マイナーが中国からシフト?(21/5/7)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが下落しての推移です。

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マイナーが中国からシフト?(21/5/7)

マイナーが中国からシフト?

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:56034.8ドル(-1.46%)
イーサリアム:3467.6ドル(+0.14%)
リップル:1.59463ドル(+1.68%)
ビットコインキャッシュ:1435.0ドル(+3.27%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが下落しての推移です。60000ドルが上値として意識されており、やや上値の重さが意識される局面が継続しています。米雇用統計の発表を控えてポジション調整が意識されていることも調整売り圧力が強まる要因となっています。その他のコインは小幅に上昇しての推移となっています。大きな動きではないものの、アルトコインの堅調な流れが継続しています。ビットコインから資金が流れている可能性もあり、ビットコイン売りアルトコイン買いが続くのかどうかに注目が集まりそうです。

今回のメインテーマに入る前に少し気になるニュースが入っているので、簡単に触れておきたいと思います。先日上場したコインベースが上場来安値を更新し、4月の直接上場に際して設定された参考価格を割り込む可能性が生じていると伝えられています。最近上場した高バリュエーションの銘柄からの資金流出の流れが強まっているとのことで、小型のバブルの発生とその反動が指摘されています。アルトコインを中心に仮想通貨(暗号資産)市場は堅調地合いを継続している中での動きであるだけに、少し気になるところではあります。

さて、ビットコインのマイニングプールの一つであるF2Poolの共同創設者であるチュン・ワン氏がハッシュレートにおける中国の比率が低下しているとツイートしています。CoinDanceのデータを見る限りでは依然としてマイニングにおける中国の占めるシェアは大きいものの、米国を拠点とするマイニングプールであるFoundryがシェアを伸ばしてきており、今後もこの傾向が続く可能性は十分にあるでしょう。

中国と米国を比べた場合、電気代などでは中国のほうが有利と思われます。米国に関しては環境の問題などもあり、マイナーにとっては必ずしも有力な国ではないと思われます。ただ、政治的な問題を考えると、中国で今後もマイニングを続けることができるのかといった点には懸念が生じるところかと思われます。特にデジタル人民元の発行を目指している状況下でビットコインなどに対する排除の動きが起こる可能性は高いのではないかとみています。政治的なリスクを考え、分散させることでリスクを軽減する動きを取ることは十分に考えられるところでしょう。

中国からのシフトが続き、マイニングのシェアが低下した場合、ハッシュレートも低下する可能性は否定できないところでしょう。そうなった場合は価格の上値を抑えることに繋がりそうです。ただ、ビットコイン価格が高い水準で維持されている局面であり、マイナーとしても利益を確保しやすいところです。であればある程度のコスト増は吸収可能と見るべきでしょう。であれば、中国からのシフトはビットコインにとっても中国の政治的なリスクから切り離されるという点でポジティブな流れということができるのではないでしょうか。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの中心線である54910ドル前後の水準を挟んでの動きが継続しています。バンドの中心線を再度割り込むか、支えられるかで流れが変わってきそうです。狭いレンジでの動きであり、心理的な節目である60000ドルと50000ドルが節目として意識されている局面と言えそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を挟んでの動きであり、方向感の見えにくい展開となっています。バンド幅が縮小傾向を強めており、市場にはエネルギーが蓄積されてきています。バンドの+2σもしくはー2σでの動きには注意が必要ですが、目先は中心線を挟んでの動きであり、方向感を見極めてからの動きとなりそうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dは下落基調となっています。%Kは一時高値圏に入りましたが、再度下落して高値圏から転落しています。このままデッドクロスとなって下落する可能性もあるだけに注意が必要でしょう。仮に下落基調を維持した場合、売り圧力が強まりバンドの中心線を下抜ける動きとなりやすくなるため、意識しておきたいところでしょう。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を抜けてバンドの+2σを目指す動きとなりましたが、+2σには届かずに下落して目先はバンドの中心線を意識しての動きとなっています。中心線で支えられるか下抜けするかで流れが変わってきそうです。バンド幅は縮小傾向となっており、徐々にエネルギーが蓄積されていきそうです。ただ、目先は方向感の見えにくい局面であり、狭いレンジでの動きとなりそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはデッドクロスからの下落となっています。下値余地を残していることから売り優勢の流れが継続する可能性が高そうです。バンドの中心線を割り込みバンドの-2σまで下落する可能性が高いのではないかとみています。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

64780ドル:史上最高値
61400ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
58360ドル:昨日の高値

56030ドル:現在値

54910ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
55290ドル:昨日の安値
50000ドル:心理的な節目
49410ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
29300ドル:2020年の高値
4000ドル:2020年の安値

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