仮想通貨(暗号資産)は金持ちカルテルが支配?(21/7/16)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引はビットコインが下落しての推移となっています。

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仮想通貨(暗号資産)は金持ちカルテルが支配?(21/7/16)

仮想通貨(暗号資産)は金持ちカルテルが支配?

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:31740.3ドル(-3.24%)
イーサリアム:1924.9ドル(-3.23%)
リップル:0.60434ドル(-2.18%)
ビットコインキャッシュ:456.70ドル(-2.67%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引はビットコインが下落しての推移となっています。後ほどテクニカル分析をやりますが、現状で日足のボリンジャーバンドの-2σをブレイクする動きとなっており、ここからの動きは非常に重要なところとなっています。また、その他のコインも下落しており、先行きに対する警戒感が高まります。米株はダウがプラス圏に持ち直したものの、全体的には上値の重い展開です。また、パウエルFRB議長の発言を受けて米国債利回りは10年債利回りなどが大きく低下しています。その一方でドルインデックスは上昇しており、ややわかりにくい局面となっています。

パウエルFRB議長はテーパリング開始の条件達成には程遠いなどと発言しており、ハト派姿勢を維持する一方で『中銀デジタル通貨発行にオープン』と発言しています。『中銀デジタル通貨の便益がコストを上回るか結論付けていない』とも話しており、検討を続けるといった状況にあることを示した格好ですが、過去の慎重姿勢からどんどん踏み込んできているように見えるところではあります。昨日も書きましたが、ECBも研究を進めており、CBDCの動きは今後加速してく可能性もあるでしょう。

さて、アルトコインの一つである『ドージコイン』の共同開発者であるジャクソン・パーマー氏がツイッター上で『仮想通貨(暗号資産)市場は金持ちたちの強力なカルテルによって牛耳られている』とし、『本質的に右派のハイパー資本主義的なテクノロジーであり、主に租税回避や規制監督の緩和などを通じて支持者の富を増幅させるために構築されたもの』とツイートしています。

パーマー氏はその他にも『最近では仮想通貨(暗号資産)に対する控えめな批判でさえ業界を支配している人物や個人投資家などから非難を浴びるようになり、誠実な議論がほぼ不可能となっている』などと指摘しています。これらのツイートはテスラのCEOであるイーロン・マスク氏への当てつけではないかとみられています。

実際、仮想通貨(暗号資産)は当初の目的からは大きく外れてきているのではないかと思われます。当初は現状の金融システムの問題を解決することができる技術として期待されていた側面があったことは事実です。もちろん、今現在も送金手数料の引き下げや金融包摂などといった目的が完全に失われているわけではありません。

しかし、現状のビットコインはそういった目的よりも金融商品としての側面が前面に出ていることは否めないところでしょう。そして、それによりパーマー氏が指摘するように、ビットコインのより良い方向へと進むための議論が難しくなりつつあるのかもしれません。

【ビットコイン節目】

ビットコインはバンドの-2σである31780ドル前後の水準に到達しての動きとなっています。ここをブレイクしてバンドウォークとなるかどうかが最大の注目となっています。下落基調を強めた場合は30000ドルが意識されそうです。逆に-2σで支えられた場合は中心線である33810ドル前後の水準を目指しての動きとなりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σを目先はブレイクしての動きです。ここからバンドウォークとなるかどうかに注目が集まります。問題はバンドの+2σの方向感であり、これが上昇に転じた場合はバンド幅の拡大を伴っての動きということになり、一気に下値を拡大といった動きになるでしょう。バンドの+2σが横ばいでの動きを維持すればバンドの-2σで支えられ、レンジ圏での動きを維持する局面となるでしょう。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dがデッドクロスからの下落となっています。一時的に持ち直す場面もありましたが、現状は下落基調を強めて%K、%Dともに下値圏に入っています。下値余地はほとんどないものの下落基調は維持されており、流れは下向きです。下値圏での動きが維持されるかどうかに注目ですが、仮に維持された場合はバンドの-2σをブレイクして下値拡大といった動きが意識されるだけに注意が必要でしょう。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σから持ち直してバンドの中心線まで上昇したものの、そこで抑えられて再度-2σまで下落する動きとなっています。現状バンドの±2σが下落する流れとなっており、トレンドそのものが下向きです。バンドブレイクからバンドウォークといった動きにはなりにくく、バンドの-2σでは支えられやすいところではあります。ただ、トレンドそのものは下向きで、一時的に押し戻しても戻り売りに抑えられて下値を拡大する動きとなるとみています。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはゴールデンクロスからの上昇となっています。%Kは下値圏から外れる動きであり、%Dはまだ下値圏での動きですが上昇基調となっていることから買い優勢の流れということができそうです。一時的にはバンドの中心線を目指しての上昇となる可能性が高そうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

64780ドル:2021年1-6月の高値、史上最高値
40000ドル:心理的な節目
35840ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
33810ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
33160ドル:昨日の高値
31780ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準

31740ドル:現在値

31180ドル:昨日の安値
30000ドル:心理的な節目
28200ドル:2021年1-6月の安値

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