キャピタルゲイン税の増税(21/4/23)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが大幅続落となって推移しています。

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キャピタルゲイン税の増税(21/4/23)

キャピタルゲイン税の増税

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:51425.8ドル(-6.46%)
イーサリアム:2391.4ドル(-0.45%)
リップル:1.24338ドル(-7.29%)
ビットコインキャッシュ:879.72ドル(-6.57%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが大幅続落となって推移しています。その他のコインも軟調地合いとなっており、仮想通貨(暗号資産)市場に売りの流れが強まる展開となっています。『バイデン大統領が富裕層対象のキャピタルゲイン税の増税を提案』といった報道が流れたことで相場の流れが大きく変わっています。株式市場も底堅い動きから急落する展開となっており、米国債利回りも一気に下げ幅を拡大する展開となりました。こうした動きを眺めて仮想通貨(暗号資産)市場も売りの流れが強まる展開となりました。

さて、今回のバイデン大統領のキャピタルゲイン税の増税を提案といったニュースですが、所得100万ドル以上の個人に対する税率を現行の約2倍となる39.6%へと引き上げることを提案する見通しのようです。これはまだ公になっていないものであり、匿名を条件に関係者が語ったものとなっていますが、この報道が市場に与えたインパクトはかなり大きなものとなっています。

この提案に関しては来週28日の上下両院合同会議で行う就任後初の演説で発表される見通しとなっています。一方、共和党はトランプ大統領が2017年に行った減税を維持することを主張しており、対立が深まる可能性はありそうです。現状ではどういった方向になるのか、まだはっきりしないところではありますが、相場にとってはリスク要因として捉えられるでしょう。

仮に今回の提案が通った場合、富裕層の投資に資金面で影を落とすこととなるでしょう。ここまで株式市場は順調に上値を拡大してきましたが、それが逆流する可能性はありそうです。そうなった場合、ビットコインなどからも資金が引き上げられる可能性が高まり、売り圧力が強まることとなりそうです。

そうなった場合、これまで先行きに対する期待感からホールドを継続していた投資家の動向は気になるところです。つまり、一時的にでも利益確定をするのか、それとも保有し続けるのかといった点に注目が集まりそうです。確定申告が終わっているため、納税のための現金化を急ぐ必要性は低そうですが、市場全体のリスク回避的な動きの強まりを受けて現金を多く持っておきたいといった心理が働く可能性はあるでしょう。

現段階でビットコインは史上最高値を更新してから10日も経たないうちに10000ドル超の下落となっています。こうした動きはこれまでもよく見た光景ではありますが、今回のバイデン大統領の提案は市場全体に悪影響を与えるものであり、先行きに対する不透明感を高めていると言えるでしょう。そうした中でここまで盛り上がってきた仮想通貨(暗号資産)をいったん決済して様子を見るといった動きが強まる可能性は十分にあるでしょう。2018年のような大きな下落となるかは状況が大きく異なっているだけに可能性は低いようにも思われますが、ここからさらに下値を拡大する展開への準備はしておいたほうが良いかもしれません。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの-2σである52390ドル前後の水準を下抜けており、50000ドルが節目として意識されそうです。バンドの-2σから持ち直した場合はバンドの中心線である58440ドル前後の水準がポイントとなりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σをブレイクしての動きであり、ここからバンドウォークとなるかどうかに注目です。バンドの+2σはじり高基調となっており、バンド幅が拡大しています。このままバンドウォークとなる可能性は十分にあり、安易な押し目買いはリスクが高そうです。バンドの+2σが横ばいから下落となった場合は調整の買い戻しが入りそうです。バンドの+2σの方向感に注意しながらの対応となりそうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dはデッドクロスからの下落となっています。%Kが下値圏に入っており、%Dもそろそろ下値圏に入りそうです。下値余地は少なくなってきていますが、まだ売り圧力が強く、下値を拡大する展開となりそうです。%Kが底打ちから上昇して下値圏から外れる動きとなるまでは売り優勢の流れといえそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線と-2σで挟まれたレンジを動いていましたが、ここにきてバンドの-2σをブレイクして下値を拡大する動きとなっています。バンド幅が拡大基調となっており、バンドブレイクからバンドウォークといった動きが意識される局面です。このままさらに下値を拡大する可能性は十分にありそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはデッドクロスからの下落となり、下値圏に入っています。売り優勢の流れが強まっており、下値を拡大しやすい状況となっています。%Kは下値余地がほとんどなく、ここから持ち直して下値圏から外れる動きとなるかどうかに注目です。ただ、まだ上値の重さが意識されやすい形といえそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

64780ドル:史上最高値
64480ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
60000ドル:心理的な節目
58440ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
55410ドル:昨日の高値
52390ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準

51430ドル:現在値

51430ドル:昨日の安値
50000ドル:心理的な節目
29300ドル:2020年の高値
4000ドル:2020年の安値

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