドルが意識される状況といえそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を挟んでの動きでしたが、目先はバンドの中心線で支えられて上昇する動きであり、下値の堅さが意識される動きです。バンドの+2σまで上昇する可能性も高まってきています。バンドの±2σがほぼ横ばいとなっていることから、レンジ圏での動きが意識されやすい形です。ただ、バンド幅は比較的狭いので、バンドの+2σもし-2σでの動きには注意が必要でしょう。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dがデッドクロスからの下落で高値圏から転落しましたが、%Kが持ち直して再度高値圏に入る動きとなっています。このままこの水準を維持することができるかがポイントとなりそうです。一方、%Dは下落基調を継続していますが、下落の勢いが弱まっておりここからの方向感に注目です。%Dが上昇に転じた場合は買い意欲が強まりバンドの+2σまで上昇する可能性が高まりそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σと中心線で挟まれたレンジを動いていましたが、目先はバンドの中心線を抜けて上昇しています。ただ、+1σで抑えられており、ここから調整の動きを強めるのか、バンドの+2σまで上昇するのかに注目が集まります。現状バンド幅が縮小傾向を強めており流れとしては方向感の見えにくい状況となりそうです。バンドの中心線を挟んでの動きとなる可能性も高そうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはゴールデンクロスからの上昇基調が維持されて高値圏に入っています。%Kの上昇の勢いは弱まっていますが、高値圏での推移を維持することができれば買い優勢の流れも継続されるでしょう。%Kの方向感に注目ですが、目先は底堅い動きが意識されるのではないかとみています。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

61800ドル:史上最高値
61260ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
60000ドル:心理的な節目
59210ドル:昨日の高値

58840ドル:現在値

56800ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
56840ドル:昨日の安値
52340ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
50000ドル:心理的な節目
29300ドル:2020年の高値
4000ドル:2020年の安値

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