ビットコイン円、安値圏から急反発。ダブルボトムを意識したショートカバーが背景(6/10朝)

9日(水)のビットコイン円相場は安値圏から持ち直す展開。

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ビットコイン円、安値圏から急反発。ダブルボトムを意識したショートカバーが背景(6/10朝)

ビットコイン円、安値圏から急反発。ダブルボトムを意識したショートカバーが背景

〇ビットコイン円反発、一時400万円台を回復後397万円前後で取引
〇テクニカルな打診買い、エルサルバドルのビットコイン法定通貨化法案可決が背景
〇ビットコイン円、テクニカルには引き続き上値余地乏しい
〇本日はECB理事会、米CPI等の結果からの各国テーパリング観測の行方と米ドル動向に注目
〇本日の予想レンジ:350.0万円ー430.0万円

昨日の概況

9日(水)のビットコイン円相場は安値圏から持ち直す展開。前日海外時間には、①チャイナマネーの撤退観測(中国版ツイッター「微博(ウェイボ)」における暗号資産関連アカウントのブロック)や、②米コロニアル・パイプラインがサイバー攻撃時にハッカーに支払った身代金の大半の暗号資産を取り戻したとの一部報道(米司法省による発表)、③6/10に予定されている米消費者物価指数への警戒感(米インフレ懸念再燃を背景に米早期テーパリング観測が高まるとの警戒感)、④オプション市場のショートガンマを背景に、一時約2週間ぶり安値となる340.0万円まで急落しました。しかし、5/23に記録した直近安値339.8万円に一歩届かず反発に転じると、⑤ダブルボトムの形成を意識したテクニカル的な打診買いや、⑥上記⑤に端を発した短期筋のショートカバー、⑦エルサルバドルにおけるビットコインを法定通貨として採用するための法案可決(ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ、パナマなど中南米の国に同様の動きが波及するとの期待感)が支援材料となり、米国時間午後にかけて、高値404.6万円まで急伸しました。引けにかけて小反落するも下値は堅く、本稿執筆時点(日本時間5時10分現在)では397.3万円前後で推移しております。

ビットコイン円相場は一時340.0万円まで急落するも、5/23に記録した直近安値339.8万円をバックに下げ渋ると、ダブルボトム形成を意識した打診的なテクニカル買いが下支えとなり、海外勢参入後に急伸する動きとなりました(一時心理的節目400.0万円の大台も回復)。但し、強い売りシグナルを示唆する三役逆転が継続していることや、上方向に、対ドルの心理的節目40000ドル(≒438.0万円)や、200日移動平均線450.8万円、5/10高値648.4万円と5/23安値339.8万円のフィボナッチ38.2%戻し457.7万円等の強力な抵抗帯が並んでいること等を踏まえると、テクニカル的にみて、「上値余地は乏しい」と判断できます(ショートカバー一巡後の反落リスクに要警戒)。

こうした中、本日は日本時間20時45分に発表されるECB理事会や、同21時30分の米5月消費者物価指数に注目が集まります。前者でテーパリングを示唆する見解(PEPP縮小についての議論)が示される場合や、後者で市場予想を上回る結果(米インフレ懸念再燃→米テーパリング観測→米長期金利上昇→米ドル高)が示される場合には、過剰流動性相場逆流への警戒感を通じて、ビットコインを含むリスクアセットに大きな下押し圧力が加わる可能性があり、注意が必要でしょう(世界的なテーパリング観測は暗号資産市場にとってネガティブ要因)。その他、世界的な規制強化の思惑や、暗号資産市場への新規参入企業の鈍化懸念、オプション市場におけるダウンサイドのショートガンマも重石になると見られ、当方では引き続き、ビットコイン円相場の下落をメインシナリオとして予想いたします。

本日の予想レンジ:350.0万円ー430.0万円

注:ポイント要約は編集部

ビットコイン円、安値圏から急反発。ダブルボトムを意識したショートカバーが背景

ビットコイン円日足

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