米雇用統計への思惑(21/6/4)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが上昇しての推移となっています。

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米雇用統計への思惑(21/6/4)

米雇用統計への思惑

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:38924.0ドル(+3.14%)
イーサリアム:2834.3ドル(+4.06%)
リップル:1.04168ドル(+1.21%)
ビットコインキャッシュ:716.12ドル(+2.42%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが上昇しての推移となっています。買い戻しの動きが継続しており、底堅い動きが展開されました。その他のコインも上昇しての推移です。全体的には米雇用統計を控えていることもあり、様子見ムードが強まっているように見えますが、ADP雇用統計がほぼ1年ぶりの大幅な伸びとなったことで、米経済の先行きに対する楽観的な見方が強まっています。これが仮想通貨(暗号資産)にどういった影響を与えるのかに注目が集まるでしょう。

さて、上記の通り今日は米雇用統計が発表されます。ADP雇用統計が良かったことに加え、ISM非製造業景況指数も過去最高を記録するなど経済活動の急速な改善が継続している状況が示されています。インフレ圧力も強まる中で金融緩和の早期縮小に対する警戒感も高まっています。現状においてFRBはインフレは一時的なものであり、経済の下支えが依然として必要という立場を崩しておらず、テーパリングに関しては時期尚早といった見方が根強いことは事実です。

とはいえ、世界的にコロナワクチンの接種が進み、経済が堅調に推移する中でテーパリングの議論を進めるべきという意見がFRB内部から出ており、今回の雇用統計の結果次第ではその声が強まる可能性は十分にあるでしょう。逆に雇用統計が市場予想に届かないなどということになれば、テーパリングの議論が後退するといった状況となるでしょう。

現状の相場環境は強い経済指標が出ることで金融緩和の縮小に対する思惑が強まり、逆に株価が下落するなどということが起こり得るため、どう判断すべきかが難しい状況となっています。仮想通貨(暗号資産)にしても、本来は経済活動が活発となれば資金が流入しやすくなるわけですが、テーパリングが意識されて米国債利回りが上昇ということになれば、ドルに対する買い意欲が強まり価格の上値が抑えられるといった動きとなる可能性も十分に考えられるところでしょう。

ここ最近は仮想通貨(暗号資産)が先行して急落していたこともあり、昨日のドル高に対してもビットコインの買い戻しの動きが意識されて上昇しましたが、米国債利回りの上昇基調が継続し、それに伴ってドルも堅調地合いを継続するといった見通しが強まれば、仮想通貨(暗号資産)市場にとってはネガティブな材料となりかねないでしょう。

最近は仮想通貨(暗号資産)と株式市場などとの相関が若干見えにくくなっており判断が難しいところではありますが、仮にテーパリングの議論を進めるとFRBが判断した場合、一時的かもしれませんが仮想通貨(暗号資産)のみならず株式市場なども調整の動きを強める可能性が高いでしょう。そのカギを握るものの一つとして米国の労働市場の状況があり、その意味でも雇用統計は注目すべきものであると言えるでしょう。現状ではあまりリスクを取りすぎないほうが無難ではないかと考えています。

【ビットコイン節目】

ビットコインはバンドの中心線である38880ドル前後の水準を意識しての動きです。目先はここを抜けてきており、40000ドルが意識される局面です。逆にここで抑えられた場合はバンドの-2σである32020ドル前後の水準や30000ドルが意識されることになりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を上抜けての動きです。ここで抑えられる可能性もあり、上昇基調を維持することができるかどうかがポイントとなりそうです。バンド幅が縮小傾向を強めており、市場にはエネルギーが蓄積されてきている状況です。バンドの+2σもしくは-2σでの動きには注意が必要でしょう。ただ、目先はバンドの中心線を意識しての動きですので、方向感に注意しながらの対応といった状況といえそうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dはゴールデンクロスからの上昇となっています。このまま高値圏まで上昇することができるかに注目です。現状ではまだ上値余地が残されており、買い優勢の流れということができそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σと中心線で挟まれたレンジを動いており、調整を入れながらの動きではあるものの堅調地合いが継続しています。目先はバンドの-2σがじり安に転じており、バンド幅の拡大基調が意識されています。このままバンドブレイクからバンドウォークとなって上値を拡大する可能性も十分にあるでしょう。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dは上昇しての動きです。一時高値圏から転落する動きを見せましたが、%Kは再度高値圏へと持ち直しています。一方、%Dもそろそろ高値圏に入りそうです。底堅い動きが意識されやすい状況が継続しており、%Kが天井打ちから下落して高値圏から転落といった動きにならない限りは買い優勢の流れが継続しそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

64780ドル:史上最高値
45740ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
40000ドル:心理的な節目
39460ドル:昨日の高値

38920ドル:現在値

38880ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
37190ドル:昨日の安値
32020ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
30000ドル:心理的な節目
29300ドル:2020年の高値
4000ドル:2020年の安値

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