ビットコインの先行きに警戒感?(21/4/22)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが下落しての推移となっています。

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ビットコインの先行きに警戒感?(21/4/22)

ビットコインの先行きに警戒感?

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:55038.2ドル(-3.02%)
イーサリアム:2409.1ドル(+4.45%)
リップル:1.34978ドル(-5.24%)
ビットコインキャッシュ:949.67ドル(+0.34%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが下落しての推移となっています。調整の動きが強まる中で下値を拡大する動きです。特にNY時間帯に入ってから売り圧力が強まる展開となっており、手じまい売りが強まっている可能性がありそうです。一方、その他のコインはまちまちであり、イーサリアムなどは大幅に上昇する一方、リップルなどは大幅下落となっており、アルトコインの中でも明暗が分かれる格好となっています。

さて、昨日の注目すべきニュースの一つにカナダ中銀がテーパリングを決定し、さらに利上げ開始時期の見通しを前倒し、といったものが挙げられるかと思います。これによりカナダドルは上昇基調を強める展開となっています。カナダ中銀のマックレム総裁はQEの縮小に関しては経済の進展を反映と発言しており、今後の展開次第では一層のQE縮小を行うとしています。他の中銀に先駆けての動きであり、今後の各国地域の中銀の動向にも注目が集まるところでしょう。

現状で米国などが早期にテーパリングに動く可能性はまだ低そうですが、当局関係者の発言などでテーパリングが意識された場合、これまでの相場の動きが大きく巻き戻される可能性はあるでしょう。特に史上最高値を更新している米株などは調整売りに抑えられるといったことが起こってもおかしくはありません。また、米国債に対する買い意欲が低下して利回りが上昇するといったことが起こる可能性も高まるでしょう。

仮に引き締めへの思惑が意識された場合、仮想通貨(暗号資産)市場にとってはネガティブ材料となる可能性が高いでしょう。昨日に関しては足元の経済に対する強気の見方からリスク志向の動きが強まりましたが、過剰流動性相場の修正に対する思惑が強まった場合、相場全体の重石となる可能性は高いでしょう。そうなればもちろん、ビットコインなどにも売り圧力が強まることとなるでしょう。

また、足ものとの状況としてビットコインが6万ドルに戻せていない状況に対して警戒感を表明する意見もあります。JPモルガン・チェースのストラテジストであるニコラオス・パニギリツオグル氏はビットコイン先物のロングを解消した動きの背景にCTAなどのトレーダーと仮想通貨(暗号資産)ファンドがいる可能性が高いと指摘しています。ロングを解消する動きが見られているものの、現状の水準はまだモメンタムのシグナルでは高い水準にあることから、買いポジションの解消や新規の買いの減少などから上昇の勢いが衰えるのではないかとの懸念を示しています。

恐らく問題は6万ドルを早い段階で回復することができるかどうかといった状況になっています。持ち直すことができないと今後の展開にも懸念をもたらしかねないところです。これまでは全体的な地合いの良さから持ち直す展開となっていますが、伸び悩んだ場合は売り圧力が強まりかねない状況ということとなりかねません。そうなれば2018年の急落を意識しかねず、ポジションの解消売りが強まるといったことも起こり得るでしょう。

昨日、ビットコインに投資するファンドの流入額が鈍化してきている点について書きましたが、このあたりも懸念として挙げられるところでしょう。ただ、ビットコインETFが承認ということになれば、一気に流れが変わることも考えられるので、その点は意識しておいたほうが良いでしょう。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの中心線である58870ドル前後の水準と-2σである53970ドル前後の水準で挟まれたレンジを動いており、この二つの価格が節目として意識されそうです。さらに心理的な節目として60000ドルと50000ドルがポイントとなりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σから持ち直す動きを見せたものの、-1σ前後の水準で抑えられて再度-2σを目指す動きとなっています。上値の重さが意識されており、バンドの-2σまで下落する可能性は十分にあるでしょう。また、バンド幅は緩やかに拡大基調であり、バンドブレイクからバンドウォークといった動きになる可能性も十分にあるでしょう。目先はバンドの-2σをブレイクするかどうかに注目といったところでしょう。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dはデッドクロスからの下落となっています。一時%Kが持ち直す動きを見せたものの再度下落基調となって下値を追う動きを見せており、このまま下値圏に入る可能性もありそうです。売り優勢の流れであり、下値を拡大しそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線とを挟んでの動きとなっています。バンドの±2σはほぼ横ばいでの動きとなってきており、レンジ圏での動きが意識されやすい格好です。方向感の見えにくいところですが、バンド幅は比較的狭いため、バンドの+2σもしくは-2σでの動きには注意が必要でしょう。目先は下落基調となっており、バンドの-2σまで下落するかどうかに注目が集まりそうです。

ストキャスティクスで見ると%Kは下落基調となっています。一方%Dは上昇基調となっており、全体的には方向感の見定めにくい局面となっています。まずは方向感が出てくるまでは様子見ムードが強まる状況ということができそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

64780ドル:史上最高値
63780ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
60000ドル:心理的な節目
58870ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
56760ドル:昨日の高値

55040ドル:現在値

54330ドル:昨日の安値
53970ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
50000ドル:心理的な節目
29300ドル:2020年の高値
4000ドル:2020年の安値

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