ビットコイン円、約3週間ぶり安値圏へ続落。中国による規制強化の思惑が重石(7/16朝)

15日(木)のビットコイン円相場は上値の重い展開。

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ビットコイン円、約3週間ぶり安値圏へ続落。中国による規制強化の思惑が重石(7/16朝)

ビットコイン円、約3週間ぶり安値圏へ続落。中国による規制強化の思惑が重石

〇ビットコイン円パウエル議長議会証言後のドル安でアジア時間に一時360.4万円まで上昇
〇その後中国最大手暗号資産メディアの突然の営業停止、原油安、株安等で米国時間に342.9万円まで下落
〇ビットコイン円テクニカルには本日中にも転換線と基準線がデッドクロスする等地合い弱い
〇ファンダメンタルズもネガティブ材料増加中
〇ビットコイン相場の続落をメインシナリオとして予想、本日の予想レンジ:320.0万円ー370.0万円

昨日の概況

15日(木)のビットコイン円相場は上値の重い展開。①パウエルFRB議長による(前日の)ハト派な議会証言を受けた米早期テーパリング観測の後退や、②上記①を背景とした米長期金利低下→ドル売り→ビットコイン上昇の波及経路(※米ドルとビットコインは逆相関関係)、③アルトコインの堅調推移(エンジンコイン等NFT銘柄の上昇)が支援材料となり、アジア時間朝方にかけて、日通し高値360.4万円まで上昇しました。しかし、一目均衡表転換線や基準線に続伸を阻まれると、④中国最大手の暗号資産メディアが突如営業停止を発表したこと(中国当局の締め付けが一段と強化されているとの思惑)や、⑤原油先物価格や欧米株の冴えない動きを背景としたリスク回避のドル買い再燃が重石となり、米国時間にかけて、6/26以来、約3週間ぶり安値となる342.9万円まで下落しました。引けにかけて小反発するも戻りは鈍く、本稿執筆時点(日本時間6時30分現在)では、349.1万円前後で推移しております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は直近レンジ(350.0万円ー400.0万円)を下方ブレイクし、一時342.9万円まで下落しました(約3週間ぶり安値圏)。90日移動平均線と200日移動平均線のデッドクロスを経て弱気のパーフェクトオーダーが成立したことや、強い売りシグナルを示唆する三役逆転の再点灯が射程圏内に入っていること(早ければ本日中に一目均衡表転換線と基準線のデッドクロスが成立)など、テクニカル的に見て、地合いの弱さを印象づけるチャート形状となっております。目先は6/26に記録した直近安値335.0万円や、6/22に記録した319.8万円を試すシナリオが想定されます。

ファンダメンタルズ的に見ても、①暗号資産に係る世界的な規制強化の流れ(中国による締め付け強化に加えて、欧米でも規制強化の方向性が示されていること)や、②ハッシュレートの不安定化、③ダウンサイドに蓄積されているオプション市場のショートガンマ、④世界同時テーパリングを背景とした過剰流動性相場逆流懸念(議会証言を経て米早期テーパリング観測は幾分後退したものの、足元では豪州やニュージーランド、カナダや英国でテーパリングに向けた動きが活発化しつつあり、資産現金化需要のドル買いを通じたビットコイン下落に要警戒)、⑤ボラティリティ低下に伴う出来高減少(ボラティリティ低下→投機筋の参入インセンティブ低減→出来高低迷)など、ビットコイン相場の下落を意識させるネガティブ材料が増えつつあります。以上を踏まえ、当方では引き続き、ビットコイン相場の続落をメインシナリオとして予想いたします(※ハト派な議会証言を受けても尚、ビットコインの上げ幅が限定的であったことから、上値の重さを嫌気した見切り売りが発生しやすい相場環境。6/22安値319.8万円を下抜けられれば、心理的節目300.0万円割れも射程圏内に)。

本日の予想レンジ:320.0万円ー370.0万円

注:ポイント要約は編集部

ビットコイン円、約3週間ぶり安値圏へ続落。中国による規制強化の思惑が重石

ビットコイン円日足

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