ビットコイン円、ショートカバー主導で持ち直すも、上値余地は乏しい(4/9朝)

8日(木)のビットコイン円相場は安値圏から持ち直す展開。

関連通貨:

ビットコイン円、ショートカバー主導で持ち直すも、上値余地は乏しい(4/9朝)

ビットコイン円、ショートカバー主導で持ち直すも、上値余地は乏しい

〇ビットコイン円米国時間にかけ617.2万円まで下落するも米ドル安で持ち直し635.3万円まで反発
〇ビットコイン円心理的節目60,000ドル(655.2万円)史上最高値672.4万円を前に上値重い
〇ファンダメンタルズも悪材料多く、短期的下落を予想
〇本日の予想レンジ:580.0万円ー650.0万円

昨日の概況

8日(木)のビットコイン円相場は安値圏から持ち直す展開。①中国におけるビットコイン採掘(マイニング)が「中国政府が掲げる気候変動対策に対する障壁となり得る」との研究調査結果報告(中国政府による将来的な規制強化を連想)や、②世界的な規制強化の思惑、③過剰流動性相場の逆流リスク(世界各国で資産価格上昇へ警鐘を鳴らす発言・措置の増加)、④テクニカル的な地合いの弱さ(一目均衡表三役好転の終了など)、⑤オプション市場のダウンサイドを織り込む動きが重石となり、米国時間朝方にかけて、一時617.2万円まで下落しました。しかし、前日安値610.4万円(3/29以来)や一目均衡表基準線をバックに下げ渋ると、⑥米長期金利の低下を受けたドル売り圧力(米ドルとビットコインは逆相関関係)や、⑦株式市場の堅調推移(リスク選好ムード)、⑧短期筋のショートカバーが支援材料となり、米国時間午後にかけては、日通し高値635.3万円まで反発する場面も見られました。引けにかけて小反落するも下値は堅く、本稿執筆時点(日本時間6時00分現在)では629.5万円前後で推移しております。

本日の見通し

ビットコインの対円相場は前日4/7に一時610.4万円まで下げ幅を広げるも、昨日はショートカバー主導で635.3万円まで持ち直す動きとなりました。しかし、上方には対ドルの心理的節目60000ドル≒655.2万円や、3/15に記録した史上最高値672.4万円が控えている為、余程強いビットコイン買い材料が出てこない限り、続伸余地は乏しいと判断できます。また、遅行線のローソク足接触を受けて、これまでビットコイン相場を支えてきた一目均衡表三役好転も終了しており、テクニカル的に見て、地合いは悪化しつつあると判断できます(戻り売りが出易いチャート形状)。

ファンダメンタルズ的に見ても、新型コロナウイルスの感染再拡大や、グローバルな規制強化の思惑、過剰流動性相場の逆流リスク(資産バブル崩壊への警戒感)など、ビットコイン円相場の下落を意識させる材料が増えつつあります(暗号資産市場独自の材料ではなく、伝統的金融市場の動きに引きずられる展開を想定。週末に向けて株安・債券高の流れが加速すれば、暗号資産を含むリスクアセットに下押し圧力が加わる恐れあり)。以上を踏まえ、当方では引き続き、短期的なビットコイン円相場の下落をメインシナリオとして予想いたします(心理的節目60000ドルや史上最高値672.4万円を上抜けるまでは戻り売りスタンスを継続。抜ければストップBUY。一方、ダウンサイドは611.5万円前後に位置する一目均衡表基準線が最初の目標。同水準を下抜ければ、3/25に記録した安値550.7万円を試すシナリオが視野に)。

本日の予想レンジ:580.0万円ー650.0万円

注:ポイント要約は編集部

ビットコイン円、ショートカバー主導で持ち直すも、上値余地は乏しい

ビットコイン円日足

関連記事

ページトップへ戻る