ビットコイン円、心理的節目600万円を割り込む下落。地合いの悪化に要警戒(5/5朝)

4日(火)のビットコイン円相場は上値の重い展開。

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ビットコイン円、心理的節目600万円を割り込む下落。地合いの悪化に要警戒(5/5朝)

ビットコイン円、心理的節目600万円を割り込む下落。地合いの悪化に要警戒

〇ビットコイン円600万円前後での取引、欧州時間朝方にかけ一時621.5万円まで上昇
〇その後中国軍機の台湾防空識別圏侵入を背景とした株価急落に米国時間に583.7万円まで値を崩す
〇ビットコイン円テクニカルには地合いの悪化印象付けるチャート形状
〇転換線を下抜けると4/25安値510.0万円を試す動きとなるか
〇本日の予想レンジ:550.0万円ー620.0万円

昨日の概況

4日(火)のビットコイン円相場は上値の重い展開。①イーサリアムやDOGEコインの史上最高値更新(暗号資産市場全体に広がる楽観ムード→バブル相場)や、②CME(シカゴマーカンタイル取引所)によるマイクロビットコイン先物ローンチ、③新型コロナウイルスの終息期待が支援材料となり、欧州時間朝方にかけて、日通し高値621.5万円まで上昇しました。しかし、④中国の軍用機が台湾防空識別圏(ADIZ)に侵入したとの一部報道や、⑤上記④を背景としたリスクオフ再燃(欧米株がフラッシュクラッシュで一時急落)、⑥イエレン米財務長官による「追加歳出増加の影響でインフレや金利が上昇する可能性がある」との発言(米金利先高感再燃→米長期金利上昇→ドル高→ビットコイン安)、⑦上値の重さを嫌気した短期筋の見切り売り、⑧世界的なテーパリング観測の高まり(カナダ中銀、豪中銀、ECB、FRBなど)が重石となると、米国勢参入後に、一時583.7万円まで値を崩す場面も見られました。

引けにかけて小反発するも戻りは鈍く、本稿執筆時点(日本時間6時30分現在)では599.4万円前後で推移しております。尚、昨日は米S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズが暗号資産の新指数(S&Pビットコイン指数、S&Pイーサリアム指数、S&P暗号資産メガキャップ指数)の立ち上げを発表しましたが、市場の反応は限られました。

本日の見通し

ビットコイン円相場は一時583.7万円まで下落するなど、1日を通して冴えない動きとなりました。この間、一目均衡表雲上限や一目均衡表基準線を下方ブレイクした他、心理的節目600.0万円も下抜けするなど、テクニカル的に見て、地合いの悪化を印象付けるチャート形状となりつつあります。目先は一目均衡表転換線を下抜けられるか否かに注目が集まります(同水準を割り込んだ場合、4/25に記録した安値510.0万円を試すシナリオも想定)。

ファンダメンタルズ的に見ても、①世界同時テーパリングショックへの警戒感(BOC、ECB、FRBに続いて、昨日は豪中銀もテーパリング開始の可能性に言及)や、②上記①を背景とした過剰流動性相場の逆流リスク(テーパリング開始はバブル色の強い暗号資産にネガティブに作用する可能性大)、③世界的な暗号資産規制強化の思惑(トルコ、インド、欧州、米国、中国など)、④米長期金利の上昇リスク(イエレン米財務長官による金利上昇リスクを示唆する発言。米ドルとビットコインは逆相関関係の為、米長期金利上昇→ドル高→ビットコイン下落を想起)など、ビットコイン円相場の下落を意識させる材料が増えつつあります。以上を踏まえ、当方では引き続き、ビットコイン円相場の続落をメインシナリオとして予想いたします(アルトコイン崩壊→ビットコイン連れ安のシナリオに警戒)。

本日の予想レンジ:550.0万円ー620.0万円

注:ポイント要約は編集部

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