FOMC議事要旨の公表(21/4/8)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが下落しての推移となっています。

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FOMC議事要旨の公表(21/4/8)

FOMC議事要旨の公表

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:56163.7ドル(-3.55%)
イーサリアム:1985.5ドル(-6.43%)
リップル:0.90664ドル(-11.67%)
ビットコインキャッシュ:617.88ドル(-5.71%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが下落しての推移となっています。その他のコインも軒並み大きく下落しており、売り圧力が強まる状況となっています。一時的な調整の動きが入ったのではないかと思われますが、イーサリアムの2000ドル割れやリップルの1ドル割れなどといったように節目の価格を割り込んでいるだけに意識はしておいたほうが良さそうです。

さて、昨日はFOMC議事要旨が公表されています。ハト派的なものとなるといった予想が強まる中での公表でしたが、市場の思惑から大きく外れるものではなく、大きな動きとはなりませんでした。基本的には長期間低金利政策を維持するといった姿勢に変化はなさそうで、相場を下支えするのではないかと思われるところではあります。

ただ、カプラン・ダラス連銀総裁の『パンデミック終息後は緩和を一部巻き戻すべき』といった発言やバーキン・リッチモンド連銀総裁の『インフレ圧力が高まっている証拠がある』などといった発言が見られており、徐々にではありますが引き締めを行うための下準備をしつつあるのではないかと思われる発言が出てきています。

さらに、パウエルFRB議長が『FOMC定例会合待たずに金利を調整することは可能』といった発言をしています。これがどういった意図での発言かがわからないところですが、インフレが急伸した場合は緊急利上げもあり得るという趣旨であれば注目すべき発言ということができるでしょう。また、今回の議事要旨でも『緩和策が金融安定のリスクを引き上げることを懸念』といった文言が入っている点も見逃せないところでしょう。

もちろん、今すぐ方向転換ということを考える必要はないでしょう。『QEを修正する場合はかなり前の段階で伝達する』としていますし、現段階で引き締めを意識するのは時期尚早です。ただ、市場は引き締めに向かう動きを先取りして対応します。現状の米国債利回りの上昇に関しては株高の影響もあるものと思われるため、そこまで警戒すべきものではないかと思いますが、それに伴うドル高が急激に進んだ場合は仮想通貨(暗号資産)市場にとっても悪影響となりかねないでしょう。

コロナワクチンの普及がカギを握ると思いますが、スムーズに進んだ場合は金融引き締めが早まる可能性もあるでしょう。そうなった場合、これまでのリスク志向の動きが逆流する可能性もあるだけに、特に米当局の要人発言などは注意を払っておいたほうが良いでしょう。

【ビットコイン節目】

ビットコインはバンドの中心線である56690ドル前後の水準を下抜けたため、売り圧力が強まる可能性が出てきています。再度持ち直して中心線を超えてくれば問題なさそうですが、現状はバンドの-2σである52290ドル前後の水準まで下値余地を見ておいたほうが良さそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を下抜けたことで売りの流れが意識されやすくなっています。現状ではまだ中心線を挟んでの動きといった状況ですが、バンドの-2σまで下落する展開も意識しておいたほうが良さそうです。バンドの±2σが横ばいとなっており、レンジ圏での動きが意識されやすい状況です。バンド幅も比較的狭いので、市場にはエネルギーが蓄積されてきているものと思われます。バンドの+2σもしくは-2σでの動きには注意が必要でしょう。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dはデッドクロスからの下落となっています。高値圏から転落する動きであり、売り優勢の流れです。このまま下落基調を維持するかどうかに注目です。まだ下値余地は十分にあるので、このまま下落基調を維持する可能性は高く、目先は売り優勢の流れでそのままバンドの-2σまで下落といった動きとなるのではないでしょうか。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を挟んでの動きから売り圧力が強まり、一気にバンドの-2σまで下落してきています。バンドブレイクからバンドウォークが展開されており、バンド幅の拡大基調などからこのまま下落基調を強める可能性は十分にあるでしょう。バンドの+2σの方向感に注意しながらの対応となりそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはデッドクロスからの下落です。下値圏に入っており、売り優勢の流れが続いています。ここから底打ちして持ち直すかどうかに注目です。下値圏での推移が継続されればバンドウォークも継続されて下値拡大といった動きになりそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

61800ドル:史上最高値
61080ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
60000ドル:心理的な節目
58630ドル:昨日の高値
56690ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線

56160ドル:現在値

55490ドル:昨日の安値
52290ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
50000ドル:心理的な節目
29300ドル:2020年の高値
4000ドル:2020年の安値

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