バイナンスがXYM出金開始、XYM価格は誕生以来の安値を更新中(21/4/28)

先週末に強烈な下落となった暗号資産だが、ビットコインを筆頭に下げ一巡後は値を戻す動きが見られる。

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バイナンスがXYM出金開始、XYM価格は誕生以来の安値を更新中(21/4/28)

バイナンスがXYM出金開始、XYM価格は誕生以来の安値を更新中

先週末に強烈な下落となった暗号資産だが、ビットコインを筆頭に下げ一巡後は値を戻す動きが見られる。カナダ銀行(中央銀行)が金融政策の転換を発表したことでジャブついたマネーの動きが変わるとの懸念から暗号資産はきつい下げとなったが、株式市場の落ち着いた動きを受けて買い戻す動きが強まった様子だ。高値を更新するかどうかは6月のFOMCなど米国の動向を確認する必要があると思われるが、下げ局面で買いが入る展開は見ていて安心するし、地合いは悪くないと考える。そのような底堅い動きを見せる暗号資産が多いなか、弱い動きを見せている暗号資産がある。誕生して間もないXYMである。

XYMはXEMの大型アップデートに伴い3月に誕生した新チェーンSymbolのことである。誕生後、0.7ドル台まで上昇する場面が見られたが、足元0.2ドル台まで売られており、誕生以来の安値を更新している。国内交換所はともかく世界の大手交換所でもまだ取引はスタートしておらず流動性は乏しい。そのようななか、世界トップクラスの暗号資産交換所であるバイナンスがXYMの出金を開始した。元々、オプトインで獲得したユーザーに対する付与は3月23日に完了していた。その後、バイナンスは何度か出金開始を延長していたが、付与から約一か月経過したのち、ついに出金をスタートした。

取引開始に関する正式なアナウンスが無いなか、出金だけ先にスタートしたわけだ。コインマーケットキャップのデータを見ると26日夜辺りからXYMの出来高は増加。この出来高増加の背景は、バイナンスからXYMを取引できる交換所に送金し換金したのだろう。誕生後、じりじりと右肩下がりの価格推移のなか、大手交換所であるバイナンスが取引開始よりも先に出金を開始したことから、売りが売りを呼ぶ格好となったわけだが、バイナンスの運営側は想定していなかったのだろうか。昨年以降、国内交換所からバイナンスに多くのXEMが週出していたものの、僅か数か月でバイナンスから新しく誕生したXYMが流出している。なぜ出金を先に開始したのかは謎である。

国内交換所は、必要な法令上の対応の手続きが完了した後、利用者に公表するという開示に留めており、XYM配布実施に関するスケジュールはおろかアナウンスすら行っていない。バイナンスの今の状況はある意味チャンスだが、入出金を開始しない限りバイナンスからXYMは流れてこない。XYM付与の次に取引を開始し、最後に入出金開始という段取りが自然であれば、今の段階で国内交換所からアナウンスが無いことを考慮すると、国内交換所のXYM入出金開始は早くて5月末とかになるだろう。となれば、バイナンスから換金できる交換所へのXYM流出は続き、XYMの価格はじり安となる公算が大きい。XYM付与を待つ利用者からすると歯がゆいことだろう。

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