ビットコイン円、ショートカバー一巡で伸び悩む展開。下落リスクに要警戒(4/29朝)

28日(水)のビットコイン円相場は上昇後に急反落。

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ビットコイン円、ショートカバー一巡で伸び悩む展開。下落リスクに要警戒(4/29朝)

ビットコイン円、ショートカバー一巡で伸び悩む展開。下落リスクに要警戒

〇ビットコイン円、FOMCでのFRBハト派姿勢再確認による米長期金利低下に一時611.8万円まで上昇
〇その後材料出尽くし感、バイデン大統領演説でのキャピタルゲイン増税詳細への警戒に594万円まで反落
〇テクニカルには600万円台で売り出やすく頭重い
〇ファンダメンタルズも過剰流動性相場の逆流不安根強く、世界的規制強化も逆風
〇ビットコイン円相場下落がメインシナリオ、バイデン大統領演説要注意
〇本日の予想レンジ:540.0万円ー620.0万円

昨日の概況

28日(水)のビットコイン円相場は上昇後に急反落。①米企業による相次ぐ参入報道(米JPモルガン・チェースによるお客様向けアクティブ運用ビットコイン・ファンドの準備報道や、米VISA社による暗号資産事業の拡大報道、米USバンクによる暗号資産のカストディ事業参入報道など)や、②イラン中銀による輸入品に対する暗号資産決済の認可報道(イラン政府が認めるマイニング企業が採掘で得た暗号資産のみ利用できる仕組み)、③上記①②を背景とした短期筋のショートカバー、④米FOMCによる金融政策据え置きと、パウエルFRB議長によるハト派的な発言(テーパリング議論の開始は時期尚早→米長期金利低下→ビットコイン上昇)が支援材料となり、米国時間午後にかけて、一時611.8万円まで急伸しました。しかし、一目均衡表基準線や一目均衡表雲上限に続伸を阻まれると、⑤FOMC通過後の材料出尽くし感や、⑥バイデン米大統領議会演説を控えた警戒感(キャピタルゲイン課税の詳細を発表予定)、⑦オプション勢によるガンマロング(スポット上昇局面で原資産の売りが出易いポジショニング)が重石となり、本稿執筆時点(日本時間6時30分現在)では594.0万円前後まで値を崩す展開となっております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は一時611.8万円(4/21以来、約1週間ぶり高値圏)まで上昇するも、すぐに反落する冴えない動きとなりました。一目均衡表基準線や一目均衡表雲上限、ボリンジャーミッドバンドに続伸を阻まれたことなどを考慮すれば、テクニカル的に見て、上値は重たいと判断できます(600万円UPPERにチャートポイントが密集しており、戻り売りが出易いチャート形状→上値余地は限定的)。

ファンダメンタルズ的に見ても、①新型コロナウイルスの感染拡大懸念(世界保健機関のカリッサ・エティエンヌ事務局長は「新型コロナウイルスのパンデミックは終息に向かうどころか加速している」と発言)や、②世界的な量的緩和縮小への警戒感(パウエル議長は「緩和縮小議論は時期尚早」と一蹴するも、市場では引き続き6月FOMCや8月ジャクソンホールでのテーパリング示唆を予測する向きが多い状況。中国当局による金融引き締め観測や、カナダ中銀のテーパリング決定もこうした見方を後押し)、③上記②を背景とした過剰流動性相場の逆流リスク、④世界的な暗号資産規制強化の思惑など、ビットコイン円相場の反落を意識させる材料が増えつつあります。

以上を踏まえ、当方では引き続き、ビットコイン円相場の下落をメインシナリオとして予想いたします(本日は本邦祝日となるものの、日本時間午前に予定されているバイデン米大統領によるキャピタルゲイン課税の内容次第では、株安→リスクアセット下落→ビットコイン下落の波及経路に繋がる恐れあり)。

本日の予想レンジ:540.0万円ー620.0万円

注:ポイント要約は編集部

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