ビットコイン円、エルサルバドルのBTC法定通貨採用で急伸するも結局反落(6/11朝)

10日(木)のビットコイン円相場は急伸後に急反落。

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ビットコイン円、エルサルバドルのBTC法定通貨採用で急伸するも結局反落(6/11朝)

ビットコイン円、エルサルバドルのBTC法定通貨採用で急伸するも結局反落

〇ビットコイン円エルサルバドルでのビットコインの法定通貨採用法案可決に419.8万円まで急騰
〇その後ブラジル企業のビットコインでの身代金支払い報道や、各国の規制強化等に396.3万円まで急落
〇ビットコイン円400万円台に抵抗線多くテクニカルの上値余地乏しい
〇ファンダメンタルズも世界的な規制強化への警戒感、世界的なテーパリング観測等下落材料残る
〇ビットコイン円相場下落をメインシナリオとして予想、本日の予想レンジ:360.0万円ー430.0万円

昨日の概況

10日(木)のビットコイン円相場は急伸後に急反落。6/8(火)に一時約2週間ぶり安値となる340.0万円まで急落するも、5/23に記録した直近安値339.8万円に一歩届かず反発に転じると、①ダブルボトムの形成を意識したテクニカル勢の打診買いや、②エルサルバドルにおけるビットコインを法定通貨として採用するための法案可決(ビットコインの法定通貨採用は世界初)、③ブケレ・エルサルバドル大統領による「国営地熱発電会社ラゲオに対して火山を利用した再生エネルギーを用いたBTCマイニング施設の設立を計画するよう要請」とのツイート発信、④上記②③に触発された国家(新興国)が急増するとの期待感、⑤短期筋の大規模ショートカバーが支援材料となり、欧州時間にかけて、高値419.8万円まで急騰しました。

しかし、心理的節目40000ドル≒438.0万円をバックに伸び悩むと、⑥ブラジルの食肉加工大手JBSによる「ランサムウエアによるサイバー攻撃で身代金をビットコインで支払った」との発表や、⑦中国公安省による「暗号資産を利用した資金洗浄の疑いで1100人超を逮捕した」との発表、⑧国際通貨基金(IMF)によるエルサルバドルのBTC法定通貨採用は経済・法律面で多くの懸念があるとの表明、⑨バーゼル銀行監督委員会による規制案の公表(銀行がビットコインを保有する場合は、損失が出た際に全額埋め合わせるだけの資本を蓄えなければならないといった厳しい内容)が重石となり、米国時間午後にかけて、一時396.3万円まで急落しました。引けにかけて小反発するも戻りは鈍く、本稿執筆時点(日本時間4時15分現在)では400.5万円前後で推移しております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は一時419.8万円まで急伸するも、アップサイドに控える、①対ドルの心理的節目40000ドル(≒438.0万円)や、②一目均衡表基準線442.2万円、③200日移動平均線451.9万円、④5/10高値648.4万円と5/23安値339.8万円のフィボナッチ38.2%戻し457.7万円といった強力な抵抗帯群をバックに伸び悩む動きとなりました。強い売りシグナルを示唆する一目均衡表三役逆転も継続する中、テクニカル的にみて「上値余地は乏しい」と判断できます(ショートカバー一巡後の反落リスクに要警戒。430.0万円アッパーは戻り売りゾーン)。

ファンダメンタルズ的に見ても、①世界的な規制強化への警戒感(上述の通り、バーゼル銀行監督委員会による厳しい規制案の公表→実質的に大手銀行による暗号資産使用が困難になるとの懸念)や、②世界的なテーパリング観測(米国のみならず、カナダやニュージーランドをはじめ、世界的に量的緩和縮小に向けた動きが活発化→過剰流動性相場逆流を通じて、ビットコインを含むリスクアセットに下押し圧力が加わる恐れ)など、ビットコイン円相場の下落を意識させる材料が残っています。以上を踏まえ、当方では引き続き、ビットコイン円相場の下落をメインシナリオとして予想いたします(エルサルバドルによる法定通貨採用のご祝儀相場が終焉→世界的な規制強化を嫌気した反落リスクに要警戒)。

本日の予想レンジ:360.0万円ー430.0万円

注:ポイント要約は編集部

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ビットコイン円日足

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