機関投資家の撤退?(21/6/8)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが下落しての推移となっています。

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機関投資家の撤退?(21/6/8)

機関投資家の撤退?

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:34406.1ドル(-4.36%)
イーサリアム:2653.4ドル(-2.16%)
リップル:0.88405ドル(-5.53%)
ビットコインキャッシュ:621.93ドル(-4.88%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが下落しての推移となっています。中国の動向に対する不透明感が高まる中で売りの流れが強まる展開となっています。ビットコインは往来相場となっており、このあたりの水準で押し戻せないと先行きに対するリスクが高まることになりそうです。また、その他のコインも売り優勢の流れであり、下げ幅を拡大する展開となっています。

さて、ステラのイーロン・マスクCEOのツイートなどで乱高下している仮想通貨(暗号資産)市場に嫌気がさした機関投資家の撤退の話に関してはここでも何度か触れてきましたが、ここ最近のCMEのビットコイン先物取引において、価格とともに取引高も減少傾向にある状況となっています。価格が下落しているためにやむを得ない側面があることも事実ですが、機関投資家の参入によって価格の上昇に弾みがついたことを考えると、先物取引における取引高の減少は今後の展開を考える上でも憂慮すべき状況にあると言えるのではないでしょうか。

機関投資家の撤退に関しては上記のSNSに一喜一憂する相場展開となっていることに加え、高すぎるボラティリティや『ESG投資』の観点から敬遠されている可能性についても交流する必要があるのではないでしょうか。

『ESG投資』とはE(Environment=環境)、S(Social=社会)、G(Governance=ガバナンス)を基準に投資を行うことを指し、収益性のみを基準としたこれまでの投資判断とは一線を画す姿勢であることは間違いないでしょう。『ESG投資』は投資リスクの低減や企業価値が上がるとみられており、リターンにもつながることが実証されています。

そして、『ESG投資』の観点から仮想通貨(暗号資産)を考えると、特にマイニングにおける莫大な電力消費が環境負荷を高めており、『ESG投資』の観点からは適していないと思われるところであり、機関投資家としても看過できないところではないかと考えられます。

もちろん、マイニングにおいて再生可能エネルギーの利用が急速に進んでおり、環境負荷が提言していることも事実ですが、消費が多いことや安価で安定的な電力が求められていることから、再生可能エネルギーだけでマイニング行うには現状では現実的とは言えないでしょう。となると、機関投資家から仮想通貨(暗号資産)への投資が低迷する可能性が意識され、先物取引の取引高の低下傾向が維持されるかもしれません。そうなれば上値を抑えられやすい展開が継続する可能性が高まるでしょう。

【ビットコイン節目】

ビットコインはバンドの中心線である37040ドル前後の水準と-2σである33680ドル前後の水準で挟まれたレンジを動いており、どちらを抜けてくるかで流れが変わってきそうです。さらに40000ドルや30000ドルはこれまでも意識された価格であり、注目されることになりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線で抑えられて下落する動きが継続しています。そろそろー2σに届きそうで、そこで支えられるかどうかに注目です。バンド幅が縮小傾向を継続しており、かなり狭い状況となってきています。市場にはエネルギーが蓄積されており、バンドブレイクからバンドウォークといった大きな動きが見られる可能性が高まってきています。このままバンドの-2σをブレイクといった動きになった場合、下値を拡大しやすくなるので注意が必要でしょう。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dはデッドクロスからの下落基調が維持されています。%Kが下値圏に入っており、売り優勢の流れが継続する展開となっています。%Dも下落基調を強めており、このまま下値圏に入る可能性は高まっており、売り優勢の流れが継続しやすい状況ということができそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σから持ち直す動きが意識されててじり高基調となっていましたが、中心線で抑えられて下落し、そのままバンドの-2σまで下落してバンドブレイクとなっています。バンドの+2σが上昇基調となり、バンド幅の拡大基調が強まっています。このままバンドブレイクからバンドウォークといった動きとなって下値を拡大する可能性は高まっているところです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dは持ち直し基調が腰折れして下落する展開となっています。%Kは下値圏に入っており、%Dも売りの流れが強まる状況です。%Kが下値圏での動きを維持した場合は売りの流れが維持されて下値を拡大といった動きとなりそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

64780ドル:史上最高値
40410ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
40000ドル:心理的な節目
37040ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
36750ドル:昨日の高値

34410ドル:現在値

34060ドル:昨日の安値
33680ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
30000ドル:心理的な節目
29300ドル:2020年の高値
4000ドル:2020年の安値

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