米雇用統計を控えて(21/7/2)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引はビットコインが下落しての推移となっています。

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米雇用統計を控えて(21/7/2)

米雇用統計を控えて

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:34616.3ドル(-4.24%)
イーサリアム:2124.7ドル(-5.10%)
リップル:0.66298ドル(-3.23%)
ビットコインキャッシュ:494.61ドル(-4.77%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引はビットコインが下落しての推移となっています。世界的な規制の動きなどが嫌気される展開となっています。ただ、現状においてはファンダメンタルズ的な要因よりもボリンジャーバンドの中心線で抑えられたことなどといった、テクニカル的な要因のほうが意識されやすいのではないかと思われるところです。中国の動きやバイナンスに対する規制の強化の流れなどは確かに懸念すべきところではありますが、市場にはだいぶ織り込まれているのではないかと思われるところです。ここからハッシュレートがさらに低下などといった動きになれば再度意識される可能性はありますが、現状においては新規の材料待ちの様相を呈しているのではないかと思われます。

そうした中で今日は米国の雇用統計が発表となります。市場に与える影響が大きい指標であることは事実であり、株式市場や債券市場、為替相場が大きく動く可能性もあるでしょう。

ただ、その動きに関しては予想しにくい状況であることは事実でしょう。つまり、良い結果となって素直に株式市場が上昇といった動きとなる可能性もありますが、米国の早期テーパリング観測が強まり株式市場が下落するといったことも考えられますし、その逆もまた頭に入れておきたいところです。ADPなどの事前の経済指標などを見る限りでは悪くない結果となる可能性は高いのではないかとみていますが、株式市場がここまで上昇している状況下では『知ったらしまい』といった動きになる可能性もあり、予断を許さない局面となっています。

さらにそこから仮想通貨(暗号資産)市場への影響を考えるとなると非常に困難です。特に、ここ最近は米株の上昇にビットコインは追随できていない状況が見受けられます。となると、今夜の雇用統計とは関係なくビットコインが動く可能性なども考えておく必要があるかもしれません。

ただ、雇用統計を受けてドルが上昇基調を強めた場合は注意が必要かと思います。基本的にはドルの上昇はその他の金融資産の下落圧力を強めます。ただ、ドルに関しては現状で新型コロナウィルスの変異株の問題からユーロなどが上値を抑えられており、反射的に上昇している側面もあるので、その点は注意が必要です。とはいえ、雇用統計を受けてドル買い圧力が強まれば、ビットコインに対する売り圧力が強まるということは視野に入れておく必要があるでしょう。逆にドルが売られた場合はビットコインの下値を支える要因となりそうです。

【ビットコイン節目】

ビットコインはバンドの中心線である35410ドル前後の水準で抑えられて下落しています。バンドの-2σである30250ドル前後の水準を目指しての動きとなっており、この二つの価格で挟まれたレンジを動く可能性が高まっています。節目としてはこの二つの価格と30000ドルが意識されるのではないでしょうか。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線で抑えられて下落しています。このままバンドの-2σまで下落するかがポイントとなりそうですが、状況としては下落する可能性は高そうです。バンドの±2σがほぼ横ばいからじり安といった動きになってきており、トレンドそのものがわずかに下向きといったところです。ただ、まだレンジ圏での動きとなる可能性は高く、バンドの-2σでは支えられる展開も十分にありそうです。ただ、バンド幅が比較的狭い状況ですので、バンドの+2σもしくは-2σでの動きには注意が必要でしょう。

またストキャスティクスを見ると、%Kが下落に転じる一方、%Dは上昇基調を維持しています。%Kが%Dを下抜ける動きとなっており、ここからの方向感が重要となりそうですが、現状ではまだ積極的に売り込む動きにはなりにくいところです。逆に%Kが持ち直した場合は買い戻しの動きが強まることも考えられるでしょう。逆に%Dが下落に転じた場合は売り圧力が強まりバンドの-2σまで下落といった動きとなりそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σから下落し、一時中心線を挟んでの動きとなりましたが、そこから下値を拡大して-2σを意識しての動きとなりました。バンドブレイクが意識され、バンド幅も緩やかに拡大する動きとなりましたが、バンドウォークにはならずに目先は狭いレンジでの動きが展開されています。バンドの+2σの方向感が意識されそうですが、ここから+2σが下落に転じる可能性が高そうで、トレンドそのものは下向きながらも一時的には調整の買い戻しが入る可能性が高いのではないかとみています。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dは下値圏での動きです。ただ、底打ちから持ち直しの動きが見られており、このまま下値圏から外れる動きとなるのかどうかに注目です。ゴールデンクロスが意識されていますが、まだ下値圏での動きとなっているだけに、押し目買いのタイミングとしてはまだ少し早いところといった局面かと思われます。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

64780ドル:2021年1-6月の高値、史上最高値
40580ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
40000ドル:心理的な節目
35410ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
35030ドル:昨日の高値

33490ドル:現在値

32840ドル:昨日の安値
30250ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
30000ドル:心理的な節目
28200ドル:2021年1-6月の安値

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