ビットコイン円、約2週間ぶり安値圏へ続落。二番底形成リスクに要注意(6/9朝)

8日(火)のビットコイン円相場は約2週間ぶり安値圏へ続落。

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ビットコイン円、約2週間ぶり安値圏へ続落。二番底形成リスクに要注意(6/9朝)

ビットコイン円、約2週間ぶり安値圏へ続落。二番底形成リスクに要注意

〇ビットコイン円340.0万円まで急落
〇中国版での暗号資産関連アカウントの相次ぐブロック、米司法省の身代金暗号資産奪回発表が重石
〇ビットコイン円直近安値339.8万円に迫りテクニカルの地合い弱い
〇ファンダメンタルズもビットコイン円相場の下落を意識させる材料増えつつある
〇339.8万円下抜けの場合、30000ドル≒328.5万円や、1/22安値297.5万円も射程圏内
〇本日の予想レンジ:310.0万円ー390.0万円

昨日の概況

8日(火)のビットコイン円相場は約2週間ぶり安値圏へ続落。①中国版ツイッター「微博(ウェイボ)」における暗号資産関連アカウントの相次ぐブロック(チャイナマネーの撤退懸念)や、②米司法省による「米コロニアル・パイプラインがサイバー攻撃時にハッカーに支払った身代金の大半の暗号資産を取り戻した」との発表(非中央集権的で政府のコントロールが及ばないと思われていたビットコイン神話が崩れたことに伴う失望感)、③世界で複数のウェブサイト(ニューヨーク・タイムズやブルームバーグ、レディットなど)が利用不可となったこと(伝統的金融市場でリスク回避の動きを誘発)、④今週6/10に予定されている米消費者物価指数への警戒感(米CPIを皮切りに、米インフレ懸念再燃→米早期テーパリング観測→米ドル高→ビットコイン安に繋がるとの思惑)、⑤オプション市場におけるダウンサイドを織り込む動き(ダウンサイドのショートガンマへの警戒感)が重石となり、米国時間にかけて、5/23以来、約2週間ぶり安値となる340.0万円まで急落しました。引けにかけて小反発するも戻りは鈍く、本稿執筆時点(日本時間4時30分現在)では358.3万円前後で推移しております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は一時340.0万円まで急落するなど、5/23に記録した直近安値339.8万円まであと一歩のところへ迫りました。上位足(日足)から下位足(1時間足や4時間足)に至る全てのテナーで強い売りシグナル(一目均衡表三役逆転や弱気のバンドウォーク)が成立するなど、テクニカル的にみて、「地合いは弱い」と判断できます(二番底形成リスクに要注意)。

ファンダメンタルズ的に見ても、①世界的な規制強化の方向性(米国、英国、中国など比較的経済規模の大きな国で規制強化に係る報道が散見)や、②根強い米早期テーパリング観測(6/10に予定されている米消費者物価指数を経て、米インフレ懸念再燃→米長期金利急上昇→米ドル高→ビットコイン下落の波及経路が再開するとの思惑)、③過剰流動性相場の逆流リスク(米国のみならず、カナダやニュージーランドをはじめ、世界的に量的緩和縮小の動きが活発化→ビットコインを含むリスクアセットに下押し圧力が加わり易い相場環境)、④暗号資産市場への新規参入企業の鈍化リスク(米テスラ社をはじめ、これまでビットコイン相場を下支えしてきた米系企業による参入報道が今後冷え込む可能性あり。米ゴールドマンサックスも6/5のレポートで全ての機関投資家が暗号資産への投資に積極的なわけではないと指摘)、⑤アルトコインの冴えない動き(暗号資産市場全体に広がる悲観ムード)、⑥オプション市場における30000ドル≒328.5万円より下側の巨大ショートガンマ(ビットコイン相場が下がれば下がるほど、オプション勢によるビットコイン売りが出易いポジショニング)など、ビットコイン円相場の下落を意識させる材料が増えつつあります。

以上を踏まえ、当方では引き続き、ビットコイン円相場の続落をメインシナリオとして予想いたします(押し目買いではなく、戻り売りが適するチャート形状。5/23安値339.8万円を下抜けできれば、30000ドル≒328.5万円や、1/22安値297.5万円を試すシナリオも射程圏内に)。

本日の予想レンジ:310.0万円ー390.0万円

注:ポイント要約は編集部

ビットコイン円、約2週間ぶり安値圏へ続落。二番底形成リスクに要注意

ビットコイン円日足

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