ビットコイン円、下落後に持ち直す展開。パウエル氏の議会証言が支援材料に(7/15朝)

14日(水)のビットコイン円相場は下落後に持ち直す展開。

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ビットコイン円、下落後に持ち直す展開。パウエル氏の議会証言が支援材料に(7/15朝)

ビットコイン円、下落後に持ち直す展開。パウエル氏の議会証言が支援材料に

〇ビットコイン円前日の米CPI上昇によるドル高で一時349.9万円まで下落
〇その後パウエル議長の議会証言がハト派な内容に終始したことで361.8万円まで持ち直す
〇一方で米6月PPIや、ベージュブックは米年内テーパリング観測を後押しする内容
〇テクニカルにも90日線と200日線のデッドクロスを経て中長期下落トレンド入りした可能性
〇暗号資産に係る世界的な規制強化や、ハッシュレートの不安定化など、ネガティブ材料増えつつある
〇ビットコイン相場の下落をメインシナリオとして予想、本日の予想レンジ:345.0万円ー385.0万円

昨日の概況

14日(水)のビットコイン円相場は下落後に持ち直す展開。①前日発表された米6月消費者物価指数が市場予想を大幅に上回る結果となったことや、②上記①を背景とした米早期テーパリング観測の再燃(米長期金利上昇→米ドル高→ビットコイン下落)、③過剰流動性相場逆流を嫌気したリスクアセットへの下押し圧力、④アルトコインの軟調推移(暗号資産市場全体に広がる悲観ムード)、⑤テクニカル的な地合いの弱さが重石となり、海外勢参入後に、一時349.9万円(6/26以来、約3週間ぶり安値圏)まで下落しました。しかし、ボリンジャーバンド下限に続落を阻まれると、⑥パウエルFRB議長による半期に一度の議会証言(下院金融サービス委員会)が総じてハト派的な内容に終始したこと(事前に公表された証言原稿にサプライズが見られなかった他、パウエルFRB議長からも「インフレは一時的」「量的緩和縮小はまだ先」といった慎重姿勢が確認されたこと)や、⑦上記⑥を背景とした米早期テーパリング観測の後退(米長期金利低下→米ドル売り→ビットコイン上昇)が支援材料となり、本稿執筆時点(日本時間6時40分現在)では、361.8万円前後まで持ち直す動きとなっております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は前日の米6月消費者物価指数の急上昇を背景に一時349.9万円まで下落するも、パウエル氏のハト派的な発言を受けて361.8万円まで持ち直す展開となりました。但し、昨日発表された米6月生産者物価指数や、ベージュブックは共に米年内テーパリング観測を後押しする内容となっている為、パウエル氏の発言効果(慎重スタンス強調→米長期金低下の波及経路)は長続きしないと考えられます(ポジション調整一巡後に再びビットコインが下落に転じる展開を想定)。テクニカル的に見ても、90日移動平均線と200日移動平均線のデッドクロスを経て中長期下落トレンド入りした可能性が高まっている他、ダウ理論においても、高値と安値を同時に切り下げる下落トレンドが成立しており、市場参加者による戻り売り圧力は根強いものと推察されます(仮に上昇する場面があったとしても、売り遅れた投資家によるやれやれ売りが続伸を阻むことからすぐに上値が重たくなる地合い)。

上記に加えて、足元では暗号資産に係る世界的な規制強化の方向性や、ハッシュレートの不安定化など、ネガティブ材料が増えつつある為、当方では引き続き、ビットコイン相場の下落をメインシナリオとして予想いたします(米国でのビットコインETF承認など、余程強いポジティブサプライズが見られない限り、ビットコインの軟調ムードを払拭することは難しいと整理)。尚、オプション市場では、米6月消費者物価指数、パウエルFRB議長議会証言といった注目イベントをこなしたことで、短期物を中心に再びボラティリティが低下し始めております(低ボラティリティ環境の継続は投機マネーの興味減退を通じて、出来高減少→更に相場が動かなくなるといった悪循環を引き起こす可能性あり)。

本日の予想レンジ:345.0万円ー385.0万円

注:ポイント要約は編集部

ビットコイン円、下落後に持ち直す展開。パウエル氏の議会証言が支援材料に

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