緩和縮小へと動くか?(21/4/27)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが大幅上昇となって推移しています。

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緩和縮小へと動くか?(21/4/27)

緩和縮小へと動くか?

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:53001.4ドル(+10.26%)
イーサリアム:2434.9ドル(+9.90%)
リップル:1.24467ドル(+20.73%)
ビットコインキャッシュ:820.01ドル(+9.87%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが大幅上昇となって推移しています。50000ドルを回復してさらに上値を拡大しており、悲観的なムードが後退する展開となっています。JPモルガン・チェースが一部の顧客向けにアクティブ運用のビットコインファンドを準備しているといった話が伝わったことで買い戻しの動きが強まっています。早ければ今夏にも投入の予定となっているようです。こうした動きを受けてその他のコインも大きく上昇しています。ここまでの下落に対する買い戻しの動きも意識されており、リップルは20%超の上昇となって推移しています。

さて、昨日の大幅上昇を受けて過度な悲観はやや後退したようにも思われますが、先行きに対する警戒感が払しょくされたとは言い難い局面にあるのではないかとみています。それは、昨日のダウがマイナス圏での引けとなった要因として挙げられているキャピタルゲイン税の増税を行うことをホワイトハウスが発表したとの報道に対する警戒感が根強く残ることとなりそうで、それが市場全体の重しとなる可能性が高まっている点にあります。

さらに、ブルームバーグの調査によると、市場エコノミストの約2/3がFOMCが予想していたよりも早い段階で緩和縮小の初期の警告をすることになるとみているようです。英中銀が先駆けて緩和縮小へと動くといった見方やECBが夏にかけてテーパリングを巡る協議を行うといった思惑が強まってきており、FEDの動向とあわせて注目が集まるところです。

今週FOMCが開催されますが、その中の声明やパウエル議長の発言などで、こういった市場の声に対してどういった反応を示すのかがポイントとなってくるでしょう。今回のFOMCでは変化はないのではないかとみていますが、仮に少しでも緩和縮小に向けての発言があった場合は市場に大きなインパクトをもたらすでしょう。

さらに問題として挙げられるのは天候不順により農産物価格が8年ぶりの高値となっていることです。これにより食品インフレ懸念が再燃しています。これがFRBの金融政策に影響を及ぼすというわけではないかと思いますが、こういった動きが市場の警戒感を高める可能性は否定できないところではないでしょうか。

もちろん、FRBが緩和縮小の思惑を完全に否定することで株価が持ち直し、ビットコインなども堅調地合いとなる可能性は十分にあります。今回のFOMCではそういった動きとなる可能性のほうが高いのではないかとみています。ただ、市場の思惑として考えると緩和縮小が前倒しされる展開を見込んでおり、その流れは今後強まるのではないでしょうか。そうなれば、株式市場などにも調整の動きが強まり、仮想通貨(暗号資産)市場も上値を抑えられるのではないでしょうか。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの-2σである48320ドル前後の水準から持ち直しての動きです。このままバンドの中心線である57000ドル前後の水準まで上昇するかどうかに注目です。上値を抑えられた場合はバンドの-2σや心理的な節目である50000ドルがポイントとなりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σから調整の買い戻しが入っており、バンドの中心線を目指しての動きです。バンドの+2σが上昇から横ばいといった動きになっており、このまま下落に転じた場合はバンドの±2σが下落といった動きになり、大きな動きにはなりにくいものの、トレンドは下向きといった展開となり、バンドの中心線まで上昇してもそこで抑えられて再度バンドの-2σまで下落といった動きになりやすくなるでしょう。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dはゴールデンクロスからの持ち直し基調です。%Kが下値圏から外れており、目先は買い優勢の流れです。いずれもまだ上値余地を十分に残しており、底堅い動きが維持されそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線で抑えられていましたが、ここにきて一気に中心線を抜けてバンドの+2σをブレイクする展開となっています。そのままバンドウォークとなりましたが、目先は調整の動きが入っています。バンドの±2σが上昇となっており、トレンドそのものが上向きです。一時的には調整の動きが入りそうですが、下値は堅そうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはデッドクロスからの下落となっています。ただ、まだ高値圏での推移であり、この水準を維持することができるかがポイントとなりそうです。とはいえ下落の勢いが強まっているので、目先は売り優勢といった状況が継続するのではないかとみています。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

65680ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
64780ドル:史上最高値
57000ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
54320ドル:昨日の高値

53000ドル:現在値

50000ドル:心理的な節目
48820ドル:昨日の安値
48320ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
43100ドル:2月28日の安値
40000ドル:心理的な節目
29300ドル:2020年の高値
4000ドル:2020年の安値

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