ビットコイン円、上値の重い展開が継続。ダウンサイドリスクに要警戒(6/8朝)

週明け7日(月)のビットコイン円相場は上値の重い展開。

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ビットコイン円、上値の重い展開が継続。ダウンサイドリスクに要警戒(6/8朝)

ビットコイン円、上値の重い展開が継続。ダウンサイドリスクに要警戒

〇ビットコイン円アジア時間に403.5万円まで上昇の後、中国等での規制強化の動き386.4万円まで下落
〇ビットコイン円上念の重い展開続く400万円台半ばに強力なレジスタンス並びテクニカルの地合い弱い
〇ファンダメンタルズも世界的規制強化の動き、過剰流動性逆流リスク等売り材料多い
〇ビットコイン円相場の下落をメインシナリオとして予想、本日の予想レンジ:350.0万円ー420.0万円

昨日の概況

週明け7日(月)のビットコイン円相場は上値の重い展開。①冴えない米雇用統計(非農業部門雇用者数における2ヵ月連続のネガティブサプライズ)に端を発した米早期テーパリング観測の後退や、②上記①を背景としたドル売り圧力(米長期金利低下→ドル売り→ビットコイン上昇)、③中央アメリカの小国エルサルバドルにて「ビットコインを世界で初めて法定通貨として採用するための法案」が議会に提出されるとの期待感が支援材料となり、アジア時間朝方にかけて、日通し高値403.5万円まで上昇しました。しかし、一目均衡表転換線をバックに伸び悩むと、④中国版ツイッター「微博(ウェイボ)」における暗号資産関連アカウントの相次ぐブロックや、⑤インド中銀総裁による暗号資産に関するネガティブな発言、⑥今週6/10に予定されている米消費者物価指数への警戒感(前月同様、米CPIを皮切りに、米インフレ懸念→米早期テーパリング観測再燃→米ドル高→ビットコイン安の流れが再開するのではないかとの思惑)が重石となり、米国時間午後にかけて、日通し安値386.4万円まで反落しました。引けにかけて小反発するも戻りは鈍く、本稿執筆時点(日本時間4時50分現在)では388.5万円前後で推移しております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は上値の重い展開が続いております。①上方向に、対ドルの心理的節目40000ドル(≒440.0万円)や、②200日移動平均線449.0万円、③5/10高値648.4万円と5/23安値339.8万円のフィボナッチ38.2%戻し457.7万円等の強力なレジスタンスポイントが並んでいる他、④日足ベースで21日線と200日線のデッドクロス、⑤強い売りシグナルを示唆する一目均衡表三役逆転、⑥ダウ理論における明確なトレンド転換(上昇→中立)が確認されるなど、テクニカル的に見て「地合いは弱い」と判断できます(上値の重さを印象付けるチャート形状)。

ファンダメンタルズ的に見ても、①世界的な規制強化の方向性(英金融行動監視機構はかなりの数の暗号資産関連企業がAML/CFTの基準を満たしていないと警告。中国でもビットコインのマイニングや取引を取り締まる方針を表明。米国もFRBやOCC、FDICが暗号資産に係る規制について協議を開始)や、②テーパリングショックへの警戒感(不冴な米雇用統計を受けて米早期テーパリング観測はひとまず後退するも、今週木曜日の米消費者物価指数の結果次第で、再び米早期テーパリングを織り込む動きに転じる恐れあり)、③上記②を背景とした過剰流動性相場の逆流リスク、④暗号資産市場への新規参入企業の鈍化リスク(米金融大手ゴールドマンサックスは6/5、顧客向けレポートの中で全ての機関投資家が暗号資産への投資に積極的なわけではないと指摘)など、ビットコイン相場の下落を意識させる材料が増えつつあります(これまでビットコイン相場を下支えしてきた米テスラのイーロンマスクCEOのサポートツイートが無くなった点もネガティブ要因)。

以上を踏まえ、当方では引き続き、ビットコイン円相場の下落をメインシナリオとして予想いたします(目先は6/5安値382.8万円を下抜けられるか否かに注目。同水準の下抜けに成功した場合、5/30安値369.0万円、5/23安値339.8万円が射程圏内に)。

本日の予想レンジ:350.0万円ー420.0万円

ビットコイン円、上値の重い展開が継続。ダウンサイドリスクに要警戒

ビットコイン円日足

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